メルカリの後払いを滞納してしまったらどうしたらいいの？対処法について解説をします。

この記事では滞納を放置したときの流れや、滞納に気づいたときにするべきことを紹介していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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メルカリの後払いの滞納を放置し続けた場合の流れ

メルカリの後払い分を滞納し放置した場合、どのような流れになるのでしょうか？うっかり支払い期限に払い忘れてしまっても早めに気づけるよう、メルカリからの連絡内容や手続きを知っておきましょう。

滞納1日①：支払期限超過のアナウンスが来る

支払期限内に支払いがないと、翌日にアプリをとおして催促のアナウンスがあります。滞納1日目の連絡にははっきりと「支払い期限がすぎている」と書かれており、清算し忘れに気づくはずです。

支払い期限が近づくとメルカリアプリをとおして頻繁に通知が届くので、その段階で気づいて清算をすませるケースが多いでしょう。

しかし通知が毎日多く届く人の場合、内容を確認しないかもしれません。メルカリを利用したときは、定期的な通知のチェックをおすすめします。

滞納1日②：売上金が支払いに充当される

滞納1日目は支払いの催促と同時に、アカウントが持つ売上金を清算にあてたと連絡が入ります。それでも不足する場合は、以降に発生した売上金も代金の支払いに充当されるので、メルカリでの売上をほかで使う予定があっても、引き出せなくなる可能性があります。

メルペイスマート払いを利用した金額と支払期限を把握して、忘れないようにしましょう。

滞納1日③：メルペイスマート払いの利用制限制限がかかる

利用代金の延滞後、1日目でメルぺイスマート払いは利用できなくなります。メルカリで後払いを利用して買いたいものがあったとしても、購入できません。

早めに代金を清算してから、メルカリを利用しましょう。滞納1日目はまだメルペイスマート払いの制限だけですが、さらに延滞を続けると制限の範囲が広がります。

滞納5日：メルカリとメルペイの購入制限アナウンスが来る

メルペイスマート払いの滞納が5日目になると、ふたたびアプリから清算完了していない旨のアナウンスがあります。

そして滞納10日目には、メルカリとメルペイでの購入を制限する連絡も同時に入ります。滞納10日目の前日にもう一度購入制限についての連絡が入り、早めに清算するよううながされます。

滞納10日：メルカリとメルペイの購入制限がかかる

後払い分の清算をしないまま滞納10日目を迎えると、メルカリとメルペイの購入制限がかかり、メルカリでの買い物と後払いがどちらも停止されます。

そのまま放置しても解除されることはなく、ふたたびメルカリで購入するには代金の清算が必要です。

滞納後14日目になると対処が変わりますが、滞納13日目まではブラックリストへの登録や違約金は発生しないため、それまでの清算がおすすめです。

滞納2週間：遅延延滞手数料が発生する

2022年3月15日以前は、滞納2週間以上になると2週間ごとに延滞事務手数料300円の請求がありました。コンビニで清算するときはさらに決済手数料がプラス300円かかっていました。

しかし2022年3月16以降は加算されなくなっています。アプリからのアナウンスに加えて、ハガキや電話で支払いの催促がくる場合もあります。

2022年3月15日まで、清算期限までにお支払いが確認できない場合、回収にかかる費用として2週間ごとに延滞事務手数料(¥300)を加算しておりました。
2022年3月16日以降は、新規の加算を停止しております。

出典：メルカリガイド

滞納1ヶ月：遅延損害金が発生する

滞納して1ヶ月になる前にハガキや手紙で支払い催促の連絡がありますが、初めての滞納では連絡がないケースもあります。

滞納して支払いが1ヶ月遅れると遅延損害金が発生し、未清算代金に年率14.6％をプラスして支払います。滞納した代金が少額であっても、放置すると遅延損害金がかさんで金額が大きくなるかもしれません。

