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    中国輸入の関税がかからない商品とは?いくらかかるのか計算方法を解説

    監修者石井 みちあき

    輸入ビジネス年商3億円・物販歴23年・物販の指導人数は1000名以上・英国MBAを保有。クラウドファンディング・総代理店での独占販売・大手量販店での販売などを得意としている物販の専門家。著書:至高の副業: 無在庫輸入の極意 SNS:TwitterLINE
    石井 みちあきのプロフィール

    執筆者中川 瞬

    物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
SNS:TwitterLINE
    中川 瞬のプロフィール

    こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。

    中川
    中国輸入の関税がかからない商品について知りたい
    という方のために、いくらかかるのか計算方法について解説をします。

    この記事を読むことで、

    1. 中国輸入時の関税のシステムと種類一覧についてがわかる
    2. 中国輸入の関税の計算方法がわかる
    3. 中国輸入の関税はいくらから発生するのかがわかる
    4. 中国輸入で関税がかからない商品一覧についてがわかる
    5. 中国輸入時の関税に関する注意点がわかる

    この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。

    時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。

     

    輸入には関税がかかる、ということはご存じでしょう。
    ビジネスで中国輸入をする際にも、当然関税がかかります。

    関税はいくらかかるのか、かからない商品や関税がかからないケースはあるのか、など疑問に思うことも多いでしょう。

    また、関税はいつ払うのか、どのような支払い方法があるのか、についても知っておきたいものです。

    中国輸入をする際に知っておきたい関税のシステムや種類、計算方法、関税がかかる商品やかからない商品、また関税に関する注意点について解説します。

    中国輸入時の関税のシステムと種類一覧

    中国輸入をする際には関税について把握しておかなければなりません。
    関税には複数の種類があります。
    関税のシステムと種類について解説します。

    1. 貨物の物流:輸出・輸入関税
    2. 課税の計算基準:従価税・従量税・複合税
    3. 徴収目的:保護関税・財政関税

    1.貨物の物流:輸出・輸入関税

    物流の関税には輸出関税と輸入関税の2種類があります。
    輸出関税には、暫定輸出税率・特別輸出税率・普通輸出税率があり、輸出関税が課せられます。

    輸入関税は最恵国税率・暫定税率・協定税率・特恵税率・普通税率に分類されています。

    • 最恵国税率:WTOのメンバーである国、中国と関税互恵協定を結んでいる国や地域からの輸入品に適用
    • 暫定税率:暫定的に設定される税率
    • 協定税率:特定の国、特定の品目に設定される国税率
    • 特恵税率:最恵国税率より優遇される税率。主に途上国に対して適用
    • 普通税率:最恵国税率・暫定税率・協定税率・特恵税率に分類されない国、地域からの輸入品に適用される税率

    2.課税の計算基準:従価税・従量税・複合税

    中国と輸出入をする際には、課税の計算基準を把握しておく必要があります。
    輸出入によって、それぞれ「従価税」と「従量税」、さらに2つを複合した「複合税」がかけられます。

    従価税は商品の取引価格が基準です。
    高価な商品ほど税金が高くなります。
    輸入品関税税額は関税価格×関税率で算出されます。

    従量税は容量や重さ、面積などが基準です。
    量が多いと税金が高くなる仕組みです。
    輸入品関税税額は単位ごとの税額×輸入数量で算出されます。

    複合税は従価税と従量税を併用する税です。

    関税価格は取引価格に基づき税関によって決められr、中国国内の輸送費や保険料なども含まれます。

    3.徴収目的:保護関税・財政関税

    関税の中で徴収目的で分類されているものがあります。
    それが、保護関税と財政関税です。

    保護関税とは国内の産業を守るための関税です。
    国内の産業を保護するためとはいえ、関税を上げ過ぎてしまうと経済に悪影響を及ぼす可能性があります。

    中国では1991年以降、段階的に関税率の引き下げを行っています。

    財政関税とは国の収入を確保するのが目的で、収入関税や歳入関税とも呼ばれ、先進国では珍しい関税です。

    中国輸入の関税の計算方法とは

    中国輸入には個人輸入と商用輸入があり、課税額が異なります。
    個人輸入とはインターネットで海外のコスメやチョコレートなどを購入するなど、自分が使う、楽しむために輸入するものです。

    そのため、第三者への販売を目的として輸入をする場合は、自分が使用するためではないので、商用輸入となります。
    数が少ない、金額が低いなどは関係なく、販売目的の場合は商用輸入の関税がかかります。

    それを踏まえて関税の計算をしましょう。

    関税の計算式

    商用輸入に関する関税の計算式は以下の通りです。
    {(商品代金+国際送料+保険料)×100%}×関税率
    課税価格は商品代金だけでなく、保険料や送料も課税対象になります。

