2024.06.26 投稿
2024.12.01 更新
ASINとJANコードの違いとは?特徴と活用法までわかりやすく解説
商品を販売する上で必要になるのが商品識別コードです。商品識別コードは商品管理や販売においてとても大切な役割があります。
本記事を読むことで商品識別コードを理解することで、在庫管理や効率的な商品の流通ができるようになります。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
記事の最後では「Amazon輸入スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください!
Amazon・Yahooショッピング!でのネット物販の専門家。前職はトラックドライバーで40代半ばから副業でネット物販を開始。4ヶ月で本業の収入越える。200名以上のネット物販のサポート、在宅で出来るネット物販の指導にてストアカアワード受賞の講師。SNS:Twitter・LINE
松下 隆史のプロフィール
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
ASINコードとJANコードとは?
ASINコードとJANコードの違いと特徴について解説します。それぞれのコードを理解し活用することで、商品管理の効率化につながります。
まずは、各コードについて詳しく見ていきましょう。
ASINコードとは
ASIN(Amazon Standard Identification Number)は、Amazonが独自に使用する商品識別コードのことです。10桁の英数字で構成され、商品ページのURLや「登録情報」セクションで確認できます。
ASINは、Amazon内での商品検索や在庫管理、広告運用などに活用され、商品ごとにコードが付与されます。
JANコードとは
JAN(Japanese Article Number)は、日本で使用される商品識別コードで、13桁の数字から成り立ちます。最初の2桁は国コード、次の5桁はメーカーコード、残りの5桁は商品コード、最後の1桁はチェックデジットです。
JANコードは商品のバーコードとして印刷され、小売業や物流での商品管理に利用されます。国際的にはEAN(European Article Number)としても知られ、同様の規格で運用されています。
ASINコードの種類と利用方法
まずはASINコードについてより詳しく解説していきます。
ASINコードの種類
AmazonのASINコードには、主に「親ASIN」と「子ASIN」の2種類があります。
ASINコードの生成方法
ASINコードの生成方法には「既存の商品を利用する」方法と「新規商品のASINコード生成」する方法があります。
既存の商品を利用する
既存の商品をAmazonに出品する際は、その商品にすでに付与されているASINコードを使用します。これにより、同じ商品の情報が一元管理されます。
新規商品のASINコード生成
新しい商品を出品する場合、ASINコードは自動的に生成されます。Amazonセラーセントラルにログインし、商品登録ページで必要な情報(商品名、ブランド、カテゴリなど)を入力すると、新規のASINが割り当てられます。
さらに商品にバリエーションがある場合は、親ASINと子ASINを使って管理します。
商品管理や販売の効率化を目指すなら、商品識別コードの理解は不可欠です。以下のツールを利用することで、管理業務をさらにスムーズに進めることができます。
このツールは、AmazonでASINコードを簡単に検索・管理することができます。例えば、複数の商品を一括で検索したり、指定した条件に基づいてASINコードを取得できるので、在庫管理や販売戦略を立てる際に役立ちます。詳細はこちらでご確認ください。
商品ページでのASINコード確認方法
Amazonの商品ページでASINコードを確認する方法は3通りあります。
商品ページの「登録情報」欄にはASINが記載されています。確認したい商品のページを表示し、登録情報欄を探してください。色やサイズのバリエーションがある場合は、選択後にASINを確認します。
URLを確認する
商品ページのURLにもASINが含まれています。「B0」から始まる10桁の英数字がASINです。URLを確認して特定のASINを見つけることができます。
バリエーション商品の確認方法
バリエーションがある場合、親ASINと子ASINをそれぞれ確認する必要があります。まず、子ASINを調べてから、Amazonセラーセントラルで在庫管理ツールを使い、親ASINを確認します。
KeepaやASIN Pickなどのツールを使用することで、複数の商品ASINを効率的に検索・管理できます。これらのツールを活用すると、特定の条件で一括検索が可能です。
・(関連)keepaを使ったリサーチで利益商品を見つける方法とは?
