2021.10.28 投稿
2023.04.11 更新
Qoo10とは?安全性やメリット・デメリット・世間の評判
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- サービスの内容がわかる・できる・知ることができる
- 安全性がわかる
- メリット・デメリットがわかる
- 評判がわかる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それでは、Qoo10のサービスについて解説をしていきます。
Qoo10とは?
Qoo10とは、韓国のショッピングサイトとアメリカのオークションサイトが運営しているショッピングサイトです。
日本で運営が始まって以来、ユーザーからは「Qoo10はなぜ安い?」、「安全なの?」と話題を集めています。
ユーザー数は順調に増え続けているようなので、安全性を訝る人はいるものの人気は高いと言えます。
出店を検討している人は、実際にQoo10とはどんなサイトなのか、実態を把握しておきましょう。
激安で知られるモール型EC
Qoo10は、2017年末時点で1.1万店舗、2018年5月でユーザー数1000万人を突破したモール型ショッピングサイトです。
Amazonや楽天市場のように多くの店舗が入っており、それぞれに自分の店の商品を通販しています。
ほかのモール型ショッピングサイトとQ10の違いは、激安という点です。
まだまだ認知度は大手モール型ショッピングサイトと比べると劣りますが、その安さでユーザー数を増やしています。
一部の人からは安全性を問われるほどの激安サイトとして注目されるようになりました。
アメリカのネットオークションサイト「eBay」が運営
韓国とアメリカのサイトが運営元と前述しましたが、詳しくいうとQoo10はアメリカのオークションサイト「eBay」の流れを汲んでいます。
「eBay」と韓国のショッピングサイト
「Gmarket」創始者のク・ヨンベ氏が共同出資して設立したジオシス合同会社の運営です。
「eBay」は、世界規模で展開するオークションサイトなので、Qoo10は世界大手の後ろ盾を持っているということになります。
激安の安全性を問う声はありますが、この点では安心感を持てるでしょう。
韓国通販サイトの流れも汲んでいる
韓国とアメリカの企業の共同出資のQoo10ですが、もともとは韓国の通販サイト「Gmarket」の日本法人として運営されていたものです。
そのため、Qoo10には韓国出荷のファッションやコスメ商品が多いという特徴があります。
「eBay」との共同出資になった後は、フード・デジタル・メンズファッションなども増え、バリエーション豊富なサイトへと変わってきています。
ユーザーは女性が多め
Qoo10は、10~30代の若い女性がメインユーザーとなっています。
韓国の通販サイト「Gmarket」の影響をかなり受けており、日本でも女性に人気の高い韓国のコスメが多いことも影響しているのかもしれません。
売れ筋商品も、プチプラファッションやコスメ、ダイエットグッズなどが中心です。
こうした商品を扱う女性向けのショップはとくに、Qoo10の出店に向いていると言えます。
Qoo10に個人でも出店できる?
Qoo10は、若い人を中心にユーザー数を伸ばしており、ショップオーナーとしても魅力を感じるECモールです。
しかし、Qoo10は個人店などが新規に出店できるのでしょうか。
Qoo10の出店事情について解説します。
誰でも15分で簡単登録
Qoo10は、個人の出店でも、法人の出店でも、15分程度で簡単に出店者登録は完了します。
出店登録には、本人確認書類とSMS認証のための携帯電話が必要です。
また、登録時には必須ではありませんが、販売代金の振込先を確認するために銀行の口座情報の書類も提出が必要となります。
登録後は審査もありますが、基本的には審査は厳しくないので心配はありません。
審査は通常数日で終わり、販売が可能となります。
料金体系
Qoo10は、購入者だけでなく、出店者にも優しい料金体系になっています。
Qoo10は、初期費用がかからず、出店の登録をしておくだけならランニングコストもかかりません。
そのため、とりあえず出店だけしてみたい人も気軽にお試しできます。
Qoo10でかかるのは、売れた時の販売手数料だけです。
販売手数料の料率は、セラーレベルと呼ばれる売上などで決まるランクによって異なります。
販売手数料率は以下のとおりです。
セラーレベル/販売価格 | 20,000円未満 | 20,000円~50,000円 | 50,000円以上 |
一般セラー | 12% | 11% | 10% |
優秀セラー | 10% | 9% | 8% |
パワーセラー | 9% | 8% | 7% |
最初のセラーレベルは「一般セラー」で、売上金額が上がるとレベルも上がっていきます。
Qoo10の主な機能・サービスは?