    ちなみに個人輸入の場合は、商品代金の60%×関税率で算出します。
    最終的には販売をするとしても、まずは商品のお試しをしたいなど個人で使用する場合は個人輸入で大丈夫です。

    関税率は、課税価格が20万円以下の場合は簡易税率が、20万円を超える場合は実行関税率で計算します。

    【表】簡易税率と実行関税率

    簡易関税率は簡易的な税率体系で通関の迅速化を目的に導入されたシステムです。
    以下の7品目に区分されています。

    品目 関税率
    1 酒類
    (1)ワイン
    (2)焼酎などの蒸留酒
    (3)清酒、りんご酒 等
    (1)70円/リットル
    (2)20円/リットル
    (3)30円/リットル
    2 トマトソース、氷菓、なめした毛皮、毛皮製品 等 20%
    3 コーヒー、茶、なめした毛皮(ドロップスキンを除く)等 15%
    4 衣類・衣類附属品 等 10%
    5 プラスチック製品、ガラス製品、家具 等 3%
    6 ゴム、紙、陶磁製品、すず製品 無税
    7 その他 5%

    (参照:税関『少額輸入貨物に対する簡易税率表』

    実行関税率が適用される品目は1万を超えます。
    その中から最適なものを選ぶのは大変なので、代行業者などに依頼するケースが多いです。
    ただし、参考までに税関の公式サイトをチェックしておくことをおすすめします。

    中国輸入の関税はいくらから発生するのか

    中国輸入において関税がかからない場合もあります。
    一つは、課税価格が1万円以下の場合です。

    ただしこれは個人輸入の場合のみです。
    商法輸入の場合は課税価格が1万円以下でも関税はかかります。
    また、課税価格が1万円以下でも、酒税やたばこ税、特別消費税はかかります。

    個人輸入であれば関税を安くすることができると考えてしまうかもしれません。
    しかし、販売を目的とした輸入は商用輸入となります。

    虚偽の申告には罰則があるので、関税は正しく申告しましょう。

    中国輸入で関税がかからない商品一覧

    中国輸入では関税がかからない商品があります。
    関税がかからないのは主に、以下のような商品です。

    区分 品目
    時計 腕時計 その他の時計
    機械類及び電気機器 パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラ
    楽器 ピアノ、弦楽器、吹奏楽器
    記録物 ブルーレイディスク、CD、書籍、雑誌
    印刷物 楽譜、ポスター、複製画、カタログ等
    美術品 肉筆の書画、版画、彫刻
    化粧品 香水、オーデコロン、口紅、化粧水、浴用化粧石けん、マニキュア用品
    玩具 玩具(人形など)
    スポーツ・レジャー用品 乗用自動車、オートバイ、ヨット等
    家具類 腰かけ、事務所・キッチン・寝室用

    このほか、たばこ、洋酒、ペットフード、コーヒー豆は商品によって関税がかからない場合があります。

    中国輸入時の関税に関する注意点

    関税を安くしてコストを抑えたいと考え、虚偽の申告をすれば罰則を受けることになります。
    そのようなことのないよう、中国輸入の関税において注意したい点を知っておきましょう。

    アンダーバリュー

    中国輸入の関税は正しく、きちんと申告しましょう。
    関税を安くしたいからと虚偽申告を行うのは脱税になり、刑事罰の対象になります。

    税関ではインボイス(仕入れ書)といった書類に、商品や数量、金額などを記入し申告をします。
    その際、商品単価などを実際の価格よりも安く記載する不正取引を、アンダーバリューと言います。

    本当は販売する商品なのにサンプルとウソをついて申告するのも違法です。
    軽い気持ちで違法行為をしないよう、注意しましょう。

    関税の支払い方法

    関税はいつ、どのように支払うのか不安になる方も少なくないでしょう。
    しかし、ほとんどの場合宅配業者などが代行してくれます。

    支払いは商品が届いたときに払うのが一般的です。
    主な支払い方法は、主にクレジットカード、振込、現金があります。

    ただし、現金での支払いは注意しましょう。
    支払い金額が大きいと手元の資金が減ってしまいキャッシュフローが悪くなる可能性があるので、あまりおすすめできません。

    クレジットカード払いならポイント付与もあり、その場で支払いの必要がないので不在でも荷物を受け取ることが可能です。

    EMSの場合は銀行振込、もしくは郵便局の窓口で支払います。
    国際郵便物課税通知書が届くので、記載された金額を納付してから商品を受け取れます。

    中国輸入の関税についてのまとめ

    関税に関する知識は輸入をする際重要になるものです。
    経費にも大きく影響するので、何にどれくらいの関税がかかるのかなど、きちんと把握する必要があります。

    また、個人でビジネスをしていても販売目的の輸入であれば商用輸入になります。
    個人輸入と商用輸入では税額が変わってくるので、注意しなければなりません。

    関税の申告は正しく行うことも重要です。
    虚偽の申告は違法なので、決して行わないようにしましょう。

     

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