ShopifyでECサイトを多言語化・言語切り替えする方法

Shopifyで構築したECサイトを多言語化したい、と考える方は少なくありません。
特に、海外向けの商品をメインに扱うショップや、外国人もターゲットとし売上拡大を狙いたいECサイトであれば多言語化は必須です。

本記事では、ShopifyでECサイトを多言語化、言語切り替えする方法について詳しく解説をします。
記事を踏まえて設定を行い、ECサイトのグローバル展開を実現しましょう。

>>Shopifyとは?特徴や仕組み・メリット・使い方を解説!

Shopifyで言語を切り替える方法


Shopifyで言語を切り替えるには、多言語でビジネスを行えるプランを選ばなくてはなりません。
Lite以外のプラン(ベーシック・スタンダード・プレミアム)であれば、最大5ヵ国語でのビジネスが可能です。

そのうえで多言語対応しているテーマを選び、ストアの言語設定や翻訳アプリのインストールなどを行う必要があります。
また、ユーザーが希望する言語を設定できるよう、言語セレクターも必須です。

①多言語対応したShopifyテーマを選ぶ

Shopifyで利用しているテーマが、多言語に対応しているかどうかを確認する必要があります。
もし、Shopifyが提供しているもの以外のテーマを使用しているのなら、多言語に対応していないかもしれません。
なお、Shopifyが無料で提供している公式のテーマであれば、デフォルトで多言語対応しています。
そのため、まだShopifyでECサイトを構築しておらず、これから取り組むといった方なら、公式テーマの中から選ぶとよいでしょう。

非公式テーマの購入を検討しているのなら、多言語対応しているかどうかを事前に確認しておくと安心です。

また、ユーザーが希望する言語を自ら選べるように、言語セレクターも導入しなくてはなりません。
グローバル展開するとなれば、さまざまな国のユーザーがアクセスすると考えられるためです。

言語セレクターをデフォルトで実装しているテーマはあまり多くありませんが、アプリの導入により実装が可能です。

>>ShopifyのLiquidとは?機能と使い方、注意点を解説

②ストアの言語設定をする

ストアの言語設定を行いましょう。
まずは、Shopifyの管理画面にアクセスし、[設定]→[ストアの言語]を選んでください。


移動したページの右上に、[言語を追加する]のボタンがあるので選択しましょう。

任意の言語を選択できる項目が表示されるため、言語を選んでください。

希望する言語を選んだら、[追加]を選択します。

仮に英語を選んだのなら、「英語が追加されました」のテキストが表示されます。

あとは、[公開する]をクリックすれば完了です。

きちんとストアに反映されているかどうか、プレビューで確認しておきましょう。

なお、選択しているプランによって追加できる言語の数が変わるため注意が必要です。
今後どんどん対応する言語を増やしていきたい、と考えているのなら、最大20ヵ国に対応できるShopify Plusも検討してみましょう。

③翻訳アプリのインストールと設定をする

ストア内に記載されているテキストを翻訳するためのアプリをインストールしましょう。
翻訳アプリをインストールしていないと、ユーザーが言語セレクターで任意の言語を選択しても言語切り替えが行われません。
翻訳アプリのインストールは、Shopifyの管理画面から行います。
管理画面の設定にアクセスし、[ストアの言語]を選択しましょう。

[翻訳された言語]→[言語を追加する]をクリックし、希望する言語を選択のうえ[追加]を選んでください。

[Shopifyアプリストアにアクセスする]を選択し、アプリを選びインストールを実行しましょう。

なお、翻訳アプリはいくつもリリースされており、それぞれ価格や機能が異なります。
機能だけでなく費用負担も踏まえて検討するとよいでしょう。

shopifyの多言語化におすすめの翻訳アプリ

Shopifyの多言語化を実現できる翻訳アプリはいくつもリリースされています。
多言語SEO機能や自動翻訳機能を実装したものなど、アプリごとに特徴的な機能が実装されています。
高機能な海外製のアプリもありますが、日本語でサポートを受けられないことも多いため注意が必要です。

Langify

【特徴】シンプルなデザインと操作性、多言語SEOに対応

【価格】月額17.5ドル

Langifyは、Shopifyのアプリストアで提供されている人気の翻訳アプリです。
使いやすいシンプルなインターフェースを採用しており、多言語SEOに対応していることが特徴です。
費用も安く、1週間の無料トライアル期間も用意されているため、まず試してみるとよいかもしれません。
ただ、翻訳した内容をオーナー自身で入力しなくてはならない、日本語でサポートを受けられないといったデメリットがあるため注意が必要です。

LangShop

【特徴】240以上の言語に対応した自動翻訳アプリ

【価格】月額34ドル~

240以上と数多くの言語に対応した翻訳アプリです。
しかも、自動翻訳機能が実装されているため、オーナー自ら言語の翻訳をする必要がありません。

さらに、多言語SEOにも対応しており、言語ごとのSEOが不要です。
設定もしやすく日本語でのサポートも受けられるため、初めて翻訳アプリの導入や多言語化を行う方に適しています。

14日間の無料トライアルが可能なため、事前に機能や操作性も確認できます。

Weglot

【特徴】ノーコードで100以上の言語を翻訳可能で、必要に応じてプロの翻訳家に依頼できる

【価格】年額99ドル~

100以上の言語に対応しているだけでなく、SEOに配慮した翻訳が可能なアプリです。
自動翻訳と手動翻訳を組み合わせた高品質な翻訳により、違和感のない自然なコンテンツとして表示されます。