メルカリで買い物ができないことに気づいたら、未清算の代金がないか確かめて、アプリからの通知にも改めて目をとおしましょう。

滞納61日以上または3ヶ月以上：信用情報に傷がつく（ブラックリストに入る）

メルペイスマート払いの代金を61日以上または3ヶ月以上滞納すると、ブラックリストに登録され、いわゆる信用情報に傷がついた状態になります。ブラックリストに入ってしまうと行動制限を受けるため、

などの不都合が発生します。ブラックリストへの掲載は5年程度といわれ、行動制限が最低5年間続くでしょう。

滞納2ヶ月以上または3ヶ月以上と基準が分かれる目安は、借入総額・延滞時の対応などで決まるといわれています。

ちなみにメルカリの公式サイトでは、メルペイスマート払いの代金滞納について以下のように書いています。

支払い期限までにお支払いいただけなかった場合、お支払いが完了するまでメルペイのあと払いのご利用をお断りするほか、残高（売上金含む）の充当（期限超過充当）を行います。

また、定額払い契約中のお客さまが支払いの期限を過ぎた場合、延滞情報が信用情報機関に提供されます。お客さまの今後の与信判断に影響がある可能性があります。

出典：メルカリガイド｜支払い期限までに支払いが間に合わない場合

滞納3ヶ月：弁護士事務所から支払い催促の督促状が届く

メルカリの公式サイトにて、滞納2ヶ月または3ヶ月以上になった場合の対応方法が書かれています。この段階では弁護士に代金の回収を委託するため、債権は弁護士へ移り、連絡はメルカリからではなく弁護士から届きます。

それまでのアプリや書面でメルカリが送っていた催促の連絡を、弁護士が行う段階です。弁護士から清算期限の連絡があり、支払いが終わるまで続くので、早めにメルカリアプリを通じてまたはコンビニやATMから支払います。

メルカリ公式サイトに掲載の、回収業務の委託先を抜粋しておきます。

メルペイは回収業務の一部を弁護士法人に委託しているため、清算期限を過ぎて未清算のお客さまには弁護士法人からのご案内が届くことがあります。あらかじめ、ご了承ください。

《委託先事務所名一覧》

鈴木康之法律事務所（ HP）
神田お玉ヶ池法律事務所（ HP）
市ヶ谷中央法律事務所（ HP）

出典：メルカリガイド｜支払い期限までに支払いが間に合わない場合

滞納半年：裁判に発展・財産が差し押さえられる

メルペイスマート払いの代金を滞納して半年たつと、信用情報に滞納履歴が記載されるだけでなく裁判に発展し、財産差し押さえになる可能性があります。

突然裁判所へ連れて行かれるわけではありませんが、まず自宅に訴状が届き郵便職員は裁判所からの通知だとはっきり伝えるため、家族に代金滞納を知られてしまいます。

郵便物は基本的に受取拒否できますが、訴状は特別速達便で届くため受取拒否ができず、しかも対面での受け渡しをする手紙のため家族に隠しとおすことは難しいでしょう。

裁判になった場合、未清算分の支払いだけでなく、

まですべてを一括で請求され、払えなかった場合は財産の差し押さえや強制執行が行われます。

会社員など給与や賞与を受け取っている人は差し押さえの対象になるため、勤務先にもばれてしまい、社内での信頼を失う結果になります。

メルカリの後払いを滞納してしまった場合にとるべき行動

メルカリの便利な支払い方法「メルペイスマート払い」ですが、きちんと管理して代金を支払わないと大変なことが待っています。

しかし後払いを利用した分きちんと払おうと思っていても、うっかり忘れるかもしれません。メルペイスマート払いの滞納に気づいたときとるべき行動を、状況ごとに紹介します。

今ある状態に合った行動をとって、早めに解決しましょう。

お金はあるが支払いを忘れていた場合

お金に余裕はあるものの、メルカリでの購入代金を後払いにしたまま、忙しく払い忘れてしまったケースです。

気づいたその日のうちに払うか、必要な手続きをとりましょう。1日でも早くメルペイスマート払いの代金を清算した方が、ペナルティがないかあっても軽くすみます。

コンビニATM・メルペイチャージ残高のいずれかで支払う

手元に支払う分のお金があれば、コンビ二ATMから支払うか、メルペイチャージに必要な残高を用意して支払います。

コンビニATMから払うと手数料が必要ですが、メルぺーチャージして支払う場合は手数料が無料です。支払期限の個別延長には対応がないので、思い出したときすぐに払いましょう。

