LINE公式アカウントの自由記述アンケートの作り方を徹底解説!メリットや注意点、活用事例も

LINE公式アカウントの自由記述アンケートの作り方を徹底解説!メリットや注意点、活用事例も公式LINE

LINE公式アカウントで自由記述アンケートができるって本当?

えるコン
えるコン

そうなんだ。

今から作り方や活用方法を詳しく説明するね!

「LINE公式アカウントで自由記述アンケートはとれる?」
「どうやって活用すればいいの?」
このような悩みを抱えていませんか?

LINE公式アカウントの便利機能の一つであるアンケート。うまく使えば様々なリサーチに役立つ機能です。本記事では、LINE公式アカウントで自由記述アンケートを作る方法を詳しく解説しています

活用するメリットや注意点注意点に加え、活用事例も紹介。この記事を読めば、自由記述アンケートをリサーチに活用できるようになるでしょう。

LINE公式アカウントで自由記述のアンケートはできる?

LINE公式アカウントで自由記述のアンケートはできる?

LINE公式アカウントではリサーチ機能を使って自由記述のアンケートがとれます。LINE公式アカウントを利用していれば、誰でも無料でアンケートフォームの作成が可能です。

メッセージ配信やタイムラインへの投稿で、友だちに対して発信し、回答を集計したデータを確認できます。選択形式だけでなく、自由記述回答もできるので友だちの興味関心やニーズを深く探れるのがポイントです。

LINEのリサーチで自由記述アンケートをとる3つのメリット

LINEのリサーチで自由記述アンケートをとる3つのメリット

LINE公式アカウントのリサーチ機能で、自由記述アンケートをとるメリットについて解説します。メリットを理解して、アンケートを取る目的を明確にしておくと良いでしょう。メリットは以下の3つです。

LINEで自由記述アンケートをとるメリット

  1. 顧客の本音を具体的に知ることができる
  2. 無料で自由記述のアンケートが実施できる
  3. 今後の自社の経営に活かせる

それぞれ詳しくみていきましょう。

えるコン
えるコン

選択形式の方が簡単だけど、自由記述形式ならではのメリットがあるんだ!

①顧客の本音を具体的に知ることができる

自由記述アンケートでは、顧客の具体的な本音を知ることができます。選択式アンケートでは、作成者である自社の想像の範疇でしか回答を用意できません。

しかし、自由記述アンケートでは顧客が自由に文章で回答できるため、考えも及ばなかった回答が得られる可能性もあります。例えば以下のような質問を設定すると具体的な回答が得られるでしょう。

  • イベントの所要時間は適正でしたか?長い/短いと感じた方は理由をご記入ください。
  • イベントのプログラムに満足いただけましたか?お気に召したコンテンツやご不満な点等をご記入ください。

上記のように具体的な質問を設定するのがおすすめです。サービス改善や向上のための情報収集に限界を感じている場合、試す価値があるでしょう。

②無料で自由記述のアンケートが実施できる

LINE公式アカウントのリサーチ機能を使えば、無料で自由記述アンケートが実施できます。「LINEリサーチ」というLINEの公式サービスもありますが、リサーチ機能とは別で有料のサービスです。

リサーチ機能の自由記述アンケートはLINE公式アカウントを利用している人なら誰でも無料で利用できます。誤って契約しないように注意してください。

③今後の自社の経営に活かせる

自由記述アンケートの回答で得たユーザーの生の声は、今後の自社の経営に活かせます。回答内容には肯定的な意見もあれば、批判的な意見や厳しい意見もあるでしょう。

厳しい反応があった点は改善すべきポイントが多くある可能性もあります。良い反応があった点は伸ばし、厳しい意見があった点については改善を図ることが可能です

自由記述アンケートにより、自社サービスや商品の改善・強化のための多くのヒントが得られます。回答をもとに今後の自社経営に活かせるのは大きなポイントでしょう。

LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの作り方

LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの作り方

前章では、LINE公式アカウントで自由記述アンケートを実施するメリット紹介しました。3つのメリットを理解してアンケートを作成・集計すると、目的を達成するための情報が得られるようになります

「メリットは分かったけれど、どうやって作ればいいの?」という人のために、この章では自由記述アンケートの作り方を解説します。手順は以下の通りです。

LINEでの自由記述アンケートの作り方

  1. リサーチの基本設定を入力する
  2. 紹介ページ設定を入力する
  3. サンクスページ設定でお礼を設定する
  4. ユーザー属性に関する質問を設定する
  5. 自由記述形式のアンケートを設定する
  6. リサーチアンケートを配信する
  7. リサーチデータをダウンロードして保存する

それぞれ詳しくみていきましょう。

えるコン
えるコン

画像付きでわかりやすく解説するね!