ASINコードを使った商品管理
ASINコードを利用することで、在庫管理がシンプルで効率的になります。さらに各商品に1つのコードが割り当てられるため、在庫の追跡が容易になります。
検索と分類
ASINコードはAmazon内の商品検索でも非常に役立ちます。コードを使って商品を特定し分類することで、購入者が求める商品を素早く見つけられます。
広告運用
ASINコードを利用した広告運用は、ターゲットを絞ったマーケティングを可能にし、さらに特定の商品ページに対する広告表示もでき、販促効果をアップさせます。
統計と分析
ASINコードを基にしたデータ分析は、販売動向や在庫状況を把握するために役立ちます。これにより、適切な在庫補充やマーケティング戦略を立てることができます。
ASINコードは、商品管理のあらゆる側面で役立ち、効果的な運用と販売促進をサポートする重要な役割があります。
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JANコードの種類と利用方法
JANコード(Japanese Article Number)は、商品を識別するためのバーコードであり、13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプがあります。
JANコードの種類
標準タイプ(13桁)
最初の9桁または7桁は「GS1事業者コード」、次の3桁または5桁は「商品アイテムコード」、最後の1桁は「チェックデジット」です。
商品アイテムコードは「00001」から「99999」まで使用でき、多くの商品を管理するのに適しています。
短縮タイプ(8桁)
最初の6桁は「GS1事業者コード」、次の1桁は「商品アイテムコード」、最後の1桁は「チェックデジット」です。
商品アイテムコードは「001」から「999」までしか使用できないため、取り扱う商品数が少ない場合に適しています。
JANコードの生成方法
JANコードを生成する場合の手順は4ステップです。
- GS1事業者コードの登録
- 商品アイテムコードの設定
- チェックデジットの計算
- 4JANコードの印刷
詳しく解説します。
1. GS1事業者コードの登録
最初に「GS1事業者コード」を登録します。GS1事業者コードは、商品やサービスを識別するための国際的な標準システムの一部です。
日本では「45」や「49」で始まり、GS1 Japanで申請できます。
2. 商品アイテムコードの設定
次に、各商品の色や種類に応じた商品アイテムコードを設定します。事業者コードが9桁の場合、商品アイテムコードは3桁、7桁の場合は5桁になります。
3. チェックデジットの計算
チェックデジットは、JANコードの最後の1桁で、コードの誤りを検証するために使用されます。GS1 Japanの公式サイトで計算できます。
4. JANコードの印刷
生成されたJANコードは、商品に貼るシールに印刷します。印刷はJIS規格を満たす印刷会社に依頼するのが良いでしょう。
JANコードと国際的なEANコードとの違い
EANコードとは、European Article Number(ヨーロッパ商品番号)の略称で、商品を識別するために使用される国際的な標準バーコードシステムです。現在では、International Article Number(国際商品番号)とも呼ばれています。
JANコードはEANコードシステムの日本版で、互換性があります。日本のJANコードは、国際的にはEANコードとして認識されます。
JANコードはEANコードの構造
両者とも13桁(標準タイプ)または8桁(短縮タイプ)の数字で構成されています。JANコードの場合、最初の2桁は通常「49」または「45」で、日本を示します。
管理組織
JANコードはGS1 Japan(一般財団法人流通システム開発センター)が管理しています。EANコードは国際的な非営利団体GS1が管理しています。
JANコードを使った商品管理
次にJANコードを活用した商品管理について解説します。
在庫管理の効率化
バーコードスキャナーを使用して、商品の入出庫を迅速かつ正確に記録できます。リアルタイムの在庫状況把握が可能となり、過剰在庫や欠品にならないよう調整できます。
POS(販売時点情報管理)システムとの連携
レジでの商品スキャンにより、販売データを自動的に記録・集計が可能です。商品ごとの売上傾向や人気商品の分析が簡単にできるようになります。
発注・仕入れの最適化
販売データと在庫情報を基に、適切な発注量や発注タイミングがわかります。チェーン全体での情報共有が出来、効率的な在庫管理が可能になります。
