こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- Shopifyで商品を配送する流れがわかる
- Shopifyでの配送に関する設定の方法がわかる
- Shopifyでの配送作業を効率化するアプリがわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

それでは、Shopifyでの配送作業について解説していきます。
Shopifyで構築したECサイトで商品が売れたら、次はその商品を発送しましょう。
この記事ではShopifyで商品が売れたときの発送の方法、配送に関するおすすめの設定について紹介していきます。
また、配送作業を効率化するアプリも紹介するので、配送作業にいつも時間が取られてしまうという方にぜひ参考にしてください。
目次
Shopifyで商品を発送するまでの流れ
Shopifyで商品が売れたら、次は商品をすぐに発送しなければいけません。
特に配送に関するミスがあった場合、カスタマーからの評価は大きく下がってしまうため、配送作業は確実に行わなければいけません。
ここではShopifyで商品が売れたときに実際に商品を発送するまでの流れを紹介していきます。
宛名をチェックして梱包を行う
まず商品に対して注文が入ったら、送り先の住所、氏名、電話番号について確認しましょう。
住所や電話番号を間違えて記載して商品を発送した場合、未達となってしまうことがあるため注意しておきましょう。
送り先について確認したら、次は商品を梱包していきます。
商品の種類によりますが、商品を適切に梱包しなければ商品に不具合が発生してしまう可能性があるので、慎重に行いましょう。
特に気をつけなければいけないのが、商品を海外に発送するケースで、しっかりと商品を梱包できていないと、配送中に商品が破損する可能性があります。
そのような場合は返金処理しなければいけないため、非常に手間がかかってしまいます。
発送する商品の重量を確認する
商品の梱包が終わったら、次は商品の重量を量っていきましょう。
商品の重量によって送料が大きく変動するため、重量の計算は非常に重要な意味を持ちます。
商品の重量を計算する場合、単純に商品の重さを量れば問題ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、商品サイズに対してパッケージが過剰に大きい場合、別の計算方法である「容積重量」の計算が適用されるケースがあります。
商品の重量を量る方法とは異なり、容積重量を算出する場合は計算式が用いられます。
荷物の3辺をそれぞれ掛け算し、合計値を5,000か6,000で割ると容積重量を計算することができます。
配送会社によって違ってくるので、先に確認しておきましょう。
荷物そのものが小さいのにパッケージが大きいと送料負担が大きくなる可能性があるので注意してください。
配送業者を選定して発送する
荷物の梱包と重量の計算が終わったら、いよいよ配送業者を選んで商品を発送します。
商品を発送する際は、数ある配送業者の中から業者を選びます。
このとき適切な配送業者を選べなければ、送料が余計にかかってしまい、ECサイトの運営を圧迫してしまうかもしれません。
そのため、どの配送業者を利用すればお得に商品を発送できるかを考えなければいけません。
国内から国内へ商品を発送するときは業者の選定も行う必要がありますが、問題なのは海外へ商品を発送するときで、非常に多くの業者から選定しなければいけません。
後ほどおすすめの配送業者について紹介するので、配送業者をなかなか選定できないという方の参考になればと思います。
Shopifyで配送に関して行いたい設定
ShopifyでECサイトを運営するなら、送料に関する細かな設定を適切に行わなければいけません。
ここではShopifyでぜひ設定しておきたい送料に関する設定について紹介していきたいと思います。
送料に関する設定を間違いなく行わなければ、思わぬトラブルに発展してしまったり、損害が発生したりする可能性があるので注意しましょう。
エリア別に送料を設定する
まずは地域別に送料を設定する方法について紹介していきたいと思います。
Shopifyでの送料はデフォルトだと一律で1,000円に設定されていますが、これはあくまでデフォルト値なので、適切に送料を設定しなければいけません。
大手ECサイトは送料を無料にしていたり、さまざまな施策によって送料を顧客に負担させたりしないように工夫しています。
さて、地域別に送料を設定する方法ですが、Shopifyの管理画面から「設定」→「配送」メニューをクリックし、「送料プロファイル」からの「送料を管理する」ボタンをクリックしてください。
そこから進むと「発送先」というボタンが表示されるので、さらに「・・・」というボタンを押すと「ゾーンを編集する」という項目が現れ、そこから細かく送料を設定できます。
一定額の購入で送料を無料に設定する
普段インターネットで通販をするときに、「一定金額以上の購入で送料無料!」としているショップが多いことに気づいている方も多いでしょう。
ネットで商品を購入するときは、できるだけ送料を抑えたいというのが消費者心理なのですが、Shopifyでも一定金額の購入で送料を無料とする設定を行うことが可能です。
送料を無料とする設定の具体的な流れは、送料を設定するページを表示するまでの流れは同じですが、送料を管理する画面を表示したら、「送料を追加」ボタンをクリックしてください。
ボタンをクリックしたらボックスが表示するので、「独自料金を設定する」をクリックし、費用を「0」、「注文額に基づく」をクリックし、5千円以上の購入で送料を無料とするなら、最低価格の欄に「5,000」と入力します。
海外への配送に関する設定を行う
日本だけでなく海外にも商品を発送するのであれば、海外の送料も別に設定しなければいけません。
海外の送料設定の流れは、基本的に日本の地域別の送料設定と同じです。
しかし、海外に商品を発送する場合は送料設定が複雑になってしまう点に注意が必要です。
・海外発送の注意点
商品を海外に発送する場合いくつか気をつけなければいけない点があります。
特に「関税」には気をつけなければいけません。
基本的に関税は受け取る側が支払わなければいけませんが、そのことを事前に説明しなければトラブルに発展してしまう可能性があります。