必要に応じてプロの翻訳家に依頼できるほか、日本語のサポートを受けられるのも魅力です。
さらに、2,000語までは無料で利用できるため、サイトの成長に合わせてプランを見直すとよいでしょう。

Interlingue

【特徴】日本発の自動翻訳アプリで多言語SEOに対応、日本語でのサポートも可能

【価格】月額9ドル

日本で誕生した翻訳アプリなので、日本語によるサポートを受けられます。
自動翻訳機能が実装されているため翻訳作業の手間を省くことができ、多言語SEOに対応しているのも魅力です。

基本的に追加料金は発生せず、9ドルのまま利用を継続できます。
7日間の無料トライアル期間があるため、導入前に操作性や機能をチェックできるのも魅力です。

Translate My Store

【特徴】AIを活用した自動翻訳アプリ

【価格】月額9.99ドル~

AIを活用した自動翻訳アプリで、メタタグ翻訳などSEOにも対応しています。
CSVを用いたインポート、エクスポートにも対応していますが、日本語によるサポートがないため注意が必要です。

月額9.99ドルのプランは30,000文字までしか対応できませんが、75,000文字、250,000文字まで対応可能なプランもあるためサイトボリュームに合わせて変更できます。

Translate Your Store

【特徴】高機能かつ無料で利用可能
【価格】原則無料

無料で利用できる翻訳アプリです。
Shopifyアプリストアから入手できますが、レビューが少ないうえに評価もあまり高くありません。
導入の際には慎重に検討したほうがよいでしょう。

ただ、対応言語は100以上で多言語SEOにも対応しているなど、無料にしては高機能です。
なお、海外製のアプリであるため日本語でのサポートは行っていません。

Transcy

【特徴】写真や画像の翻訳にも対応しカスタマーサポートも充実

【価格】月額9.9ドル~

翻訳アプリとして利用できるのはもちろん、越境ECサイトに必要なさまざまな機能を網羅したアプリです。
通貨レートの自動換算機能もあるため、ECサイトのグローバル展開を求めるオーナーに適しています。

WOVN.io

【特徴】あらゆるWebサイトやアプリの翻訳に対応したソリューション
【価格】要問い合わせ

WOVN.ioは、さまざまなWebサイトやアプリの多言語化が可能なサービスです。
言語ごとの開発が不要であるため開発工数の大幅な削減が可能で、なおかつ複数の翻訳方式を融合させることで高精度かつ高品質な翻訳を実現します。

18,000サイト以上が導入した実績があるため安心です。
なお、公式サイトに料金が記載されていないため、気になる方は直接問い合わせをしてみましょう。

shopifyを多言語化する際の注意点


Shopifyの多言語化を進めるにあたり、いくつか覚えておくべき注意点があります。
言語ごとにSEOが必要になる、サイト内検索が使えない可能性があるなどに注意が必要です。

また、多言語化しただけでは越境ECサイトとして十分ではありません。
そのほかの対策が必要になることも覚えておきましょう。

言語ごとにSEO対策が必要

言語ごとにSEOを行わないと、検索されたときに上位表示されない可能性があります。
翻訳された内容によっては検索エンジンに見つけてもらえない、評価が下がってしまうといったリスクが考えられます。

特に翻訳の精度が低い場合、よく分からない文脈になってしまい、検索エンジンの評価が下がるおそれがあるため注意が必要です。
SEO機能を実装した翻訳アプリもありますが、十分とはいえません。

自動翻訳アプリで翻訳をしているケースでも、ある程度運用を続けたら一度見直しをしてみましょう。
プロの翻訳家に依頼してみる、SEOの専門家に相談してみるのもひとつの手です。

>>ShopifyでSEOの対策は必須!具体的な方法とは

サイト内検索が使えない可能性がある

Shopifyで構築したECサイトでは内検索機能を利用できます。
キーワードを指定してサイト内の商品やコンテンツを探せる優れた機能ですが、アプリを用いて翻訳している場合、検索機能が働かない可能性があります。

たとえば、言語がサポートされていないケースです。
この場合、ユーザーが任意のキーワードで検索をしても機能せず、目的の商品やコンテンツにたどり着けません。

また、自動翻訳の精度が低い場合も同様です。
内検索機能が使用できないとユーザーが不便さを感じてしまい、サイトからの離脱にもつながります。

>>Shopifyストアの検索機能をアップ!おすすめアプリを紹介

越境ECを展開するなら多言語化以外の対応も必須

越境ECでグローバル展開したいと考えているのなら、多言語化だけでは不十分です。
越境ECの運営で問題となるのは言語だけではありません。

決済手段や通貨、海外への発送方法など、クリアすべきことはたくさんあります。
また、海外のユーザーから問い合わせがあったとき、きちんと対応できる体制も整えておくべきでしょう。

海外の国々と日本とでは法律や規制が異なるため、そこも注意が必要です。
積極的に海外の市場を狙っていきたいのなら、現地の法律や規制についてもある程度勉強しなくてはなりません。

>>越境ECに強いShopifyでの販売方法を徹底解説!

多言語対応したShopifyで海外への販路を拡大しよう

Shopifyで構築したECサイトを多言語化するのは、グローバル展開への第一歩です。
グローバル展開による売上、利益の拡大も目指せるため、この機会にShopifyサイトの多言語化にチャレンジしてみましょう。

本記事でお伝えしたように、越境ECの運営においては多言語化だけでは不十分です。
多言語化以外の対策もきちんと行い、万全の体制で取り組みましょう。