こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- Shopifyストアでテスト注文を必要とする理由がわかる
- Shopifyのテスト注文のやり方がわかる
- Shopifyのテスト注文で失敗例を知ることがわかる
- Shopifyテスト注文後にショップをオープンできる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

それでは、Shopifyのテスト注文について解説をしていきます。
目次
Shopifyストア公開前にテスト注文が必要な理由
Shopifyストアを公開する前に、テスト注文が必要です。
テスト注文が必要な理由は、受注システムに不備があるか確かめるためです。
Shopifyストアでは、受注システムが正常でなくても、ショップをオープンできます。
不具合がある状態でショップを運営すると、以下のような問題が発生する恐れがあります。
• 注文が成立していない
• 注文後の自動メールが来ない
• 商品が送られてこない
具体的にどのような不具合が発生しやすいのか、紹介します。
決済サービスの不備がわかる
テスト注文をする理由のひとつに、決済サービスの不備を確認する意味があります。
ショップで商品を注文しても、クレジットカードの処理が正しく行われないかもしれません。
テスト注文で実際に注文してみると、決済サービスの問題を確認できます。
注文の支払いはクレジットカード払い・代引き・振込など多数あるので、それぞれの決済方法の不備を確認しておいてください。
とくに不具合が発生しやすいのは、クレジットカード決済です。
Shopifyストアでクレジットカード決済の際に、エラーが出る恐れがあります。
クレジットカード決済のエラーの原因は、カード番号やセキュリティコードの入力間違いを考えましょう。
または、決済システムそのものに不具合が発生している場合も考えられるため、事前のテスト注文が重要です。
メール通知の不備がわかる
次にテスト注文で確認したいのは、メール通知の不備です。
注文後に決済が正常に動作していても、注文処理の問題でメール通知が来ないかもしれません。
メール通知の問題は、複数のエラー確認が必要です。
• 注文確認のメール
• 支払いエラーのメール
• 商品発送連絡のメール
• 注文キャンセルのメール
メール通知は、上記のように複数の内容をテスト注文で確認してください。
いろいろな注文方法を試しながら、すべてのメールが正しく受信できるか確認しましょう。
実際に注文して届かないメールがあるなら、どこかに問題があります。
テスト注文で、どのメールが届かないのか確認しておいてください。
配送設定の不備がわかる
最後に、テスト注文で確認したい理由に配送設定の不備があります。
配送設定の不備とは、おもに料金の問題です。
たとえば、一定金額以上の注文で送料が無料なのに、有料になっているといった場合、または送料がかかる商品と一緒に注文しているのに、送料がプラスされていないといった場合もあります。
送料設定ミスの確認のため、複数の商品パターンでテスト注文してください。
ショップによっても送料設定は異なりますが、次のような送料設定のテストが必要です。
• 全国一律送料になっているか
• 配送地域別の送料になっているか
• 送料無料設定になっているか
• 特定の金額以上送料無料か
• 特定の商品の送料が設定されているか
送料設定のミスは、ショップの信頼低下につながることです。
ショップオープン前にテスト注文しておけば、不備のある設定を確認できます。
Shopifyのテスト注文の種類
Shopifyショップでテスト注文しておきたいのは、次の3種類です。
• Shopifyペイメントを使用したテスト注文
• Bogus Gatewayを使用したテスト注文
• 実際にショップに注文する方法
それぞれどのような目的でテスト注文するのか特徴を紹介します。
Shopifyペイメントを使用したテスト注文
ショップの支払いがShopifyペイメントのみなら、Shopifyペイメントのテスト注文だけで済みます。
日本国内の注文だけなら、Shopifyペイメントを活用しているショップが多いでしょう。
Shopifyペイメントのテスト注文は、各クレジットカード会社が提供するテスト番号を使ってテストします。
Bogus Gatewayを使用したテスト注文
海外対応のショップでは、Shopifyペイメントに対応していない国があるため、Bogus Gatewayを使用したテスト注文をしておきましょう。
Bogus Gatewayは、どのショップでもテスト注文できる決済サービスです。
なお、Bogus Gatewayで取引手数料は発生しません。
実際にショップへ注文する
最後に、実際にショップへ注文してみましょう。
実際に注文するため、テスト注文が終わったら注文をキャンセルし、クレジットカード会社から返金を受けてください。
なお、返金処理をすると決済手数料が発生する恐れがあります。
Shopifyのテスト注文のやり方
Shopifyのテスト注文のやり方を紹介します。
紹介するテスト注文は、次の3種類です。
• Shopifyペイメント
• Bogus Gateway
• 実際にショップへ注文
テスト注文する前に、具体的なやり方を確認しておきましょう。
Shopifyペイメントを使用したテスト注文
Shopify管理画面の設定から決済を選択してください。
次に、決済サービスのShopifyペイメントの「管理する」をクリックします。
するとテストモードがあるのでチェックを入れましょう。
テストモードでは、実際にお客様が商品を注文するのと同じ流れで決済ができます。
