2022.02.26 投稿
2024.03.06 更新
物販で商品の梱包はなぜ必要?梱包のやり方と注意点とは?
Amazon・Yahooショッピング!でのネット物販の専門家。前職はトラックドライバーで40代半ばから副業でネット物販を開始。4ヶ月で本業の収入越える。200名以上のネット物販のサポート、在宅で出来るネット物販の指導にてストアカアワード受賞の講師。SNS:Twitter・LINE
松下 隆史のプロフィール
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
SNS:Twitter・LINE
中川 瞬のプロフィール
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- 物販で商品を梱包するやり方がわかる
- 物販の商品梱包をスムーズにできるようになる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それでは物販の商品梱包について解説していきます。
目次
商品を梱包する目的とは?
商品を発送するときには、梱包資材を使って梱包してから発送することが大切です。
商品の運搬中には外部から衝撃を受けたり圧迫されたりする場合があるため、商品の破損を防ぐには丁寧な梱包で商品を守る必要があります。
しっかりと梱包を行わなかった場合、破損した商品や、破損していなくても梱包が崩れた状態の商品がお客様に届いてしまいます。
問題のある商品の到着により、店舗に悪い評価がついてしまうかもしれません。
お客様の手元まで商品を問題なく届けるには、梱包のやり方が大きく影響するといってもいいでしょう。
商品の破損予防
商品を梱包する理由のひとつが商品の破損予防です。
お客様に届いた商品が破損していたというトラブルは、ネットショップではよくみられるトラブルです。
発送前には問題のなかった商品でも、配送中の衝撃などといったトラブルにより商品が破損してしまうことがあるので、十分に注意しなければなりません。
とくに、ガラス製品、電化製品、菓子類といった衝撃に弱い品物などは破損しやすいので注意が必要です。
もし商品が破損した状態でお客様に届いた場合、通常は発送したショップの責任になるため不良品として商品交換の対応までしなければなりません。
梱包のやり方によっては商品を無駄にすることがあり、再度発送をしなければならないなど余計な費用や手間がかかります。
店舗のイメージアップ
商品が届いた際に目につくのが梱包の状態です。
届いた商品がきちんと梱包されていると、ショップの丁寧な仕事ぶりに好感度が上がりやすくなるでしょう。
たとえ良い商品を取り扱っていても、商品が届いたときに梱包が崩れていた場合には、お客様に不安を与えてしまうので注意が必要です。
梱包の崩れによってお客様に破損した商品が届いてしまった場合、ショップの商品への扱いにも不信感を持たれるかもしれません。
たとえ商品が破損していなくても、故障しているかもしれない、使っていてすぐに壊れるかもしれないといった不安から、ショップのイメージが悪化しやすくなります。
梱包が悪いとショップレビューが低くなる恐れもありますが、逆に丁寧な梱包でイメージアップを目指すことも可能です。
梱包資材の種類
梱包資材にはさまざまな種類があります。
商品を入れるダンボールや封筒、すき間を埋めるエアキャップ、封をするテープ類など、梱包資材の特徴をおさえて適切な使い方をするようにしましょう。
ダンボール
商品の発送によく利用されているのがダンボールです。
ダンボールは厚みがあるため、外部から強い衝撃を受けてもダイレクトに商品に伝えることがないといったメリットがあります。
ダンボールには、小さいものから大きいものまでさまざまなサイズの箱があるので、商品の大きさに合ったサイズのダンボールを利用して商品を梱包しましょう。
商品に対して大きすぎるダンボールを使うと、箱の中のすき間が大きくなるため大量の緩衝材が必要になったり、商品がダンボール内で動いて破損しやすくなったりします。
ダンボール内にすき間ができている場合には、弛緩材を使って商品とダンボールの間にあるすき間をなくし、中で商品が動かない状態にしてから発送します。
封筒
小さい商品を発送する場合には、封筒の利用もおすすめです。
本やアクセサリー、スマホケースといった小さな商品は、サイズの合う封筒に入れて発送することができます。
