物販におけるInstagramの活用について解説をします。

• 活用する魅力
• 物販の取り組み方
• 商品を売るコツ
• 利用する際の注意点

などInstagramについて紹介しているので、ぜひ続きを読み進めてみてください。

当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

 

物販ビジネスにInstagramを活用する魅力とは

Instagramは、日本はもちろん世界的に人気のあるSNSです。写真の投稿に特化したSNSであり、芸能人やスポーツ選手にも愛用者がいます。

物販ビジネスとはおおよそ縁がなさそうなInstagramですが、実はビジネスに活用している方は少なくありません。では、物販ビジネスにInstagramを活用する魅力とはいったい何なのでしょうか。

ショッピング機能の実装

近年、Instagramを物販ビジネスに活用する人が増えていますが、それはひとえにショッピング機能の実装が理由と考えられます。

Instagramのショッピング機能とは、商品の情報をタグ付けすることにより、自身が運営しているネットショップの商品ページへダイレクトに誘導できる機能です。

ショッピング機能を利用すれば、商品の画像を見て気になった方が、直接ネットショップの商品ページへアクセスできます。

あらかじめ、Instagramで商品の魅力をきちんと伝えておけば、売り上げや利益向上につながる可能性があるのです。

Instagramを物販に用いるビジネスモデルは以前からありましたが、プロフィール欄にサイトURLを掲載し、そこからアクセスしてもらうのが一般的でした。

しかし、これでは手間がかかるため、投稿した商品の画像に興味を抱いてもらっても、ネットショップへ誘導できないケースが多かったのです。

しかし、Instagramに実装されたショッピング機能により、このような問題も解決しました。

広告コストを抑えられる

物販ビジネスにInstagramを活用すれば、広告コストを抑えられます。ショッピング機能を用いれば、Instagramの投稿がそのまま広告の役割を担ってくれるためです。

商品の写真をInstagramに投稿し、タグ付けしてネットショップに誘導できるため、わざわざ広告を運用する必要がありません。

物販ビジネスを営む者にとって、広告費を抑えられるのは大きなメリットといえるでしょう。Web広告の活用は、即効的な集客効果が期待できます。

もちろん、利用する広告の種類にもよりますが、リスティング広告ならSEOよりもはるかに短期間で成果が期待できるのです。

ただ、Web広告の運用は一定のノウハウが必要であり、狙うキーワードによっては単価が高騰します。

一方、Instagramを活用すれば広告費を抑えられるため、その分ほかのことに資金を投入できるのです。

拡散が期待できる

SNSの特徴として拡散力の高さが挙げられます。Instagramも例に漏れず、他のSNSとの連携やリポストといった手法で、情報を拡散させられます。

商品の画像と説明を投稿し、拡散してもらえれば、実質広告費ゼロでプロモーションしてもらえるのです。

コストをかけずに多くのユーザーに商品を知ってもらうことができ、売上や利益拡大の効果が期待できるのです。

ただ、拡散力に関していえば、Instagramは他のSNSに劣ることを覚えておきましょう。TwitterやFacebookなどは拡散力が高いのですが、そもそもInstagramには情報を拡散させる仕組みが備わっていません。

そのため、拡散力のみに頼るのはおすすめしません。あくまで、副産物的なものと考えておきましょう。

Instagramを用いた物販の取り組み方

Instagramを物販ビジネスに活用してみたい、と考えているものの、具体的にどう取り組めばよいのかわからない、といった方もいるでしょう。

Instagramを用いた物販ビジネスを始めるにあたって、難しいことはありません。まずはECサイトを開設し、ショッピング機能を導入するだけです。詳しく見ていきましょう。

ECサイトの開設

Instagramを物販ビジネスに活用したいのなら、まずはECサイトを開設しましょう。すでにECサイト、ネットショップを開設して運営しているのなら、この章は飛ばして問題ありません。

