Shopifyで代引き決済を設定する方法と注意点

Shopifyの決済方法に代引きを加えることで、クレジットカード決済や電子マネー決済に抵抗がある方、事情があり選択できない方などが利用できるようになります。
多彩な決済方法を用意すれば顧客の増加につながり、売上や利益の拡大が可能です。

本記事では、Shopifyで代引き決済を設定する方法や注意点などを解説します。

なお、Shopifyで利用できる決済方法について詳しくはこちらに記載しています。

>>Shopifyでおすすめの決済方法は?特徴やメリットについて解説

Shopifyで代引き決済を設定する方法

Shopifyで代引き決済を設定する方法は簡単です。
大まかな流れとしては、設定から代引きを選択→代引き手数料の明記→設定の確認と進めます。
基本的にはこの手順の通りに設定を進めれば問題ありません。

①設定から代引きを選択する

Shopifyの管理画面から代引き決済の設定が可能です。
まずは管理画面にアクセスし[設定]を選択、続けて「決済設定」を選択しましょう。

選択するとページが変わり、複数の項目が表示されます。
手動の決済方法から、[その他の決済方法を有効にする]を選択してください。

「Cash on Delivery(COD)」が代引き決済のことなので、選択しましょう。

これでひとまず代引き決済の設定ができました。

ただ、代引き決済が利用できる状態ではあるものの、実際の運用には不十分なので、手数料が発生する旨や支払いの手順などを記載します。
以下で詳しく説明をします。

②代引き手数料を明記する

Shopifyのシステムでは、顧客の購入代金に代引き手数料が加算されません。
そのため、「さらなる詳細」と「支払いの手順」にテキストで記述しておく必要があります。

代引き手数料が発生する旨を記載していないと、顧客が勘違いしてしまうおそれがあるため注意が必要です。
クレームの発生を招くおそれがあるため、商品代金に代引き手数料が加算されること、運送会社のスタッフに手数料を支払う必要があることなどをきちんと記載しなくてはなりません。

詳細

代引き決済を設定したページに、「さらなる詳細」の項目があります。
ここに、どれくらいの代引き手数料が発生するのかを記載しましょう。

ここに記載した内容は、顧客の支払い方法選択画面に表示されます。
「1件の配送ごとに〇〇円の代引き手数料が発生します。購入代金に代引き手数料を合わせた金額を配達員に支払ってください」といった文言を記載しておきましょう。

また、国内発送のみである点も記載しておくと安心です。
代引きは日本国内への発送で利用できる決済方法なので、海外発送には対応していません。

支払いの手順

「支払いの手順」は、顧客の注文が確定したあとに表示される文言です。
どのように決済を行うのかを詳しく説明する項目です。

インターネット通販において代引きはポピュラーな決済方法ですが、人によっては利用が初めてといった方がいるかもしれません。
そのような方に向けて、代引き決済の方法を記載します。

たとえば、「商品購入代金の総額に代引き手数料〇〇円を合算した金額を配達員にお支払いください。」といった内容が考えられます。
なお、代引き手数料は購入金額によって変化するため、金額ごとに適用される手数料を記載してあげると親切です。
たとえば、「1万円未満…〇〇円 3万円未満…〇〇円」といった具合です。

③代引き設定を確認する

設定が完了したら、誤りがないか確認をしましょう。
実際の決済ページを開き、代引き決済を選択できるか、記述されている内容に誤りはないか、といったことを確認してください。

記載されている代引き手数料に誤りがないかどうかは、特に要チェックです。
誤った金額を記載していた場合、あとからクレームが発生するおそれがあります。

金額ごとの代引き手数料がすべて正しいか、きちんとチェックをしましょう。
配達員に総額を支払う必要があること、国内発送のみ対応していることなどがきちんと表示されているかどうかも確認してください。

基本的には、これで代引き手数料の設定は完了です。

>>Shopifyで銀行振込を設定する具体的な方法や代行業者を解説!

Shopifyで代引きを設定する際の注意点

Shopifyで代引きを設定する際には、以下の注意点をおさえておきましょう。
まず、代引きを利用する場合、顧客には手数料負担が発生します。
また、代引きは日本国内でしか利用できないサービスであるため、そこも注意が必要です。

代引き手数料がかかる

代引き決済を利用すると手数料が発生します。
そのため、顧客は商品代金にプラスして代引きの手数料も支払わなくてはなりません。

顧客からすると、余計なコストが発生するため、中には購入をためらう方が出てくる可能性があります。
ただ、これはあくまで代引き決済のみを決済方法として設定しているケースです。

クレジットカード決済や電子マネー決済などに加えて、代引き決済を用意しておくのはそこまで大きな問題ではありません。
顧客の中には、クレジットカード決済や電子マネー決済ができないといった方も一定数いると考えられます。

このような層を取りこぼさないよう、さまざまな決済方法の選択肢を用意しておくのは有効です。
なお、代引き手数料は配送会社により金額が異なるため注意しましょう。
以下、主な配送会社ごとに代引き手数料を記載します。

・ヤマト運輸
1万円未満…330円
3万円未満…440円
10万円未満…660円
30万円未満…1,100円
代金引換(宅急便コレクト)の手数料を教えてください。 | 代金引換決済 | 法人のお客様 | ヤマト運輸 (kuronekoyamato.co.jp)

・佐川急便
1万円以下…330円
3万円以下…440円
10万円以下…660円
30万円以下…1,100円
50万円以下…2,200円
60万円以下…6,600円
【佐川急便】e-コレクト®(商品の代引き・着払い・カード決済サービス)|宅配・配送サービス (sagawa-exp.co.jp)

・日本郵便
3万円まで…330円
10万円まで…550円
20万円まで…880円
30万円まで…990円
50万円まで…1,430円
代金引換まとめ送金サービス – 日本郵便 (japanpost.jp)

代引きは国内のみ対応

代引き決済は、日本国内における荷物の発送に対応しています。
そのため、海外から発送した場合には代引き決済を利用できません。

たとえば、Shopify運営者が日本在住であり、海外の業者から購入した商品をそのまま顧客の自宅へ届けるようなケースが考えられます。
この場合は、海外からの発送となるため代引き決済の利用はできません。

なお、海外の業者から購入した商品をShopify運営者が一度受け取り、そのうえで顧客のもとへ配送するようなケースでは国内発送とみなされ代引き決済の利用は可能です。

shopifyの代引き手数料を顧客へわかりやすく伝えるには?

