2022.02.21 投稿
2024.03.06 更新
物販の送料パターン4選!送料設定の決め方や配送業者の選び方を紹介
Amazon・Yahooショッピング!でのネット物販の専門家。前職はトラックドライバーで40代半ばから副業でネット物販を開始。4ヶ月で本業の収入越える。200名以上のネット物販のサポート、在宅で出来るネット物販の指導にてストアカアワード受賞の講師。SNS:Twitter・LINE
松下 隆史のプロフィール
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
SNS:Twitter・LINE
中川 瞬のプロフィール
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- 送料のパターンがわかる
- 送料の決め方がわかる
- 送料を抑えるコツがわかる
- 配送業者選びがわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それでは物販の送料について解説していきます。
目次
物販ではなぜ送料設定が重要なのか?
ネット通販では、お客様に商品を届ける際、配送業者を利用しています。
つまり、誰かが送料を負担しなければなりません。
物販では、このような影響があるため、送料設定が重要だといえるでしょう。
適切な送料設定が物販に重要な2つの理由を紹介します。
送料を安くしたい人が多い
物販で送料設定が重要な理由のひとつが、顧客目線から送料を安くしたいからです。
多くの人は、ネットショップ選びで送料の安さを重視していることがわかっています。
あるアンケートによると7割程度の人が、送料が安いまたは送料無料のショップを選ぶと答えました。
このような理由から、選ばれるショップになるため送料設定は重要でしょう。
購入してもらって初めて物販で成功できるといえます。
選ばれることは物販での最低限の条件といえることから、送料設定はショップにとって見逃すことはできません。
配送料金値上げでお店の負担が増えている<
顧客側が送料無料のショップを選びたいと考えていても、ショップ側としては無条件に送料無料にするわけにはいかないでしょう。
その理由は、近年はどの運送業者も送料の値上げをしているからです。
配送業者全体の人材不足・通販ニーズの増加・ガソリン値上げなど幅広い影響を受けており、運送業者の送料値上げは仕方がないかもしれません。
それでも、ショップにとっては大きな問題となりかねないため、ショップを運営していける送料設定にしなければならないでしょう。
お店が送料の一部を負担して赤字になるような設定は避けなければなりません。
物販の送料パターンについて
ショップの送料設定で迷ったら、多く採用されている送料パターンを見てみましょう。
顧客が求める送料設定を選ぶ方法や、ショップの種類に合った送料設定を選択する方法もあります。
全国一律料金
全国からの注文が多いショップは、全国一律料金の送料がおすすめです。
全国一律送料とは、全国どこでも送料600円などの設定のことです。
どこから注文しても顧客が負担する送料は変わりません。
とくに送料が高くなりやすい地域からの注文が多いなら、送料がお得に感じやすい全国一律送料がいいでしょう。
ただし、ショップの送料負担額が増えやすいため注意が必要です。
送料が高い地域からの注文ばかりだと赤字となりやすいことから、全体的な送料でメリットがあるのか考慮しましょう。
一定金額の購入で送料無料
顧客1人が購入する金額を高めたい場合におすすめのタイプです。
一定金額の購入で送料無料とは、5,000円以上購入で送料無料などの設定です。
お客様は送料無料で購入したいと考えやすいことから、ついで買いが増えるでしょう。
ただし、送料無料の金額が高すぎると、離脱されてしまうかもしれません。
また、Amazonのように送料2,000円以上で送料無料になるケースもあることから、人によっては送料無料になる基準が割高に感じる場合もあるでしょう。
ショップで取り扱う商品や、顧客の属性によっても使い分ける必要があります。
地域別の送料
配送地域ごとの送料設定は、シンプルでわかりやすいでしょう。
ショップにとっては送料の設定が簡単で、ショップが送料を負担するリスクを減らすことが可能です。
ただし、遠方からの注文だと送料が高くなってしまいます。
送料が高ければ離脱される原因にもなります。
とくに、北海道や沖縄のような送料が高いエリアの顧客が多いなら、避けたほうがいいかもしれません。
遠方の地域からの注文で送料が割高になるなら、それらのエリアだけショップが送料の一部を負担する対策もあります。
発送種類による送料
宅配便やメール便など発送方法により送料を変えるタイプです。
ショップにとっても送料設定がしやすく、顧客にとっても合理的でわかりやすい送料だと感じやすいでしょう。