また、配送の方法によっては配送までに非常に時間がかかってしまうことも事前に説明することが大切です。
なかなか商品が届かないとクレームを入れられないように気を配らなければいけません。
Shopifyでおすすめしたい配送業者
ここではShopifyでおすすめしたい配送業者についてチェックしていきたいと思います。
Shopifyで売れた商品を配送するために配送業者を選ばないといけないけれど、なかなか配送業者を絞り込むことができないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
配送業者の選定が終わればいよいよ商品の発送となります。
日本郵便(国内配送)
Shopifyで国内へ商品を発送するのであれば、日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸と提携しているのでそこから選びます。
基本的にどの配送業者を選んでも問題ありません。
どの業者も海外発送に対応していますが、特別な理由がなければ日本郵便を選びましょう。
日本郵便はさまざまな配送方法を選択することができるので、コストと配送スピードに合わせた最適な選択肢を選べます。
また、日本郵便は拠点となる郵便局が日本各地にあるため、商品を持ち込んで発送しやすいというメリットがあります。
もちろん、配送業者に荷物を集荷して貰う方法もありますが、集荷料を徴収されるケースもあるので注意してください。
FedEx(海外発送)
国内配送で日本郵便を選べない場合、海外配送は国内配送とは別の業者を選ぶ必要があります。
Shopifyは「FedEx」、「UPS」、「DHL」の3社と提携しているので、基本的にこの中から選ぶことになります。
特にできるだけ早く商品を届けたいという方にFedExの「フェデックス・インターナショナル・ファースト」を利用がおすすめです。
3日程度で商品を届けることができますが、送料が高額になってしまいます。
ただエコノミーサービスを利用するとしても、5営業日程度で商品が配達されるので、海外発送であれば納得の行くスピード感と言えるでしょう。
Shopifyで配送を支援してくれるアプリ4選 150文字
取り扱う品数が増えて注文数もそれに比例するのであれば、できるだけ配送に関する作業を効率化しなければいけません。
ここではShopifyにおける配送作業を効率化するためのアプリをいくつか紹介していきたいと思います。
配送に時間を取られてしまい、他の作業がどうしても滞ってしまうという方はぜひ参考にしてください。
Order Printer
商品を発送するときにおける面倒な作業が「ラベルへの記入」、「請求書・領収書の発行」などですが、そのような作業を簡略化してくれるのが「Order Printer」です。
Shopifyが独自に開発したアプリである「Order Printer」は、ラベルや領収書、請求書を一度に多く発行することができるので、商品の発送数が増えてきたという方にぜひ利用してもらいたいアプリです。
また、アプリの料金が無料なのも魅力的なポイントです。
ECサイトの運営にはさまざまな経費が発生しますが、アプリの使用料金もその一つで、月額料金を支払わなければいけない場合、アプリの数が増えれば思わぬ出費がのしかかります。
しかし、「Order Printer」は無料で利用できるので、経費について心配する必要はありません。
Easy Rates Japan post
海外へ商品を発送する場合、国別・地域別によって送料が異なるわけですが、その設定が非常に複雑で面倒です。
かといって適当に設定してしまえば、こちらの負担が大きくなって損失を出してしまうか、顧客の負担が大きくなって購入の機会を逃してしまうことになります。
海外の送料で悩んでいるのであれば、「Easy Rates Japan Post」の利用をおすすめします。
アプリ名に「Japan Post」の名前が入っていますが、日本郵便で海外発送するときの送料を自動計算してくれるアプリで、日本郵便のサーバーと連動しているため、最新の送料を反映してくれます。
越境ECを構築しているのであれば、ぜひ導入したいアプリです。
Ship&co
商品を発送するときにはさまざまな作業が発生するわけですが、その作業を一括で行うことができるのが「Ship&co」なのです。
このアプリでできることは、在庫管理、運送会社の料金比較、送り状の発行(複数の運送会社に対応)、インボイスの発行、出荷メールの自動配信などです。
発送作業を効率化するためにさまざまなアプリを導入している場合、それぞれの作業を別々のアプリで行うのは少々面倒です。
しかし、Ship&coを利用すればさまざまな作業を一括で行うことができるので、ストレス無く作業を進めることができます。
配送作業で多くのアプリを利用している方は、Ship&coに切り替えることによって、作業時間を短縮することができるでしょう。
配送日時指定
日中忙しい方は荷物をなかなか受け取ることができないので、配送日時を指定したいと思う人が多いと思います。
Shopifyの場合はアプリを追加しないと配送日時の指定を受けることができません。
Shopifyで配送日時の指定を受けるのであれば、「配送日時指定」という日本向けのアプリがリリースされているので、それを導入してください。
「配送日時指定」はShopifyのアプリでは珍しく、日本語に対応しています。
もちろん、日本語に対応していることに加えて、日本の配送業者に関する設定にも対応しています。
国内でShopifyを通じて商品を販売しようと考えているなら、ぜひ導入したいアプリです。
ただ、アプリの使用には月額9.80ドルの費用が発生します。
Shopifyでの配送はアプリを活用しよう
Shopifyで商品を発送するとき、意外としなければいけないことが多く、発送作業に時間を取られてしまうケースがあります。
特にショップ販売が軌道に乗り始めたときは、多くの商品を発送しなければいけないため非常に大変です。
そんなときはぜひ今回紹介したShopifyのアプリを活用してみてください。
作業が多くて煩雑な配送作業でも、簡単に作業を終えることができるはずです。
アプリの中には月額費用がかかるものもあるので、導入の際はコスト面で問題ないかをよく確認してください。
物販を実践して結果を出されている方で、丁寧に教えてくれる方をご紹介していますので、下の記事ぜひ読んでください。