Qoo10には、出店や販売を行う際に便利に使える機能やサービスがあります。
機能を使いこなすことで、より安全で効率的に売れるショップを作っていきましょう。
代金回収代行
Qoo10では、代金回収代行を行っており、出店しているそれぞれのショップが代金回収に頭を悩ませることがありません。
ネットショップの運営では、クレジットカード決済や電子マネー決済など、販売にあたって決済サービスを登録する必要があります。
ところが、Qoo10でネットショップを出す際には、決済をQoo10が行ってくれるため、自分で決済サービスを導入する必要がありません。
商品が売れたら、Qoo10が代金をユーザーから受け取り、入金された代金は商品の到着後に指定口座へと出金できるようになります。
モール発行のメルマガ
Qoo10では、モール発行のメルマガ配信を行っています。
メルマガにはさまざまな店の商品が掲載されるため、自分のショップで独自に販促活動をする必要がありません。
Qoo10のメルマガは配信頻度が高く、一日に2、3通のメルマガが配信されることもあります。
発送委託サービス
Qoo10のサービスには、発送委託サービスもあります。
発送委託はQWMSと呼ばれる物流代行サービスで、AmazonのFBAと同じフルフィルメントサービスです。
商品を倉庫に納入しておくと、商品が売れた時に発送作業を代行してくれます。
Qoo10はアジアを中心に海外販売も行っていますが、このサービスを利用することで海外へ販売も手軽に始められるでしょう。
Qoo10のメリット・デメリットは?
Qoo10に自分のネットショップを出すことには、メリットとデメリットがあります。
便利で気軽に出店できそうなサービスですが、デメリットについても理解しておきましょう。
Qoo10のメリット
Qoo10のメリットは、大手ショッピングサイトよりも気軽に使いやすく、さらにユーザーがお得に買いやすい環境が整っていることです。
気軽に出店でき、ユーザーの購入のハードルも低いため、大手のショッピングサイトで売れない、コストばかりかかるリスクを抱えて出店するよりも安心なこともあります。
固定費がかからない
Qoo10のメリットは、固定費がかからず、無料で出店登録、商品の出品まで出来ることです。
以前は、初期費用がかかっていた時もあったようですが、2021年10月時点ではゼロ円となっています。
また、月額費用もないので、売れない限りコストはかかりません。
Amazonなどの大手ショッピングサイトでは、毎月の固定費が基本的にかかるため、売れないと赤字になります。
その点Qoo10は、売れなくても赤字になる心配ないので、実績がない人の初めてのショップ運営にも安心です。
クーポンやポイントがある
Qoo10では、クーポンやポイント制度などを導入しているため、個々のショップが値引きなどをしなくても売れやすくなっています。
タイムセールも毎日盛んに行われ、メルマガなどの商品掲載も頻繁です。
自分で販促やセールなどをしたことがなくても、Qoo10が良いタイミングで実施してくれるため安心して任せられます。
定期的に発行されるカートクーポンは、Qoo10側が割引料を負担するものなので、ショップの負担はありません。
トラブルはカスタマーセンターが対応
Qoo10には、問い合わせ窓口としてカスタマーセンターが設置されており、ショップはトラブルがあった時も自分で対応する必要がありません。
カスタマーセンターでは、注文や配送、キャンセルや払い戻しなど、さまざまな問い合わせ対応が可能です。
ショップ側からの質問にも対応しており、心配なことがあったら気軽に聞くことができます。
評価が良ければ上位表示されやすくなる
Qoo10では、商品を購入した人からの評価を受けられる制度が取り入れられています。
ユーザーが商品を受け取った際に購入したショップを総合的に評価するという制度です。
評価内容は、対応・商品の質・価格・梱包の状態・商品の到着スピードなどで、5段階で評価することになっています。
評価はショップの検索順位に反映され、評価が上がれば検索上位に表示されやすくなります。
評価内容は基本的に難しくないものなので、正しく運営していれば低評価を心配し過ぎる必要はありません。
また、災害による発送遅延などやむを得ないトラブルはQoo10でアナウンスしてくれます。