送料を安くしたい顧客が多いなら、複数の配送方法を選べる対策がおすすめです。
たとえば、ポスト投稿が可能なメール便なら、数百円程度の送料負担で済みます。
ただし、手渡しではなく荷物がなくなるなど事故の恐れもあるため、送料ページにその旨を記載しておいてください。
注意を促しておけば、安全性を重視する人は補償がある発送方法を選択してくれます。
物販でおすすめの送料設定
ショップの送料設定は、ショップの特徴により適切なものがあります。
利益率の高い商品を扱っているなら、どの送料設定でも問題はありません。
ただし、利益率を高めるには信頼が必要なため、開設したばかりだと難しくなります。
送料設定で迷ったら、幅広いショップにおすすめのタイプを選んでみてください。
一定金額以上購入で送料無料がおすすめ
多くのショップが採用しているのは、一定金額以上で送料無料になるタイプです。
送料無料にすれば購入率を高められますが、すべての購入で送料無料だとショップの負担が増えて、利益が少なくなる恐れがあります。
そこで採用したいのが、一定金額購入で送料無料の設定です。
一定金額以上の購入にしておけば、ついで買いが増えやすいでしょう。
1回あたりの注文単価が増えやすくなり、ショップが送料を負担しても利益率を高めることができます。
送料無料になる金額設定は、以下のようなものが代表的です。
• 5,000円以上購入で送料無料
• 3,980円以上購入で送料無料
• 1万円以上購入で送料無料
どの金額を基準にするかは、1回の注文の平均金額を参考にします。
それよりも少し高めの設定にすれば、お客様への心理的な負担を少なくできるため、1回あたりの単価がアップしやすいでしょう。
全国からの注文が多いなら全国一律
幅広い地域からの注文が多いなら、全国一律料金の送料がおすすめです。
その理由は、北海道や沖縄など特定の地域では送料が高めだからです。
遠方のお客様からも気軽に注文してもらえるよう、全国で同一の送料設定にしましょう。
ただし、全国一律にするとショップの負担が大きくなると心配かもしれません。
よくある対策としては、商品代金に送料の一部を上乗せする方法があります。
ここで注意したいのは、あくまでも送料の一部のみの上乗せです。
明らかに商品価格が高すぎると、ショップへの不信感があるかもしれません。
また、景品表示法に接触する恐れもあるため、十分に注意してください。
ショップが負担する送料を考えながら、同時にお客様が購入しやすい商品価格設定にするようにしましょう。
ECショップ出店の場合の送料比較
AmazonなどのECショップに出店する場合は、サイトの送料基準に従います。
ECショップ出店は集客がしやすいため、ショップが負担する送料があっても、利益を出すことは可能です。
それぞれのサイトの基準を確認しておいてください。
Amazon
基本的にAmazonが発送する場合では、注文金額2,000円(税込)で送料無料になります。
ただし、1回の注文で2か所以上の配送や、「準備ができた商品から順に配送」を選択すると、それぞれの配送基準での対応です。また、定期オトク便や生鮮食品向けのAmazonフレッシュ、お急ぎ便、お届け日時指定便でも確認が必要です。
Amazonマーケットプレイスによる出品の場合は、それぞれが設定した送料になります。
注文金額2,000円で送料無料によりショップの負担が気になるなら、Amazonの倉庫から商品を発送する方法ではなく、ショップ自らが発送する方法を選びましょう。
楽天市場
楽天市場では、3,980円(税込)以上の購入で送料無料設定があります。
この基準になるのは、39ショップの場合です。
ショップが「39ショップ」の設定にしていれば、3,980円(税込)以上で送料無料になります。
ただし、39ショップでも特定の商品や一部地域は送料が変わります。
また、ショップが送料無料ラインを設定している場合は、3,980円(税込)以下で送料無料にすることも可能です。
全国8か所ある楽天倉庫を使うことで、物流にかかる費用を下げることができます。
楽天市場での出店で39ショップ以外は、それぞれが送料を設定します。
ZOZOTOWN
通常配送の場合は、全国一律210円(税込)の送料です。
また、即日配送の場合は、送料210円(税込)と手数料がセットになり、560円(税込)です。
ただし、配送が分かれるときは、それぞれの送料がかかる場合もあります。
たとえば、倉庫が異なる場合に即日配送に指定した場合は、別々の送料です。
配送日が異なる通常商品と予約商品の購入でも、別途送料がかかります。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングでは、ショップごとの送料設定です。
地域によって異なる送料設定以外にも、「送料無料」の設定や、「条件付き送料無料」といった一定以上の購入金額で送料無料にする設定ができます。
物販で使う配送業者はどこがいいのか?
