こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- Shopifyの問い合わせフォームの種類がわかる
- Shopifyでの問い合わせフォームの設定方法がわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

それでは、Shopifyで問い合わせフォームを作成する方法について解説していきます。
ストアに興味を持った人が、商品や送料などの疑問を問い合わせするケースは多いものです。
問い合わせフォームなんてどう作成しても違いはない、と思っている人もいるでしょう。
実際、問い合わせフォームは使いやすくなければいけません。
使いにくかったり、わかりにくかったりすると、それだけでもユーザーはあきらめてほかのストアに行ってしまう可能性があるからです。
目次
Shopifyでの問い合わせフォーム作成方法の種類
自分でもさまざまなサイトやネットショップなどで、問い合わせフォームを見ることがあるでしょう。
問い合わせフォームは1種類ではありません。
さまざまな種類があります。
Shopifyでの問い合わせフォームを作成する方法には3種類あります。
それぞれの方法について解説します。
Shopify標準搭載の問い合わせフォーム
1つはShopifyに標準で搭載されている問い合わせフォームを利用する方法です。
Shopifyの管理画面から簡単に設定できます。
Shopifyに標準搭載されているタイプはシンプルですが、名前・メールアドレス・電話番号・メッージといった、問い合わせフォームに必須な機能はすべて網羅しています。
設定方法が簡単なので、ネットショップ運営に初めて挑戦するという人におすすめです。
ShopifyのLiquid機能でカスタマイズ
標準搭載の問い合わせフォーム以外にも、ShopifyのLiquid機能を利用する方法があります。
Liquid機能を使うことで、シンプルな問い合わせフォームをカスタマイズ可能です。
入力項目を増やしたい、デザインを変更したいなどの要望に対応できます。
シンプルな問い合わせフォームでは不十分だと感じる場合は、カスタマイズをするのもおすすめです。
ただし、Liquidの編集はHTMLやCSSなどのコード編集が必要なので、知識がないと難しいでしょう。
Shopifyの外部アプリを利用
Shopifyにはさまざまなアプリがあります。
その中の、問い合わせフォームに関するアプリを利用するのも方法の一つです。
アプリには、基本的なフォームをカスタマイズしたものがそろっています。
多機能なものやデザインが異なるものなど、いろいろです。
アプリを利用する際も、コーディングの知識が必要です。
自分ではできない場合、費用はかかりますが専門家に依頼するという方法もあります。
Shopifyに標準で搭載している問い合わせフォームとは
Shopifyに標準搭載している問い合わせフォームはシンプルですが、便利な機能や必要な機能がきちんと組み込まれています。
とくに知っておきたい機能が、スパムメール対策機能とreCAPTCHA機能です。
スパムメール対策機能とreCAPTCHA機能がどういったものか、解説しましょう。
スパムメール対策ができる
問い合わせメールで問題なのが、スパムメールなどの迷惑メールです。
Shopifyのフォームには、スパムメール対策機能が組み込まれています。
スパムメールかどうか一目では見分けがつかないものでも、冒頭に「スパム」のワードがついてくるので、迷惑メールを見分けることが可能です。
この機能があるため、迷惑メールなのかユーザーからの問い合わせメールなのかが簡単に判別でき、見分ける手間や勘違いを防ぐことができます。
100%対策ができているとは言えないものの、「スパム」とついているものには注意しましょう。
中には「スパム」とついていても、実際はユーザーからの問い合わせメールである場合もあるので、その点も注意が必要です。
reCAPTCHA機能が搭載
reCAPTCHA機能とは、悪質な迷惑メールや不正ログインを防ぐ機能の一つです。
「私はロボットではありません」というワードとチェックボックスが表示され、チェックすることで次の段階にすすめます。
必ずチェックボックスにチェックをしないと次の段階にすすめないので、面倒に感じることもあるでしょう。
設定をオフにすることは可能ですが、迷惑メールや不正ログインのリスクは少しでもなくしたいと思っているなら、オフにしない方がよいでしょう。
