2022.02.28 投稿
2024.03.28 更新
問屋仕入れとは?ネットショップや物販で使いたい仕入れ先を紹介
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- 問屋仕入れとは何かがわかる
- 問屋仕入れと小売店仕入れの違いがわかる
- 問屋仕入れの注意点がわかる
- 問屋仕入れのおすすめサイトがわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それでは問屋仕入れについて解説していきます。
問屋仕入れとは
問屋仕入れとは、問屋という販売の仲介業者を通して仕入れをすることを指します。
せどりをする人は、一般消費者と同じく小売店から商品を購入しますが、小売店を通さずに商品を買うのが問屋仕入れです。
この方法で商品を仕入れて売ることは、せどりや転売とは異なる物販のスタイルとなります。
問屋仕入れとはどのようなものか、せどりとの違いなどを知っておきましょう。
事業者向けの仕入れ方法
問屋仕入れは、ビジネスとして商品を売買する事業者向けの仕入れ方法の一つです。
問屋はメーカーから商品を買い、その商品を販売する店に売ります。
問屋はメーカーと小売店をつなぐパイプ役のようなもので、小売店に売ることで利益を得るビジネスです。
問屋が売る相手は商品を使うのではなく販売する事業者であるため、小売店から買う時のように1つや2つではなく、ある程度まとまった数量の取引となります。
せどりとの違い
せどりは、基本的には小売店から商品を仕入れて売るビジネスです。
小売店を通さずに行う問屋仕入れとは、かかるコストも仕入れた商品の扱いも異なります。
問屋仕入れは、小売店が売る際に上乗せするマージンがない分、一つあたりの商品価格が低くなるのが普通です。
商品の流通では、メーカーも問屋も小売店も、それぞれが販売する際にマージンを乗せて利益を出します。
そのため、小売店から購入するよりもその前段階である問屋の方が安くなるのです。また、せどりでは小売店から商品を購入するため、未使用品でも中古品売買として扱われることがあります。
しかし、問屋から仕入れた商品を販売する際には新品として売ることが可能です。
つまり、自分が小売店(販売店)の立場になれるのです。
問屋仕入れは個人でも利用できる?
問屋仕入れは原則事業者向けの仕入れ方ですが、個人でも取引ができないわけではありません。
多くの問屋が個人でも販売先として受け入れており、法人か個人かで取引を制限されることは少なくなっています。
もちろん、中には法人のみと限定している問屋もありますが、自分がアプローチする際に受入可能な問屋を選べば大丈夫です。
ただし、問屋の方が門戸を開いていても、その取引条件を受けられなければ仕入れを始めることはできません。
問屋仕入れは小売店での仕入れに慣れたせどり経験者にはやりにくいと思う点もあるため、注意が必要です。
物販ビジネスの仕入れは問屋と小売店どちらがおすすめ?
物販ビジネスでは、小売店から仕入れた商品を売る方法と問屋から仕入れて売る方法があります。
二つの方法にはそれぞれに良い点があり、どちらの方が良いかは一概に決められません。
どちらかの方法で物販を始めようと思った時には、それぞれのおすすめポイントを比較して、自分に合う方法を選びましょう。
問屋仕入れのおすすめポイント
問屋仕入れのおすすめポイントは、問屋でしか得られないアドバンテージです。
問屋ではまとまった数の商品を小売店よりも安い単価で販売しています。
小売店で仕入れて売るよりも安価な価格設定ができ、安さで勝負しやすくなります。
また、自分が販売店として仕入先から販売許可をもらっているため安心です。
卸価格で仕入れができる
問屋仕入れでは、小売店が仕入れる卸価格で商品を購入できます。
メーカーから問屋、問屋から小売店へ流通する間では必ずマージンが発生し、価格はだんだんと上がっていくのが普通です。
問屋では定価の30~40%オフの価格で仕入れられるケースが多く、実績と交渉次第でもっと安く購入できることもあります。
小売店から仕入れた場合に比べて安く仕入れられるから、販売価格も抑えられ、ライバルとの価格競争にも負けません。
一度に大量の仕入れが可能
問屋仕入れのおすすめポイントは、一度にたくさんの商品を仕入れられる点です。
一般的にせどりや転売では、小売店や個人が安く売り出しているものを仕入れるため、一度に複数同じものを仕入れることができません。
1つ仕入れて1つ売ったら、また新しい商品を開拓する必要があります。
しかし問屋仕入れであれば、メーカーから仕入れた大量の商品をまとめて買うことが可能です。
一度に同じものをたくさん仕入れられるから、稼げる商品を1種類見つけたらその1種類だけでたくさんの利益を上げることができるでしょう。
ハードルが高く見えるためライバルが少ない
問屋仕入れは、せどりや転売を個人でやっている人から見るとハードルが高そうに見えます。