ショップで採用する送料設定が決まったら、次は配送業者を比較しましょう。
国内大手3つの配合業者の特徴を紹介します。
それぞれ取り扱う配送サービスが異なるため、ショップに合った業者を選んでみてください。
ヤマト運輸
ECショップが採用していることが多いのは、ヤマト運輸です。
カラーミーショップが調査したところ、6割以上が利用していることがわかりました。
ヤマト運輸では、クロネコメンバーズ割引制度があります。
小規模のショップなら店舗に持ち込みを選択して割引を利用するのもいいでしょう。
人気の配送は「宅急便」で、ほかにも「宅急便コンパクト」や「エコポス」など小さな荷物を送る方法もあります。
また、ヤマト運輸はECサイト構築ツールの「BESE」と連携しており便利です。
BESEを活用したネットショップ運営では、あて名書き不要、全国一律送料のサービスがあります。
佐川急便
配送サービスの種類の豊富さでおすすめの業者です。
佐川急便で人気のサービスは、「飛脚宅配便」で、サイズや重さなどで細かい設定があります。
「ラージサイズ便」という大型商品配送や、「飛脚ハンガー便」のハンガーにかけたままの配送も便利です。
また、e-コレクトと呼ばれる代金引換サービスも利用することができます。
ただしコンビニからの発送には対応していないため、Web集荷を依頼するか営業所に持ち込みをしてください。
日本郵便
ヤマト運輸に続いて利用数が多いのは、日本郵便です。
「ゆうパック」の利用が多く、ほかにも「レターパック」や「クリックポスト」「定形外」など送料が安い配送方法もあります。
とくに「ゆうパック」は、損害賠償制度があるため便利です。
集荷も可能ですが、営業所に持ち込みで割引もあります。
郵便局は全国どこにでもあるため、持ち込みのしやすさでもおすすめです。
「ゆうパック」をお得に利用するなら、スマホアプリを活用しましょう。
180円割引、あて名書き不要などのサービスがあります。
国内外で配送をするなら
国内外への発送は、管理や送料計算が複雑化するので一括管理できるシステムが便利です。
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物販の送料を抑えるコツ
お客様へのサービスを考えるなら、できるだけ送料を安く抑えたいです。また、ショップの負担を軽くするためにも、送料を抑えるコツを確認しておきたいものです。
送料を抑える工夫は多数ありますが、なかでも効果が上がりやすい2つの方法を紹介します。
複数の配送業者を使う
配送料金は、大きさや重量、タイプなどを比較することで安くできます。
できるだけ送料を安くするなら、同条件でそれぞれの配送業者に見積もりを出してもらうとわかりやすいでしょう。
たとえば、サイズが小さいなら佐川急便だと安いなどの違いが出てくる場合があります。
ショップで扱うことが多いサイズを調べて、各社の公式サイトで料金を調べる方法もおすすめです。
また、複数の配送方法を用意している業者なら、配送の種類を変えるだけで安くなります。
たとえば、日本郵便なら手渡しの「ゆうパック」ではなく、投函可能な「スマートレター」や「レターパック」などを利用して安くする方法などです。
大口契約をする
多くの配送業者は、大口契約で割引してくれます。
個人事業主と契約できる業者もあるため、聞いてみるといいでしょう。
配送業者にとっても大口契約は嬉しいため、一般とは異なる配送料金設定のことがあります。
複数の業者を使い分けて安くするといいのか、1つの業者に集中させるのか考えましょう。
交渉次第で安くなる場合があるため、問い合わせをするのがおすすめです。
普段からお付き合いのある営業所があれば、業者側から話を持ち掛けられることもあるかもしれません。
物販の送料は慎重に決めよう
ショップを運営するなら、送料設定の重要さがわかったのではないでしょうか。
とくにネットで買い物をする人は、送料の安さでお店を選ぶ傾向にあります。
多数のショップに埋もれてしまわないよう、送料の設定は慎重に決めるようにしましょう。
ただし、送料の設定に失敗しても変更は可能なため、まずはお試しがおすすめです。
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