手順①:リサーチの基本設定を入力する

はじめに、LINE公式アカウントマネージャーでリサーチのための基本設定を入力しましょう。ホーム画面で左メニューのリサーチをクリック。

「リサーチを作成」をクリックして以下の項目を設定してください。

  • リサーチ名
  • リサーチ期間
  • メイン画像
  • リサーチの説明文
  • 公開範囲

リサーチ期間は設定後に変更することができません。間違いがなように気をつけましょう。また、公開範囲で「友だちのみ」を選択すると、友だち以外のユーザーは回答できなくなってしまします。内容を確認した上で設定してください。

手順②:紹介ページ設定を入力する

続いて、紹介ページ設定の入力に移ります。紹介ページは以下の項目を設定しましょう。

  • アイコン
  • トップページの画像
  • お問い合わせ先
  • ユーザーの同意
  • 公開範囲

紹介ページの入力は全て任意です。必要な項目だけを入力しましょう。

手順③:サンクスページ設定でお礼を設定する

次に、サンクスページ設定を入力します。サンクスページは、アンケート回答後にユーザーが目にするページです。以下の項目を設定しましょう。

  • 回答者へのお礼
  • お礼のメッセージ

回答者へのお礼はクーポンを選択します。お礼は任意ですが、クーポンやポイントプレゼントなどユーザーにとってメリットがないと自由記述アンケートの回答を望むのは難しいでしょう。

自社商品やサービスのクーポンをつけることで、ユーザーからの回答率を高められます。お礼のメッセージは必須項目です。アンケートに回答してもらったことへのお礼を入力してください。

手順④:ユーザー属性に関する質問を設定する

ここからはアンケートの内容の設定です。まず、ユーザー属性に関する質問を設定しましょう。属性を回答してもらうことで、より詳細な分析ができるようになります。設定できる項目は以下の3つです。

  • 性別
  • 年齢
  • 居住地

社独自の選択肢の設定はもちろん、テンプレートを利用して設定することも可能です。選択肢の設定には、各項目で以下の制限があります。

  • 性別:70文字15選択肢まで
  • 年齢:70文字10選択肢まで
  • 居住地:70文字50選択肢まで

手順⑤:自由記述形式のアンケートを設定する

ここまでの設定を終えたら。いよいよアンケートの設定に入ります。手順は以下の通りです。

  1. 回答形式を「単一回答」「複数回答」「自由回答」から選んで「選択」ボタンをクリック
  2. 60文字以内で質問の入力や画像のアップロード
  3. 複数の質問を設定する場合「質問を追加」ボタンから設定
  4. 入力を終えたら「保存」ボタンをクリック

回答形式の違いは「単一回答」は回答を1つだけ選べるのに対し「複数回答」では回答を複数選択可能です。認証済みアカウントでのみ「自由回答」が選択できます。自由記述形式にする場合は、必ず「自由回答」を選びましょう。

アンケートの設定で大切なのは、リサーチの目的を外れないことです。目的とズレた質問をしないように注意しましょう。

手順⑥:リサーチアンケートを配信する

アンケート設定を保存したら、実際にアンケートをメッセージで配信しましょう。アンケート設定を保存しただけでは配信されないので注意してください

メッセージ配信画面で「リサーチ」をクリックし、保存したアンケートを選択。

「配信」ボタンをクリックすると配信できます。アンケートの配信はメッセージ以外にも以下の方法で可能です。

  • タイムライン
  • 自動応答メッセージ
  • あいさつメッセージ

作成したアンケートを友達が受け取り「回答する」ボタンから回答できます。

手順⑦:リサーチデータをダウンロードして保存する

回答が集まったら、リサーチデータは「リサーチ」からダウンロードして保存できます。リサーチ期間中もデータを確認可能です。

属性に関する質問によってセグメント別にどのような傾向があるかも見えてくるはず。集計したデータを活用して自社サービスや商品の向上に繋げられるでしょう。

LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの3つの注意点

LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの3つの注意点

LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの作成方法がわかったところで、注意点についても確認しておきましょう。注意点は以下の3つです。

LINEでの自由記述アンケートの注意点

  1. 未認証のアカウントでは自由記述アンケートはできない
  2. 回答者が20人以上いないとアンケート結果が見られない
  3. 回答した人と内容の紐付けができない

それぞれ詳しくみていきましょう。

えるコン
えるコン

注意点を理解したうえで利用してね!

