メルカリで領収書の発行を要求された場合の対処法について解説をします。

メルカリに出品していると、購入者から領収書の発行を頼まれることがあります。

このような際に出品者は領収書を発行する必要があるのか、必要ないならどうやって相手に納得してもらうといいのか、上手い断り方について紹介していますので是非、最後までご覧ください。

当メディア（物販ラボ）では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

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監修者松下 隆史

Amazon・Yahooショッピング!でのネット物販の専門家。前職はトラックドライバーで40代半ばから副業でネット物販を開始。4ヶ月で本業の収入越える。200名以上のネット物販のサポート、在宅で出来るネット物販の指導にてストアカアワード受賞の講師。SNS:Twitter・LINE
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執筆者中川 瞬

物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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メルカリで領収書は発行できない

メルカリ出品者としては、領収書の印刷の手間があるため、メルカリ側で領収書を発行してもらえれば楽でしょう。では、メルカリ事務局は領収書を発行してくれるのか、詳細を紹介します。

メルカリ事務局は領収書を発行しない

メルカリ事務局は領収書の発行を行っていないため、注意してください。実際にメルカリの規約にも、以下のような内容が書かれています。

なお、本サービス利用に関し、弊社及びメルペイ社は、ユーザーに対して商品の売主又は役務の提供者となるわけではないため、ユーザーによって支払われた代金及び利用されたメルペイ残高又はポイントについての領収書等をユーザーに対して発行するものではありません。

しゅって：メルカリ利用規約

つまり、メルカリ事務局はあくまでも売買の仲介役ということです。売り買いを仲介しているだけの存在のため、当然領収書の発行にもメルカリ事務局は関与しないことになります。

出品者も支払額と受取額に相違があるため発行ができない

本来であれば、出品者側が領収書を発行するのが普通でしょう。しかし、メルカリでの出品では、金額の相違が出てしまうため、出品者側も領収書の発行をすることができません。

メルカリに出品すると、出品者は売れた商品に対して手数料を支払います。すると、出品者がメルカリから受け取った金額と、購入者が出品者に支払った金額に相違が発生してしまうでしょう。

出品者が領収書を発行するなら、実際に受け取った金額でなければなりません。受け取った金額との相違があるため、そのままでは出品者も領収書を発行することができなくなります。

メルカリで「領収書が欲しい」と言われた場合はどうする？

購入者から領収書が欲しいと言われたら、領収書以外の方法で対応することになります。たとえば、以下の書類があれば領収書の代わりとなるでしょう。

これらは、どれも購入者が用意する書類です。

購入者が領収書を求める理由は、購入費用を必要経費にしたいからです。必要経費にするためには「何を」「いくらで」「いつ購入したか」という情報がわかる書類があれば税務署からお尋ねがあっても対応できます。

そのため、メルカリの出品者が領収書を発行する必要はありません。購入者に領収書が欲しいと言われたら、上記の3種類で該当する書類を「購入者が自ら印刷して欲しい」と伝えるだけで大丈夫です。

レシートが欲しいと購入者から言われた場合も、同様です。出品者が購入したレシートを購入者に渡す必要がないため、購入者が自ら購入の証拠となる書類を印刷してもらうよう伝えてください。

コミュニケーション方法でお悩みの方は、公式LINEで紹介しているノウハウをご活用ください。メルカリに限らず、せどり全般で重要なポイントなので、把握しておきましょう。

メルカリの取引において領収書の代わりになると案内できるもの

領収書の代わりとなるものの用意の仕方を具体的に解説していきます。購入者が利用しやすいものや、支払い方法に合わせて書類を用意することになります。

コンビニ決済の領収書

購入者から領収書を発行して欲しいと言われたら、コンビニ決済を選択できないか提案してみましょう。

コンビニ決済のレシートには、以下の情報が含まれているため領収書代わりになります。

コンビニ決済のレシートでも、領収書代わりとして使って構いません。税務署や税理士から領収書の提示を求められたら、コンビニ決済のレシートを提示すれば問題ないと言われるからです。

領収書が必要な場合は、領収書でなければならないと勘違いしてしまいますが、実際にはレシートでも必要経費を証明する正式な書類として認められています。

・（関連）メルカリのコンビニ払いの手数料についてはこちら

購入画面のスクリーンショット

メルカリの領収書の代わりとしては、購入画面のスクショが手軽です。購入画面には金額・購入日・商品名が記載されているため、画面のスクリーンショットを撮影して、印刷したものを領収書の代わりとすることができます。

スクショの撮影方法がわからないと購入者に言われる恐れがあるときは、撮影方法も一緒に教えてあげると、やり取りの回数を減らせるでしょう。

メルカリはスマホアプリからの購入が多いため、スマホのスクショ撮影方法を添えて、領収書の代わりとなることを伝えてください。

クレジットカードの利用明細

メルカリで買ったものの支払いをクレジットカード払いにしているときは、クレジットカードの明細書が領収書の代わりとなります。

しかし、クレジットカードの明細書だけでは、領収書の代わりとならないことがあります。商品名が書かれていないと何を買った費用なのかの証明にはならないため、その場合は購入画面のスクショを添付することを伝えてください。

また、クレジットカードの明細書を発行しておらず、Web明細を選択している場合は、Web明細画面とメルカリ購入画面のスクショを撮影することになります。

メルカリで領収書発行依頼を未然に防ぐ

領収書の発行依頼を未然に防ぐために対策しておくのもいいでしょう。
1つは、プロフィール欄や商品説明に「領収書発行不可」と記載しておくことです。領収書発行を求められた際も、記載事項に記載していれば説明がしやすくなります。

2つめは、匿名配送にしておく方法です。出品者の個人情報が分からないため、領収書発行を求められるリスクが低くなります。ただし、商品購入後は匿名配送への変更ができないので、出品時に設定しておく必要があります。

・（関連）メルカリの匿名配送についてはこちら

メルカリで領収書を頼まれた場合の断り方

メルカリでは、出品者が領収書を発行する義務はありません。購入者から領収書を発行して欲しいと言われたら、断っても大丈夫です。

しかし、何と伝えれば相手が了承してくれるかわからない場合もあるため、以下に紹介する例文を参考にしてみてください。

領収書の発行を断る際に「領収書の発行はできません。」という言葉だけだと、購入者は納得できない場合があるでしょう。スムーズな取引ができるよう、領収書の代わりとなる対策方法も一緒に提示するようにしてください。

メルカリの領収書まとめ

メルカリに出品すると、いろいろな購入者に出会うことになります。領収書の発行の考えがない出品者もいると思いますが、購入者から領収書を発行して欲しいと言われても慌てずに対処すれば大丈夫です。

基本的には領収書の発行を断って大丈夫ですが、トラブルを避けるため代替策だけは提示するようにしましょう。

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