設定方法
設定方法の手順は次の通りです。
1. Shopifyの「管理画面・オンラインストア」→「ページ」→「ページを追加」を選択
2. 「Title」に「お問い合わせ」と入力
3. 「コンテンツ」に問い合わせに関する注意事項などを入力
4. 右下にあるテンプレートの「page.contact」を選択
5. 保存を選択
次に作成したお問い合わせフォームをストア上に表示させる方法を紹介します。
1. Shopifyの「管理画面・オンラインストア」→「メニュー」→「フッターメニュー」もしくは「メインメニュー」を選択
2. サイト上に表示させる名前を入力
3. リンク先に「お問い合わせ」ページを選択
以上で、問い合わせフォームの作成が完了です。
ShopifyのLiquidでカスタマイズ
ShopifyにはLiquidという機能があります。
基本的な機能やデザインをカスタマイズできる機能で、標準搭載のお問い合わせフォームでは不十分な場合に機能を増やすことが可能です。
ShopifyのLiquid機能でできることと設定方法について解説します。
Liquide機能でできること
標準搭載の問い合わせフォームには、名前・メールアドレス・電話番号・問い合わせ内容の4つの項目があります。
Liquid機能では、名前のフリガナ入力欄を作成したり、性別の選択欄を作成したり、チェックボックスを作成したりすることが可能です。
また、電話番号が不要だと思えば削除することもできます。
標準機能でも基本的な情報は得られますが、さらに詳しい情報を得たい場合はカスタマイズをするのもよいでしょう。
ただし、あまり項目が多いと手間がかかってしまい、ユーザーにとってストレスとなるので注意しましょう。
設定方法
Liquid機能の設定手順は以下の通りです。
1. Shopifyの「管理画面・オンラインストア」→「テーマ」→「アクション」→「コードを編集する」を選択
2. 「Templates」一覧から「page.contact.liquid」を選択
Liquidの編集画面が表示され、編集可能になります。
Shopifyの問い合わせフォームおすすめ外部アプリ
お問い合わせフォームのカスタマイズができるLiquid機能ですが、コード編集の知識がないと難しいものです。
その場合は、外部アプリを利用しましょう。
外部アプリはShopifyの管理画面・アプリ画面→Shopifyストアを選択しインストールします。
外部アプリには無料・有料のものがあり、機能や費用が異なります。
Shopifyの外部アプリは多数あるので、どれを選べばよいか迷ってしまうでしょう。
ここでは、人気のあるアプリを4つ紹介します。
Contact-Form-Contact Us Form
文字のフォント・色・背景色を変更できるうえに、問い合わせフォームを商品ページなど設定したい場所に設置できます。
ドラッグ&ドロップでカスタマイズができ、テーマにあわせたデザインを作成することも可能です。
ユーザー宛、管理者宛などメールのカスタマイズもできます。
無料プランでは30件/月。
費用は無料のものから12.99ドル/月です。
無料プランの場合は利用できる機能が制限されてしまうため、有料がおすすめ。
問い合わせ件数や問い合わせ項目も制限がなく、自動返信メールやGoogle reCAPTCHAも利用できます。
Improved Contact Form
ストア内のページに、ポップアップ式の問い合わせフォームの設置が可能です。
フォーム内容もカスタマイズできるアプリ。
連絡先の数は無制限で、問い合わせフォームも3つまでなら無料で利用できます。
有料プランでは保存できる問い合わせフォームの数を増やせるので、用途にあわせた問い合わせフォームが作成できます。
botやスパム対策もできるので安心。
費用は無料のものから29ドル/月です。
Wholesale+Ambassador Form
カスタマイズ性が高く、オリジナルの問い合わせフォームを作成したい場合におすすめです。
レイアウトや背景、設置場所などを自由に設定できます。
問い合わせフォームのほか、アンケートフォームやキャンペーンフォームも作成できるのが便利です。
英語ですが、24時間のセットアップについてフォロー体制があるのもメリットです。
無料のものから、79ドル/月のものまであります。
Powerful Contact Form Builder
問い合わせフォームだけでなく、アンケートフォーム・会員登録フォーム・応募フォームなど、いろいろなフォームがデフォルトで設定可能です。