利用制限がかかった状態の場合、支払いが確認され処理が完了するとふたたびメルカリやメルペイスマート払いが利用可能になるため、支払いが完了したとわかります。

支払いを終えた旨をメルカリに連絡する必要はなく、支払い証明書があれば念のため保管しておきます。

メルペイスマート払いの自動引き落とし日を変更する

給料日との兼ね合いで支払い額が不足しそうな場合は、お金の都合がつく日に自動引き落とし日を変更します。

ただしこの方法は滞納したあとでは利用できないため、メルペイスマート払いで支払ったあとすぐの手続きがおすすめです。

自動引き落としは手数料がかからず、マイページから手続きを行います。支払い方法を選択するという赤いボタンを押して、支払い方法の設定画面から自動引き落とし設定へ進むを選びます。自動引き落とし設定画面で引落日の設定が可能です。

払い忘れまでは行かなくても気づいたら支払い期限ギリギリになっていた、という経験をされた方はいると思います。このようにトラブルの対処法を知っておくことで、万が一の時も冷静に対応できるでしょう。

支払う意思はあるが手持ちのお金がない場合

支払いたいものの必要なだけお金が集まらないときは、そのままにせず次の2つの方法に取り組んでみましょう。そのまま何もしないでいると、支払いの意志がないとみなされる可能性があります。

確実に支払える日をメルカリ事務所へ伝える

メルペイスマート払いの代金を滞納すると、滞納1日目から連絡があります。
滞納に気づいたもののお金がなく今すぐ清算できない場合は、すぐに問い合わせからメルカリ事務局へ連絡し、確実に払える日を伝えましょう。

しばらく気づかずにおり、督促のハガキやメールが来て滞納に気づいたものの払えない場合も、放置せずメルカリ事務局へ連絡します。連絡すれば支払い時期が延びるとは限りませんが、支払いの意志があると伝えてアピールしましょう。

お金を工面して支払う

払えないままではいられないため、どうにかお金を工面することを検討しましょう。

不用品を売るにはメルカリへの出品もひとつの方法で、滞納の長さによっては購入を制限されますが出品は制限されません。メルカリで不用品を売って売上にし、それをメルペイスマート払いの清算にあてます。

キャッシングやカードローンは必要なお金をすぐに用意できますが、借金返済を先延ばしにした状態です。利子分返済額は増えますが、とりあえずメルペイスマート払いの利用代金の清算はできます。

ただし返済のめどが立たないままキャッシングやカードローンを利用すると、ふたたび返済を催促されるかもしれません。確実にお金を用意し借金の残らない方法で、メルカリの後払い分を清算した方が安心です。

支払いの見通しが立たない場合は弁護士等に相談

メルペイスマート払い利用代金を払えそうにない場合は、弁護士など専門家に相談して任意整理する方法があります。任意整理とは、支払うべき代金を分割払いにし利息もなしで和解するという方法です。

すると督促はこなくなり毎月の支払い額は抑えられますが、メルカリアカウント停止やブラックリストに登録されます。ブラックリストに載ってしまうと、今後の生活に支障をきたすおそれがあるので、任意整理は最後の手段と考えましょう。

メルカリの後払いを滞納してしまったらすぐに支払おう

メルカリの後払い「メルペイスマート払い」は、上手に活用するとメルカリでのお買い物が便利になる決済方法です。もし滞納してしまったら、早めに清算して信用情報に傷がつかないようにしましょう。

滞納1ヶ月で遅延損害金が発生し、2ヶ月後または3ヶ月後にはブラックリストに載る可能性があります。督促を放置すると裁判に発展するケースがあるため、滞納してしまったときは早めに利用代金を支払いましょう。

支払い期日の直前まで何度もアプリから連絡が入るので、滞納しないよう早めの清算をおすすめします。

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