ショップの名前やロゴを入れたオリジナル封筒を準備すると、ショップのブランドイメージが伝えられるでしょう。
紙封筒は薄くて強度がないので、中に入れる商品は緩衝材で包んでから送る必要があります。
封筒には、薄い紙封筒のほかにあらかじめ内側に緩衝材がついているクッション封筒もあり、便利に利用できます。
クッション封筒を使用すると、商品を緩衝材で包んでから封筒に入れる手間が省けるため、梱包時の労力や時間を抑えられるでしょう。
商品サイズによっては封筒での発送が向いているため、商品に合う大きさ、種類の封筒を揃えて使い分けると梱包がしやすくなります。
その他
梱包資材には、商品を包むダンボールや封筒以外に、梱包の仕上げに必要な緩衝材やテープ類もあります。
必要に応じて梱包材を組み合わせ、丁寧に商品を包みましょう。
・ガムテープ
ガムテープは主にダンボールの組み立てや封をする際に使用します。
ガムテープの種類には布製ガムテープと紙製のクラフトテープがあり、梱包には丈夫で粘着力の高い布製ガムテープの方が向いています。
・セロハンテープ
セロハンテープは透明で見映えよく使用できるため、梱包前の商品の包装や、緩衝材をつけるときに使用されます。
セロハンテープは粘着力が弱いので、梱包時の外部をとめる際には使わないように注意しましょう。
・OPPテープ
OPPテープは、ポリプロピレン材でできたテープです。
透明で粘着力が強く、水濡れにも強いなどの特徴があります。
透明なガムテープのように使えますが少し値段が高めなので、高級品の梱包など見た目を重視したいときに使うのがいいでしょう。
・エアキャップ
エアキャップは、プチプチとも呼ばれる緩衝材です。
ビニール内に含まれている空気が衝撃を和らげて、商品を守る働きをします。
便利で機能性が高く商品の緩衝材としてよく使用されるので、まとめ買いをして使うといいでしょう。
商品の梱包方法
商品の梱包方法には、自己梱包やFBAサービスを使用する方法などがあります。
それぞれのメリットやデメリットから判断し、適した方法で梱包することが大切です。
自己梱包の方法
物販を始めたばかりでまだ多くの取り引きがない場合や、取り扱っている商品の数が少ない場合には、自分で梱包を行ないましょう。
商品を梱包する際には、できる限り商品に傷をつけないように慎重に包む必要があります。
新品の商品は傷などがない状態が当たり前なので、特に注意が必要です。
中古品の場合は、ほこりや汚れがついていないかよく確認して、ラベルなどがついている場合にはきれいに剥がしてから包みましょう。
商品を梱包する際には、再度商品がきれいな状態になっているかチェックしてから、緩衝材で包み、サイズの合うダンボールや封筒に入れて梱包します。
緩衝材を減らしたい場合には、ダンボールの底に商品を固定する梱包も可能です。
AmazonのFBAを利用する方法
ショップの取り引きが増えて商品の発送回数が増加してくると、梱包が雑になりやすいので注意が必要です。
自分で発送することが大変な場合には、AmazonのFBAサービスを利用すると梱包の手間を減らせるでしょう。
AmazonのFBAとは、売れた商品をAmazonが梱包、発送してくれるサービスです。
販売中の商品を事前にAmazon倉庫に送り納品しておけば、商品が売れたときにはピッキング、梱包、配送などの手続きを代行してくれます。
新品で未開封の商品はそのままAmazonに送ることができ、中古品で箱がない場合には透明なOPP袋などで中が見えるように内装を終えてからおきましょう。
Amazonに梱包・発送関係を任せられるため、自分は商品の仕入れや販売に力を入れることができます。
梱包のポイント
梱包時には、丁寧に梱包する、チラシにメッセージをつけるなどのポイントを押さえて行う必要があります。
ただ包むだけではなく気持ちを込めて作業することで、ショップのイメージアップにもつながるでしょう。
丁寧に梱包する
梱包する際には、見た目をきれいに整える必要があります。
商品が届いたときにお客様に喜んでもらえるように、商品を安全に運搬できるだけの十分な緩衝材を使って梱包することが大切です。
水濡れに弱い商品の梱包時には、雨などで商品が濡れないようにビニール宅配袋などを使用して防水対策を行ってから封をしましょう。
梱包を丁寧に行うことは大切ですが、必ずしも内側にOPP袋を使うまでする必要はありません。
梱包材の種類を増やしすぎると費用面での負担も上がり、梱包の手間もかかるので、効率よく包めるように必要な梱包材を選ぶ必要があります。