Qoo10のデメリット
Qoo10のメリットを見ていると、良い事尽くしのような印象ですが、使いにくいと感じる点もあります。
メリットだけでなくデメリットもチェックして、出店した際にどんな点で困る可能性があるか把握しておきましょう。
プロモーションをしないと売れにくい
Qoo10では、プロモーションを利用しないと売上が極端に下がってしまうことがあります。
Qoo10はいわゆる「プッシュ型」と呼ばれる手法で運営されており、基本的にはユーザーに対して積極的なマーケティングを仕掛けていかなければ売れません。
そのため、Qoo10でたくさん売上を作っていこうとするなら、サイトに任せきりにするのではなく、独自のプロモーションも行う必要があります。
都合の良いことに、Qoo10では「タイムセール」や「共同購入」の広告枠にリーズナブルな価格で出稿できます。
固定費がかからない分、こうした広告などにいくらか費用を投入していくことがおすすめです。
商品によって売れにくいこともある
Qoo10で出店を考えるなら、自分のショップで扱う商品との相性も考えましょう。
Qoo10では、メインターゲットの層が若い女性です。
そのため、女性向けのアイテムはよく売れることが予想できますが、メインターゲット向け以外の商品は売れにくいことがあります。
とくに売れやすいのはコスメやファッションですが、反対に介護用品やシニア向けの商品などは売れにくいかもしれません。
また、激安商品が多いサイトなので、その中で客単価の高い商品を出すのもユーザーに見てもらいにくいと言えます。
モール全体の価格が安すぎる
Qoo10は、激安のモールとして認知されており、実際にどのショップを見ても多くが非常に安い価格で販売しています。
そのため、実際に自分のショップを出した場合も、高い価格を設定しにくいことがあります。
価格競争に勝てる商品を仕入れることができなければ、Qoo10で生き残るのは決して簡単ではないでしょう。
ほかのショップと同じように安い価格で販売すれば、売れたとしても利益も少なくなり、ほかのECモールより量を売らないといけなくなります。
Qoo10の評判
Qoo10は、メリットもデメリットもあるショッピングサイトですが、こうしたモール型ECとしてはユーザーだけでなくショップオーナー側からも評判が良いようです。
Qoo10についての評判を確認して、出店した方がいいかどうかの判断材料にしてください。
海外進出も簡単にできる
Qoo10は、日本国内での出店だけでなく海外進出も簡単にできると評判になっています。
実際にQoo10を利用しているショップオーナーの中にも、海外販売が可能であることを活用し、販路を広げている人がいます。
Qoo10で海外販売をする準備は、自分で配送などを手続きすることなく、日本国内の倉庫に発送しておくだけです。
海外発送にかかるコストもほかのECモールと比較して抑えられるため、その点も便利です。
低コストが嬉しい
Qoo10を利用しているショップオーナーからの評価で多いのは、やはりコストの低さでした。
Qoo10では初期費用もかからず、ランニングコストも固定費ゼロで始められます。
もちろん、広告などを有料で出すことはできますが、その場合の費用も比較的リーズナブルな価格なので安心です。
とくにAmazonや楽天などの大手ECと比較して、「安い」と評価するオーナーが多くみられます。
出店や出品費用が安い分、販売価格も安くできるという、良い循環が生まれているようです。
Qoo10で手軽なネットショップ参入を
Qoo10は、初期費用と月額固定費用のかからないモール型ショッピングサイトです。
多く利用しているユーザーは若い女性で、扱う商品によっては売れないリスクもありますが
低コストで海外販売まで対応できるなどメリットも多くなっています。
プロモーションやセールなど、初心者には手がけにくいマーケティング手法も、基本的なものはQoo10側が行ってくれるので、初めてのネットショップ出店にも安心です。
初めてのチャレンジで物販を試したい人も、大手ECのコスト高に悩む人も、Qoo10を一つの選択肢に入れてみましょう。
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