文字色・フォント・背景などのデザインも編集でき、ドラッグ&ドロップで設定可能なので便利です。
Shopifyのどのページにも問い合わせフォームを表示することができます。
無料のものから、24.9ドル/月のものまで、4つのプランがあります。
有料プランは作成可能フォームの数や問い合わせ件数、自動返信メール件数が無制限です。
お試し無料期間もあるので、利用してみるとよいでしょう。
問い合わせフォーム作成の注意点
問い合わせフォームを作成する際には、ユーザーに負担のない内容で作成することが必要です。
問い合わせをする際に、フォームを開いたら項目が多くて閉じてしまったということがあれば、売上につながりません。
そのような理由でユーザーを逃さないためにも、問い合わせフォームを作成する際の注意点とポイントを知っておきましょう。
メール受信ができるかを確認
まずは、メール受信ができるか・正しく動作できるかを確認しましょう。
メールが受信できなければ、問い合わせに対応することができません。
ストアに問い合わせフォームが表示できたら、実際に問い合わせをしてみましょう。
入力がスムーズにできる・動作に不具合がないか・自分のメールに正しく送信されるかといった点をチェックしてみてください。
メール本文が文字化けなどしないか確認
入力した文字が文字化けしないか、誤作動がないかをチェックしましょう。
お問い合わせメールに対する、返信メールの内容も確認しておきます。
自分の書いた文字が正確に表示されているか、文字化けなどがないかをチェックしましょう。
任意・必須表示
入力項目に「任意」「必須」を表示したほうがいいでしょう。
この表示がないと、ユーザーはすべて入力が必要だと思ってしまいます。
項目が多かったり、入力したくない項目があったりした場合は、問い合わせをやめてしまう可能性があります。
「必須」表示だけでも表示させましょう。
完了画面がきちんと出るか確認
ユーザーが問い合わせフォームを送信した後に、完了画面を表示することが必要です。
必要事項を入力し送信した後、「お問い合わせ内容を送信しました」「お問い合わせありがとうございました」などが出ないと、本当に送信できたかどうか不安になります。
少しでもユーザーに不安やストレスを与えないことが大切です。
完了画面の設定は別途ページを設定しなければなりません。
しかし、ユーザーへの配慮のある問い合わせフォームを作成するためにも、完了画面を設定することをおすすめします。
入力する項目数を少なくする
ユーザーが入力する項目は、少ない方が問い合わせしやすいでしょう。
項目が多いと、途中で面倒になり問い合わせをやめてしまうかもしれません。
目的にあったものだけにして、不必要な項目は作成しないようにしましょう。
項目が少ない方が、問い合わせも増える可能性があります。
また、その問い合わせの内容を収集してショップをさらに良くしていくことができます。
動作を少なくする
問い合わせフォームの入力の際、少ない動作で入力できるほうがいいでしょう。
入力動作が多いと、面倒になりがちです。
どうしても問い合わせしたい場合は、ユーザーは少しくらい面倒でも入力します。
しかし、小さな疑問やどちらでもいい質問の場合は、問い合わせをやめてしまいます。
氏名は名字と名前を分ける・メールアドレスは@の前後で分ける・電話番号などハイフンは必要か、などをひとつひとつ検討してみましょう。
返信できる日数を記載
何日で返信できるのかを記載しておきましょう。
ユーザーは問い合わせに対して、できるだけ早く返事がほしいと思っているはずです。
どのくらいでショップから返信がくるか、把握しておきたいでしょう。
あまりにも、問い合わせから回答までの日にちがあくと、ユーザーが離れていってしまいます。
少なくとも、1日に1回は問い合わせがないか確認しましょう。
ユーザーが使いやすい問い合わせフォームを作ろう
ネットショップ運営初心者であれば、最初はシンプルなフォームもおすすめ。
慣れてきたら、ストアのマーケティングなどに役立つ情報が得られるフォームにしてみましょう。
ただし、問い合わせフォームはユーザーが使いやすく、ストレスにならないものを作成することが大切です。
入力項目が多いと気軽に問い合わせをしてもらえなくなります。
ユーザーの立場に立って、使いやすい問い合わせフォームを作成しましょう。
物販を実践して結果を出されている方で、丁寧に教えてくれる方をご紹介していますので、下の記事ぜひ読んでください。