商品がきれいに見えるように包んだあとには、サイズに合ったダンボールや封筒などに入れて送るのがおすすめです。
チラシやメッセージをつける
商品を送る際には、お客様に向けて購入への感謝の気持ちを伝えるメッセージを添付して送りましょう。
メッセージには、あいさつ文のほかに評価をお願いしたいといった内容を記載しておき、イメージアップとレビューの取得を目指します。
一緒にチラシを入れておくと、次回の購入にもつながるため、リピーターの獲得も期待できます。
チラシではほかの商品やこれから発売予定のアイテムなどを紹介できるため、お客様の興味を広げられるかもしれません。
次回の買い物で使用できる割引クーポンなども入れておくと、より再訪率の向上が期待できます。
とくに手書きで書かれたメッセージなどは、丁寧な対応からイメージアップにつながりやすいため、気持ちが伝わるメッセージを作成して添付してみましょう。
梱包時の注意点
梱包時には、気をつけなければならない注意点もあります。
商品の大きさや形に合った梱包材を使う、衝撃から商品を守る。
また、商品と配送先が間違っていないか確認するなどの注意点に気をつけて、適切な梱包方法で商品を送りましょう。
商品の大きさと形に合わせる
商品が破損しないようにしっかり保護するためには、商品の大きさや形に合わせて梱包を行なう必要があります。
ダンボールが大きすぎて内部で商品が動いてしまうやり方などは、商品が破損しやすい梱包方法です。
商品とダンボール内のすき間ができやすい状態を避けるために、適した大きさ、形の梱包材を選びましょう。
小さな商品に対して大きなダンボールを使用していると、大量の緩衝材を使うことになるため、無駄が多くなります。
細長い商品に対して大きなダンボールを使うといったケースもあるかもしれませんが、その場合には商品をしっかりエアキャップで包み、ダンボール内にすき間ができないように梱包するなど、工夫が必要です。
衝撃から商品を守る
商品を発送したあと、目的地までの運搬中には、ダンボールや封筒にかなりの衝撃がかかります。
外部からの衝撃と同様に、内部で動く衝撃から受ける商品のダメージにも注意が必要です。
商品の破損を避けるためには、商品の周りにエアキャップをしっかり巻き付けることはもちろん、ダンボール内に商品を固定することも大切です。
緩衝材を入れていても、発送距離が長いと徐々に緩衝材が片寄る恐れがあり内部で品物が動きやすくなるかもしれません。
とくにガラス製品や精密機器など、衝撃に弱い製品を発送する際には、ダンボール内で緩衝材がずれたり商品が動いたりすることがないよう、丁寧に商品を梱包しましょう。
緩衝材を大量に使う場合は、ロールタイプのものをまとめ買いするのがおすすめです。
ロールタイプだと、使いやすい大きさに切って使うこともできます。
商品と配送先が間違っていないか確認する
商品を発送する場合の重要なポイントのひとつが、商品を送り間違えないことです。
商品の封をする際には、梱包した商品の送り先が間違っていないか最終確認をしてから閉じましょう。
徐々に発送する商品が多くなってくると配送先を間違えやすくなるため、間違えて送ることがあるので内容に気をつけなければなりません。
大きさや形などが似た商品の場合はとくに注意が必要です。
発送先を間違えて商品を送った場合、謝罪の連絡や着払いでの返送依頼、正しい商品の再送などの対応が必要になります。
誤配送への対応には費用や手間がかかり、お客様にも迷惑をかけてしまうなどの問題があるため、発生しないように十分な対策を取らなければなりません。
送付する商品は、チェックリストを作って一つひとつ確認をするなど、送る前によくチェックしておきましょう。
気の利いた梱包方法で売上アップを目指しましょう
商品をお客様に問題なく届けるためには、衝撃を避けて水濡れなどを防ぐために商品を緩衝材に包むことが大切です。
大きさの合ったダンボールに入れて適度に緩衝材を入れるなど梱包に十分注意すると、運搬中の衝撃に対して備えられるでしょう。
梱包のやり方によって、ショップの売上は上下するとも言われています。
梱包時には、商品と一緒にお客様へのメッセージやチラシ、クーポンなどを入れるのもおすすめです。
丁寧で感謝の気持ちの伝わる梱包方法でお客様の信頼をつかみ、売上アップを目指しましょう。
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