①未認証のアカウントでは自由記述アンケートはできない

LINE公式アカウントで自由記述アンケートを実施できるのは、承認済みアカウントのみです。未承認アカウントでは選択式アンケートしか実施できないので注意しましょう

自由記述アンケートを実施したい場合は、まずLINE公式アカウントの承認手続きから行ってください。LINE公式アカウントの作成時、もしくは管理画面から手続き可能です。

審査には5〜10営業日かかります。アンケートを実施したいタイミングに審査が間に合わない可能性があるので、余裕を持って申請しましょう。

②回答者が20人以上いないとアンケート結果が見られない

LINE公式アカウントのリサーチアンケート結果はリサーチ期間中でも確認できます。しかし、回答者が20人以上いないと閲覧もダウンロードもできません。データを見るためには回答者を増やす必要があります

回答者を確実に獲得するためには、お礼をユーザーが魅力を感じる内容にす流のが有効です。割引クーポンやサービスクーポンのように「アンケートに回答すると得をする」と感じるものを考えると良いでしょう。

例えば「商品5%OFFクーポン」「マッサージ10分延長クーポン」のように、提供するサービスにあったものがおすすめです。

③回答した人と内容の紐付けができない

LINE公式アカウントのリサーチアンケートでは、回答者と回答内容の紐付けができません。各ユーザーの興味・関心をタグづけして管理できれば後の配信で役立つこともあるでしょう

今後の配信に活用したい場合は、LINE拡張ツールを利用するのがおすすめです。拡張ツールは、LINE公式アカウントと連携させることで、公式では提供されていない機能を使えるようになります。多くの企業から提供されているので、あなたに合った拡張ツールを選びましょう。

LINE公式アカウントのリサーチ機能の活用事例

LINE公式アカウントのリサーチ機能の活用事例

ここまで、LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの作成方法や注意点についてご紹介しました。この章では、実際にLINE公式アカウントのリサーチ機能でのアンケート活用事例を紹介します

以下はエーザイ株式会社が販売する「チョコラBB®」ブランド認知率や信頼性の向上を図るプロモーチョンの事例です。

目的
国際女性デーにちなんだキャンペーンの実施によって「チョコラBB®」の認知率、信頼性を向上したい
施策
キャンペーン当日に向け、LINEを軸とした段階的なコミュニケーションを設計
LINEオープンキャンペーン(アンケート型)で得られたアンケート回答をもとに、LINE公式アカウントからメッセージをセグメント配信
キャンペーン当日に「LINE NEWS TOP AD」を活用し、国際女性デーとキャンペーンを告知
効果
一連のコミュニケーション設計の結果、①「チョコラBB ®︎」の認知率/②「チョコラBB ®︎」への信頼性想起率/③国際女性デーを「チョコラBB ®︎」が応援していることの認知率がそれぞれ向上
LINEを活用した施策に接触する回数が多いほど応援認知率が大幅に向上

引用元:LINEヤフー for Business「LINEを段階的に活用したコミュニケーション設計で、認知率や信頼性が大幅アップ!「チョコラBB®」のSDGsキャンペーンが描く戦略とは|エーザイ株式会社」

アンケート回答結果をもとに、セグメント別にアプローチ方法を変えたことで応援認知率が大幅に向上したようです。目的を明確にして、ターゲットに合った内容を配信することが重要とわかります。LINE公式アカウントの自由記述アンケートなら、今まで捉えきれなかったユーザーのニーズを知れるのです。

まとめ:自由記述のアンケートをリサーチにうまく活用しよう

まとめ:自由記述のアンケートをリサーチにうまく活用しよう

以上、LINE公式アカウントのリサーチ機能で自由記述アンケートをとる方法について紹介しました。LINE公式アカウントの自由記述アンケートは、アカウントを持っていれば無料で実施できます。

アンケートの中でも自由記述形式は、自社の考えでは及ばなかったユーザーのニーズを引き出せる有効な手段です。アンケートの目的を明確にし、解説した注意点に気をつけて実践すれば、今まで見えなかった顧客の本音が見えてくるでしょう。

自社サービスや商品の改善・強化をしたいあなたは、LINE公式アカウントのリサーチ機能を使って自由記述アンケートをとってみてください