ECサイトを開設せず、Amazonやヤフオク!などを用いて行う物販ビジネスの方法もありますが、Instagramを活用したいのなら開設が必須です。

なぜなら、後述するショッピング機能を導入するには、ECサイトが必要となるためです。現在では、誰でも簡単にECサイトを構築できるようなサービスもあるため、ハードルは高くありません。

もちろん、本格的でオリジナリティのあるECサイトを構築するとなると、専門業者への依頼が必要であり、それなりの費用もかかりますが、最低限の機能で十分ならコストも抑えられます。

ショッピング機能の導入

ECサイトの準備ができたのなら、いよいよInstagramのショッピング機能を導入します。

ショッピング機能の導入により、ユーザーは気になる商品を扱っているECサイトの商品ページへダイレクトにアクセス可能です。

ショッピング機能を導入すれば、ユーザーが簡単なステップでECサイトへアクセスできるようになるため、流入アップの効果が期待できます。

また、直接的な接点のない潜在顧客にも商品やECサイトを知ってもらえるチャンスが増え、さらなる売上、利益の拡大につながる可能性があるのです。

Instagramのショッピング機能を導入する手順は簡単です。初めての方も、以下のステップに沿って進めていきましょう。

利用要件の確認

Instagramのショッピング機能を導入するには、運営側が定めている利用要件をクリアしなくてはなりません。

誰でも利用できるとなると、システムを悪用する輩が出てくるおそれがあるためです。また、公序良俗に反する商品やサービスを扱われる可能性もあるため、利用要件を定めています。

まずは、ショッピング機能の導入が可能かどうか、利用要件をチェックし、該当する項目がないか確認しておきましょう。

商品カタログの作成

利用要件を確認したら、アカウントの切り替えを行いましょう。個人アカウントで利用しているのなら、ビジネス用に切り替えます。

次に、Facebookのページにリンクし、商品カタログを作成しましょう。Facebookページがないのなら、作成しなくてはなりません。カタログの作成は、Facebookページから行います。

審査を受ける

ここまでの作業を終えたら、運営の審査を受けます。審査といっても、金融機関で融資を受けるときのような性質のものではありません。

審査基準は公開されていないものの、基本的には自動で行われます。審査結果がわかるのは、1週間前後が目安です。

審査に落ちるケースとしては、ビジネスアカウントに切り替えられていない、ECサイトのドメイン認証がされていない、などが挙げられます。

また、コマースポリシー違反の商品を販売する場合には、審査に通らないため注意が必要です。

商品画像へのタグ付け

プロフィールメニューから、タグ付けを行いましょう。[製品をタグ付け]のメニューから作業を行います。タグ付けそのものは、通常のInstagram利用と同じです。

ECサイトがない場合

ECサイトがない、新たに開設するのが面倒、といった方は、Squareオンラインチェックアウトの利用を検討してみましょう。

こちらのサービスを利用すれば、ECサイトがなくてもInstagramで物販ビジネスを展開できます。Squareオンラインチェックアウトは、商品のオンライン決済リンクを生成できるサービスです。

Instagramで商品を紹介し、あとは決済用リンクを利用して支払いをしてもらうだけです。利用方法がシンプルなうえに、決済手数料しか発生しないため、導入しやすいのもメリットといえるでしょう。

また、このサービスを利用すれば、Instagramだけに限らず、他のSNSや自社ブログなどでも簡単に商品の販売を行えます。

Instagramで商品を売るコツ

Instagramを物販ビジネスに活用している方は多いのですが、全員が成功しているわけではありません。

Instagramを活用して商品を売るには、いくつかポイントを押さえておく必要があります。以下、Instagramで商品を売るコツをピックアップしました。

写真や紹介文で魅力的に

Instagramは、写真の投稿に特化したSNSです。また、女性ユーザーが多くを占めており、きれいで見栄えのよい写真に惹かれる方が多いのも特徴といえるでしょう。

そのため、Instagramで商品を売りたいのなら、魅力的な写真の投稿を意識してください。撮影した写真をそのまま投稿するのではなく、よりきれいに見えるよう最低限の加工も求められます。