手間もかかりそうですし、個人でも無理なのではないかと思って手を出さない人もいるでしょう。
そのため、問屋仕入れはライバルが少なく、稼ぎやすくなっています。
確かに最初の問い合わせなどに多少の手間はかかりますが、個人でも可能な問屋はありますし、それほど難しいものではありません。
しかし、ハードルが高い印象によって避ける人が多いため、ライバルより一歩リードできる可能性が高くなります。
古物商許可が必要ない
小売店から購入した未開封商品は、いくらコンディションが新品であっても古物営業法では「古物」となります。
古物を販売するためには古物商許可証が必要となり、許可を取らずに販売すると違法と判断されることもあります。
しかし、問屋から購入した商品は古物に当たらないため、古物商許可証が必要ありません。
問屋仕入れでの物販は、せどりや転売では必要となることが多い古物商許可証なしに営業できます。
古物商許可証の取得にも費用はかかるため、経費削減にもなります。
小売店仕入れのおすすめポイント
問屋仕入れにはおすすめポイントがいろいろありますが、小売店からの仕入れにも魅力はあります。
小売店仕入れは問屋よりもハードルが低く、気軽に売買できる点が魅力です。
問屋より小売店から仕入れる方が向いている人もいるため、どちらが良いか小売店のおすすめポイントも吟味してみましょう。
やり取り・事前審査不要で気楽
小売店からの仕入れは、事前のやり取りや登録、審査などがなく、気楽にできます。
問屋仕入れでは、必ず事前のやり取りや審査、もしくは登録手続きなどがありますが、小売店では何もせずに買い物だけできます。
何にも縛られずに仕入れをしたい人にとっては、小売店からの仕入れは楽です。
試しに仕入れて売ってみたいという物販未経験者にもハードルが低くなります。
ノルマがない
小売店からの仕入れはノルマや最小発注数などがありません。
そのため、自分のペースで売りたいだけ仕入れることができます。
しかし、問屋仕入れでは、最低限の販売ノルマが課せられたり、問屋側で決められたロット数単位でないと購入できなかったりすることがあります。
同じ商品を何度も仕入れるのは難しい小売店ですが、ノルマがないのは安心です。
カード払いが可能
小売店での仕入れでは、クレジットカード払いが利用でき、資金計画を自分の思い通りに進めることが可能です。
問屋では基本的に、問屋側のルールや話し合いによって、銀行振り込みの前払いや月末払い、代金引換などで支払うことになります。
基本的に問屋はカード払いがないため、現金がないと仕入れられず、販売機会を逃す可能性があります。
仕入れにおすすめの問屋5選
問屋を仕入先として使ってみたい人に、おすすめできる問屋を紹介します。
問屋といっても、比較的利用の仕方がネットショップのようで、ハードルが低い業者をまとめました。
初めて問屋を使う人は、問屋仕入れの手始めに利用してみましょう。
NETSEA
NETSEA(ネッシー)は、総合的なジャンルを扱っているネットショップ型の問屋です。
メンズ・レディースのアパレルや雑貨、美容系グッズや家電まで、幅広い商品を扱っています。
手広く商売をしたい人もまだジャンルが定まっていない人も、まず登録しておきたい問屋と言えるでしょう。
物販のネットでの仕入れ先としては有名で、多くの物販ビジネス実践者が利用しています。
NETSEA(ネッシー)は開業前であっても登録できるため、まだ事業の準備中の人にもおすすめです。
また、会員登録、月額費用は無料です。
卸の達人
卸の達人は、美容や健康系、雑貨類をメインに扱うネット問屋です。
テレビやインターネット上で話題となった商品を中心に仕入れることができます。
また、エンドユーザーへの直送サービスも行っており、自宅やオフィスに在庫を抱えられない人にも安心です。
ロット注文が基本となる問屋ですが、卸の達人であれば1個からのバラ注文も可能です。
また、無料で登録できます。
スーパーデリバリー
スーパーデリバリーは、取り扱い商品数が豊富な総合型の卸サイトです。
取り扱い商品数は140万点、メーカーは3,000社以上を扱っており、さまざまな商品を仕入れることができます。
ただし、スーパーデリバリーは無料で利用できません。
有料会員制となっており、月会費は2,000円です。
月額費用がかかる分、ライバルと差がつけられそうですが、売上が安定する前の仕入先としてはハードルが高くなります。
問屋 国分ネット卸
問屋 国分ネット卸は、小ロットから仕入れができる激安仕入れサイトです。
商品数も16,000以上と豊富で、食料品から日用品、雑貨や介護商品などのアイテムを仕入れられます。
会員登録は無料です。
PandaHall(パンダホール)
PandaHallは、中国製のビーズなどのアクセサリーパーツ専門の通販ショップです。
オリジナルアクセサリーの制作販売をしたい人やアクセサリーパーツの販売店などにおすすめです。