ショップにある商品購入ボタンから、どの商品でもいいので購入してください。
テスト用のカード番号を使い注文
商品購入ボタンを押し決済画面に移ったら、クレジットカードを使いテスト注文します。
使用するクレジットカード番号は、カード会社ごとのテスト用番号を使用してください。
決済に入力する項目は、次の内容です。
• カード名:2つ以上の文字を入力
• 有効期限:将来の日付を入力
• セキュリティコード:任意の3桁を入力
• カード番号:カード会社ごとのテスト番号
また、各カード会社のカード番号は、以下のとおりです。
Visa | 4242424242424242 |
Mastercard | 5555555555554444 |
American Express | 378282246310005 |
Discover | 6011111111111117 |
Diners Club | 30569309025904 |
JCB | 3530111333300000 |
失敗例のカード番号を使い注文
Shopifyペイメントのテスト注文では、以下の失敗例のカード番号も試しておきましょう。
• カード拒否メッセージ生成:4000000000000002
• 不適切な番号メッセージ生成:4242424242424241
• 異議が申し立てられた取引のシミュレーション:4000000000000259
また、無効の有効期限で決済サービスを試す方法もあります。
• 無効な有効期限のメッセージ生成:13など無効な有効期限
• 無効な有効期限のメッセージ生成:過去の年の有効期限
なお、セキュリティコードを2桁入力すると、無効なセキュリティコードメッセージ生成が試せます。
Bogus Gatewayを使用したテスト注文
クレジットカード決済サービスを使用中の場合は、事前に無効にしてください。
Shopify管理画面の設定から、決済に移動しましょう。
次に、Shopifyペイメントの「管理する」をクリックし、「Shopify paymentsを無効にする」をクリックすると、無効にできます。
外部サービスから「外部サービスプロバイダーを選択する」をクリックします。
Bogus Gatewayを選択してください。
テストのチェックを入れたら、Bogus Gatewayを有効化します。
Shopifyペイメントと同じように、ショップから商品購入ボタンから決済画面に進んでください。
Bogus Gatewayのテスト注文は、クレジットカード番号ではなく1~3の数字を入力します。
• 成功した取引のシミュレーションは1
• 失敗した取引のシミュレーションは2
• 例外の取引のシミュレーションは3
カード上の名前はBogus Gateway、セキュリティコードは任意の3桁の数字、有効期限は将来の日付です。
なお、Bogus Gatewayテスト注文が終了したら無効化してください。
実際にショップへ注文する
テストしたい決済サービスで、本物のクレジットカードを使い商品を注文しましょう。
外部決済サービスを使用している場合は、決済サービスにログインして代金処理がされているか確認してください。
テスト注文が終わったら、クレジットカード会社に返金処理をしす。
返金の際の決済手数料を回避するため、できるだけ早く返金処理をしてください。
Shopifyのテスト注文後に確認したいこと
Shopifyのテストを試したら、確認しておきたいことがあります。
テスト注文が正しく行われているのか確かめてください。
また、発送方法のテストや、テストモードのオフ方法も確認が必要です。
テスト注文が反映されているか
テスト注文したら、ストア管理画面でテスト注文が反映されているか確認してください。
注文管理で、テスト注文した商品が表示されていれば反映されています。
テスト注文を発送済みにする
テスト注文が反映されているのを確認したら、発送済み作業を試してみましょう。
注文をクリックすると、発送状況や支払い状況が確認できます。
まずは支払い済みであるか確認してください。
「支払い済み」であれば商品発送に移り、「保留中」なら「支払いを回収する」から「支払い済みとしてマークする」をクリックすると発送処理ができます。
未発送の部分にある「発送済みとしてマークする」をクリックしてください。
なお、追跡情報では商品の追跡番号と配送業者を入力できます。
入力した追跡番号と配送業者は、発送完了メールに記載されているか確認してください。
「お客様に発送を通知する」をチェックして、発送済みメールも確認しておきます。
最後に「アイテムを発送する」をクリックすると、商品発送を試すことができます。
ショップ公開前にテスト注文をオフにする
テスト注文が終わったら、テスト注文をオフにするのを忘れないでください。
オフにするのを忘れてショップを公開すると、お客様が商品を注文できません。
ショップ公開前に、テストモードがオフになっているか確認します。
なお、テスト注文中はお客様が注文できないため、ショップ公開中に利用しないでください。
ショップをメンテナンスモードに変えてから、テスト注文をしましょう。
Shopifyショップ公開前にテスト注文をしよう
Shopifyショップ公開前にテスト注文すると、不備をチェックできて安心でしょう。
紹介したチェック方法を利用して、注文の流れに問題がないか確認しておいてください。
また、テスト注文は、お客様が注文する流れを体験できます。
自分がお客になったつもりで注文すれば、ショップの使いづらい部分や、わかりづらい面を確認できるでしょう。
Shopifyショップ公開前には、安心してショップを公開できるよう、テスト注文を試してみてください。
物販を実践して結果を出されている方で、丁寧に教えてくれる方をご紹介していますので、下の記事ぜひ読んでください。