製品の履歴を追跡できる仕組み
製造元から小売店までの商品の流れを追跡しやすくなります。品質管理や安全性の確保、リコール時の対応を迅速に行えます。また、顧客の購買行動の分析やマーケティングに活用できます。
商品情報管理の効率化
JANコードを基準に、商品の詳細情報(価格、説明、画像など)を一元管理できます。商品カタログやECサイトなど、様々な販売チャネルでの情報を統一することが可能です。
返品・交換処理の簡素化
JANコードを使用することで、返品や交換の処理を素早く正確に行えます。返品理由の分析や、品質改善のためのデータ収集が簡単にできます。
このように、JANコードを活用した商品管理システムを導入することで、小売業やメーカーは業務効率をアップでき、顧客サービスの質を高めることができます。また、データに基づいた経営判断や戦略案が可能となり、ビジネスの競争力向上にもつながります。
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ASINコードとJANコードの違いと使い分け
ASINとJANコードは、どちらも商品を識別するためのコードですが、その用途や対象商品、利便性、活用方法には違いがあります。以下に、それぞれの特徴と使い分けについて詳しく説明します。
ASINコードとJANコードの用途の違い
ASINコードとJANコードは使い方に違いがあります。
ASINコードの用途と対象商品
ASINコードの用途
- Amazon上での商品識別
- Amazonの商品カタログ管理
- Amazon内での商品検索や在庫管理
ASINコード対象商品
- Amazon上で販売されるすべての商品(書籍、電子機器、衣類など)
- Amazon専用の識別コードのため、Amazon以外では使用されない
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JANコードの用途と対象商品
JANコードの用途
- 小売店やスーパーなどでの商品識別
- POSシステムでの価格読み取りや在庫管理
- メーカーや卸売業者での商品管理
JANコードの対象商品
- 一般消費財(食品、日用品、衣類など)
- 書籍(ISBNと併用)
- 幅広い流通チャネルで使用される商品
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ASINコードとJANコードの使い分けポイント
最後に、それぞれの使い分けポイントを解説します。基本的にはAmazon限定で販売する場合は「ASIN」を使用し、幅広く販売を考えている場合は「JAN」を使うと良いでしょう。
販売チャネル
- Amazon専用の商品はASINを使用
- 幅広い小売チャネルで販売する商品はJANコードを使用
商品管理の範囲
- Amazon内での管理に限定する場合はASIN
- 製造から小売までの一貫した管理が必要な場合はJANコード
データ活用の目的
- Amazon内でのマーケティングや分析に特化する場合はASIN
- 全体的な市場動向や販売データの分析には JANコード
国際展開
- Amazon各国マーケットプレイスでの展開にはASIN
- グローバルな流通を考えている場合はJANコード(EANコードとして使用可能)
商品管理や販売の効率化を目指すなら、商品識別コードの理解は不可欠です。以下のツールを利用することで、管理業務をさらにスムーズに進めることができます。
このツールは、AmazonでASINコードを簡単に検索・管理することができます。例えば、複数の商品を一括で検索したり、指定した条件に基づいてASINコードを取得できるので、在庫管理や販売戦略を立てる際に役立ちます。詳細はこちらでご確認ください。
まとめ
AmazonのためのASINと、日本語版EANコードシステムのJANコードは、それぞれ独自の特徴と利点を持っています。
この2つのコードの主な違いは、その適用範囲と取得方法にあります。ASINはAmazon内でのみ使用され無料で割り当てられますが、JANコードは汎用性が高く、取得にはGS1 Japanへの申請が必要です。
また、ASINはAmazon内でのデータ分析に適している一方、JANコードはより広範な市場分析に適しています。
効率的な商品管理と最適な販売戦略を実現するためには、この2つのコードを適切に使い分けることが大切です。両者の特徴を理解し、適切に活用することで、ビジネスの効率化と成長を促進することができるのです。
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