登録は無料で、小ロットから利用できます。
公式アプリがあり、アプリをダウンロードすると、初回ダウンロード特典として値引きのクーポンがもらえます。
海外仕入れにおすすめの問屋
問屋仕入れを始めるなら、海外の商品を仕入れられる問屋もチェックしましょう。
国内の商品だけでなく海外にも目を向けることで、扱える商品の幅がグッと広がります。
ただし、海外の仕入れサイトは信頼できる良質なサイトを選ぶことが大切です。
eBay
eBayは、世界的にも有名で、世界最大級のオークションサイトです。
正確にいえば仕入れサイトではありませんが、海外の珍しい商品や世界各国の特徴的な商品を手に入れられます。
日本語にも対応しており、商品探しで困ることはありません。
利益率も比較的高いと言われており、仕入れサイトとしても利用価値がありそうです。
購入しなくても、海外のトレンドをチェックするのに役立ちます。
AliExpress
AliExpress(アリエクスプレス)は、中国最大手の問屋サイトです。
日本でも知名度は高く、激安サイトとして知られています。
個人仕入れもでき、日本語にも対応しているため安心です。
また、チャットでセラーと連絡を取れる、商品によっては「無料返品サービス」があるなど、安心して取引できるシステムが整っています。
中国からの仕入れを検討するなら、安全性も高く優秀なサイトです。
公式URL:【aliexpress Japan(アリエクスプレス)】激安総合ECサイト!高品質で低価格の製品をオンラインで!
BUYON
韓国の商品を仕入れたい時におすすめなのが、韓国アパレル仕入れサイトであるBUYONです。
BtoB仕入れサイトですが、法人だけでなく個人でも仕入れることができます。
主にアパレル商品を取り扱っており、アジア最大級の問屋街である「東大門」の問屋が集まっているサイトです。
2021年8月より、南大門市場の問屋からも集荷を開始しています。
流行の最先端から個性的な商品まで、幅広いラインナップが期待できます。
問屋仕入れで注意したいこと
問屋仕入れを利用するにあたっては、注意しておきたいこともあります。
小売店での仕入れとは違い、基本的には問屋のルールに従うことが必要です。
特に個人が仕入れる際には、せどりでの小売店仕入れとの違いを認識して、柔軟に対応していきましょう。
開業届が必要な問屋もある
問屋仕入れでは、登録に開業届が必要となることがあります。
個人や法人に関わらず使える問屋も多いのですが、個人の場合には個人事業主にしか利用できないこともあります。
開業届は誰でも簡単に提出できますし、費用もかからないため、前もって提出しておいても損はありません。
開業届さえ出せば、使える問屋の幅も広がります。
支払いは現金前払いが基本
問屋仕入れでは、現金前払いが基本となっています。
ネットショップに近いシステムの問屋の場合には、さまざまな決済システムを導入していることもありますが、基本は現金前払いです。
そのため、問屋仕入れを目指すにはある程度資金にゆとりが必要となります。
問屋仕入れを始める前に、小売店仕入れを使ったせどりなどで現金を確保しておくと良いでしょう。
ロット買いが必要なこともある
基本的に、問屋はBtoBの商売で、取引相手は小売店などです。
そのため、一度にたくさんの商品を仕入れるのが当たり前のようになっています。
バラ売りする問屋もありますが、中にはロット買いしかできない問屋もあり、一度の仕入れに多額の費用が必要となることもあります。
ロット買いは、1ケース10個入りや1ケース12個入りなどケース単位で購入する方法です。
必要な数量が8個でも、10個入りの場合には10個買うことになります。
数量の指定ができず、買い過ぎてしまうため、資金繰り悪化のリスクになることもあります。
登録が簡単な問屋はライバルも多い
近年では、インターネット上で買い物でき、登録手続きも簡単な問屋が増えています。
こうした問屋は、誰でも利用しやすいため、自然にライバルも集まります。
そのため、簡単に誰でも利用できる問屋では、ライバルも同じように仕入れるため、稼ぎにくいかもしれません。
ライバルを引き離して1人勝ちするためには、ライバルが参入しにくいような登録条件の厳しい問屋を選ぶ必要があります。
問屋仕入れで物販ビジネスを効率的に
問屋仕入れは、小売店仕入れとは違った魅力があります。
問屋から仕入れた商品は、小売店で仕入れた商品とは違った扱いとなり、より販売しやすくなります。
ネットショップのように利用できる問屋も多いため、まずは使いやすそうな問屋から使ってみましょう。
ただし、問屋仕入れには業者間の取引だからこそのルールがあり、利用しにくいと感じることもあります。
自分に問屋仕入れが合っているかどうか判断した上で、無理のない範囲で始めることをおすすめします。
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