ただ、加工しすぎると、クレームのもとになるため注意が必要です。ライトを利用する、撮影のシチュエーションにこだわるなど工夫してみましょう。

また、写真だけでなく商品の説明を充実させる、魅力を精いっぱい伝えるといった努力も必要です。

ハッシュタグを活用する

Instagramのユーザーは、興味のあるハッシュタグから情報を集めようとする傾向があります。そのため、商品にマッチしたハッシュタグを設定すれば、より多くの方に商品の存在を知ってもらえる可能性があります。

ハッシュタグを利用するメリットは、多くのユーザーに商品を知ってもらえるだけではありません。ショップに興味をもってもらえ、そのままフォロワーになってくれる可能性もあるのです。

写真や説明文だけでなく、ハッシュタグも活用して物販ビジネスを成功させましょう。

物販ビジネスにInstagramを利用する際の注意点

Instagramを物販ビジネスに活用することで、さまざまなメリットを得られるのは事実です。多くの方がInstagramを物販ビジネスに活用していることからも、それは理解できるのではないでしょうか。

一方で、物販ビジネスにInstagramを活用する際には、注意点もあります。以下、主な注意点をピックアップしました。

規約違反になる商品がある

Instagramを用いた物販では、何でも販売できるわけではありません。何でも販売できるとなると、Instagramは無法地帯になってしまうでしょう。

そのため、Instagramでは扱ってはいけない商品を定めています。たとえば、実体のないものやサービス、経口サプリメント、動物などが該当します。

ほかにも、写真と説明が一致しないもの、医療関連の商品なども扱えないため注意が必要です。基本的に、規約違反となる商品はカタログ上でエラーが通知されます。

もし、エラーが通知されたのなら、規約に違反していないか確認してみましょう。

ショッピング機能を使わない売買に注意

Instagramでは、ショッピング機能を用いずとも物販ビジネスを行えます。たとえば、商品の写真を掲載して、連絡してきたユーザーと直接やり取りを行い売買するようなケースです。

たしかに、この方法でも物販ビジネスは成立しますが、万が一トラブルが発生したときサポートを受けられません。

ショッピング機能を用いた物販ビジネスであれば、トラブル発生時にサポートを受けられるのですが、機能を使わず行った売買は対象外です。

ユーザーとトラブルになった結果、悪い評価を拡散されてしまう、商品を発送したのに支払いをしてくれない、といったことが起きるかもしれません。

ショッピング機能を介さない売買は合法ですが、このようなリスクがあることは理解しておきましょう。

販売できるのは有形商品に限る

Instagramで販売できる商品は、有形物と定められています。利用規約において、実体のないものは販売できないと定められているため、注意が必要です。

たとえば、何らかのノウハウについて書かれた書籍を販売するのは問題ありませんが、データで販売するのはアウト。

実体のない商品とみなされてしまうためです。ほかにも、Instagramではアルコールや銃火器、タバコ、偽造品、アカウント、性的サービスなどの販売を禁止しています。

絶滅が危惧されている動物の販売をあっせんするような行為も禁止されているため、注意してください。

ショッピング機能の利用にあたり審査が必要

ショッピング機能は誰でも利用できるわけではありません。利用にあたり、運営側の審査をクリアする必要があります。

ただ、すでにお伝えした通り、この審査は自動で行われており、それほど厳しいものではありません。

審査に落ちるケースについても、インターネット上に情報が公開されているため、参考にすれば落ちる確率は低いでしょう。

審査に落ちる原因としては、ビジネスアカウントを正しく作れていなかった、商品がコマースポリシーに違反している、などが挙げられます。

なお、審査をクリアするとInstagramのアカウントに通知が送られてきますが、落ちたときには通知されません。

物販ビジネスにInstagramを活用して軌道にのせよう

物販ビジネスにInstagramを活用すれば、運営しているECサイトへの流入を増やすことができ、売上や利益の拡大につながります。

潜在顧客の掘り起こし効果も期待できるため、利用しない手はありません。物販ビジネスにInstagramを活用し、ビジネスを軌道にのせましょう。

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