購入者視点での問題として、代引き手数料を含めた総額が分かりづらいことが挙げられます。
そのため、顧客が代引き手数料の発生に気づかず注文してしまい、クレームが発生するといったケースも考えられます。

Shopifyの代引き手数料を顧客へ分かりやすく伝えるため、以下のポイントをおさえておきましょう。

代引き手数料を商品とする

代引き手数料を商品として設定することで、納品書や発送完了メールに代引き手数料を記載できます。
これにより、顧客は商品代金以外に代引き手数料が発生する旨を把握できます。

設定は注文管理ページから行いましょう。
注文管理にアクセスし、詳細画面から[編集]→「注文を編集する」→[カスタム商品を追加]を選択してください。

[カスタム商品を追加]の画面が開くので、アイテム名や価格、数量などを記載しましょう。
記載が終わったら[完了]を選択してください。

これで、商品の明細書に顧客が購入した商品と並んで代引き手数料の項目が表示されます。
ただ、注文が完了した時点のメールには記載されないため注意が必要です。

また、取り引きのボリュームが多いショップの場合、膨大な設定の手間が発生するおそれがあります。
その都度手動で設定を行わなければならないため、業務に非効率が発生してしまうのです。

代引き手数料が別途かかることを色々な箇所に明記する

代引き決済に関するトラブルでもっとも多いのは、手数料に関することです。
手数料が発生すると知らなかった、といった方は意外と多く、クレームに発展するケースも少なくありません。

このようなリスクを避けるには、あらかじめ予防線を張っておくことが大切です。
代引き決済の利用には手数料が発生し、商品代金と合わせた金額を配達員に支払う必要があるといったことを、いたるところに明記しておきましょう。

決済方法を選択するときや注文完了画面だけでなく、注文通知メールにも別途代引き手数料が発生することを明記しておけば、顧客が「知らなかった」となることを回避できます。

「支払いの手順」に代引き手数料が発生する旨や金額を記載しておくと、購入完了画面に表示されます。
また、代引き手数料を商品として設定しておけば、注文の確認メールに記載されるため顧客は総額を把握できるでしょう。

>>Shopifyの手数料は安いのか?料金プランや決済方法を紹介!

Shopifyで使える代引きアプリ

Shopifyで利用できる代引きアプリを導入すると、代引き手数料に関するさまざまな設定の手間を省けます。
以下、代表的なアプリをいくつかピックアップしました。

Ship&co

Ship&coは、発送業務を効率化できるアプリです。
ワンクリックで送り状や納品書の作成が可能で、発送に関するさまざまな業務の効率化に役立ちます。

なお、こちらのアプリはShopify公式のアプリストアで扱われているため、安心して利用できます。
リアルタイムで受注情報を同期し、購入者への発送完了メール送信まで対応可能です。

ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便など国内の主要配送会社を網羅しているほか、西濃運輸にも対応しています。
トラブル時のサポート体制も整っているため、安心して利用できるでしょう。

料金は、1件につき30円が発生する従量課金制のほか、月額1,000円~の月額割引プランが用意されています。

Advanced Cash on Delivery

代引き手数料込みの費用を顧客に提示できるアプリです。
アプリを用いて、代引き手数料込みのカスタム配送を作成して提示できるため顧客は総額でいくら必要なのかひと目で把握できます。

設定の方法も簡単です。
アプリを開き、[お客様にカスタム送料を使用させるように要求する]を選び、[レートを追加する]へ進むとメニューが表示されます。

配送料金名や配送方法の説明、金額などを入力するフォームが表示されるため、漏れなく入力しましょう。
すべての項目へ入力が終わったら[OK]を選択して終了です。

なお、ヤマト運輸や佐川急便、ゆうパックといった国内の主要な運送会社に対応しています。

MR.DAIBIKI

MR.DAIBIKIは、代引き手数料の自動計算と顧客への通知を行えるアプリです。
注文完了時に、顧客の購入代金に代引き手数料をプラスして計算し、メールで顧客に通知します。

もちろん、注文金額に応じた代引き手数料を設定でき、自動的に反映されます。
代引き手数料を合算した正確な金額を顧客に伝えられるため、クレーム発生の抑制にもつながります。

料金プランは、月額7ドルのBASIC、14ドルのSTANDARD、30ドルのPREMIUMの3つです。
また、10日まで無料利用できるFREEプランもあるため、まずはこちらを試してみるとよいでしょう。

Shopifyで代引き設定して顧客の幅を広げよう

Shopifyに代引き決済を設定することで、さまざまなユーザーのニーズに対応できます。
インターネット通販における支払いはクレジットカードや電子マネー決済が主流ではあるものの、いまだに現金で支払いたいと考える層は一定数います。

代引き決済を用意していないと機会損失につながるため、この機会にきちんと設定しておきましょう。
ただ、本記事でお伝えしたように手数料が発生する旨を分かりやすく明記することが大切です。
また、代引きアプリの導入で代引き決済に関する手間を削減でき、業務効率化につながることも覚えておきましょう。

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