2021.08.17 投稿
2024.05.29 更新
FBAマルチチャネルサービスはここに注意!楽天とヤフオクと比較
FBAマルチチャネルサービスについて解説をします。
この記事では
- FBAマルチチャネルサービスの使い方
- 注意点
- 楽天スーパーロジティクスとの違い
- FBAマルチチャネルサービスとヤフオクの違い
- ウェブサイトでの配送追跡
などFBAマルチチャネルサービスについて紹介しているので、ぜひ続きを読み進めてみてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください!
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
目次
FBAのマルチチャネルサービスの使い方
FBAは梱包から発送までだけでなくカスタマーサービスまで対応があって便利なため、Amazon以外で商品を売るときも利用したいと思う人はいます。
マルチチャネルサービスはAmazon以外からの注文でも、同じようにピッキングから発送までを担当するサービスです。
マルチチャネルサービスを利用したい人のために、必要な準備や使い方を説明します。
必要な事前準備
FBA倉庫から発送の商品には納品書がつきますが、出品者名と販売した販路のショップ名を設定変更しましょう。
異なる出品者名とショップ名の納品書で商品が届くと、不思議に思う人もいます。
中には転売を疑う人もいるため、商品がAmazonが発送代行していると説明を入れるとスムーズです。
FBA倉庫から発送の商品の梱包箱は全てAmazonのロゴ入りですが、申請するとロゴなしも可能です。
事前に申請しておきましょう。
先に納品をすませておく
マルチチャネルサービスの利用対象はFBA倉庫へ納品した商品のみのため、販売を始める前に納品をすませます。
マルチチャネルサービスを利用したい商品も通常の納品同様に手続きを進め、納品します。
受領完了連絡をFBA倉庫より受けてから、他の販路でも売り始めると安心です。
正しく梱包したつもりが決まりを守り切れておらず受領不可になると、注文を受けても発送できずクレームにつながりやすくなります。
在庫管理を選択し必要事項を入力
納品をすませたら、セラーセントラル画面よりFBAの設定を選択し、マルチチャネルサービスの設定→編集をクリックします。
出品者名とテキストを入力し、最後に必ず更新をクリックして完了させます。
マルチチャネルサービスの利用開始のためセラーセントラルから在庫→在庫管理をクリックし、マルチチャネルサービス依頼内容の新規作成を選びましょう。
サービスを利用したい商品右にある詳細の編集隣の▼をクリックすると、そのメニューが現れます。
送り先の情報と個数を入力し続けるをクリック、出品オプションを選んで配送料金を確認して大丈夫なら内容を確認をクリックして完了です。
FBAのマルチチャネルサービスの注意点
販路の拡大や売上アップなどメリットの多いマルチチャネルサービスですが、デメリットもあります。
メリットだけでなくデメリットにも目を向け、注意して利用しましょう。
FBAマルチチャネルサービスの利用にあたっての注意点を紹介します。
余裕を持って発送依頼をする
FBAマルチチャネルサービスは注文を受けてすぐに発送される場合と、時間をおいてからの発送の場合があります。
毎回スピーディーな発送とは限らないため、発送依頼は余裕を持って行いましょう。
FBAは当日配送にも対応していますが、マルチチャネルサービスはあくまでFBAのオプションのため、同等の配送速度を期待できません。
他のモールからの注文でも対応できる分、配送が遅れがちになる場合があるため、余裕をもったお届け日を購入者へ伝えてください。
到着を急いでほしいと購入希望者から頼まれても、配送倉庫の性質上確約は難しいとはっきり伝える必要があります。
Amazonの倉庫で管理していると表記をする
発送はAmazonで販売した商品と同様に梱包発送されるため、Amazonではないショップで購入した場合も梱包箱にはAmazonのロゴが入ります。
箱と配送ラベルのAmazonロゴを見て、注文先がAmazonでなければ不審に思う人もいます。
梱包箱をAmazonのロゴがない無地ダンボールへ変更できますが、配送ラベルからAmazonの名前を消すことはできません。
発送元の相違はクレームになりやすいため、事前に購入者へAmazonの倉庫で商品を管理するサービスを利用している旨を連絡しておきましょう。
フリマサイトでの販売には使えない
マルチチャネルサービスを使って、メルカリなどフリマアプリで出品する人がいます。
しかしフリマサイトは個人間でのやりとりするもので、商品画像を出品者が提供し購入者が見て納得した上で購入を決めます。
フリマアプリでは手元に商品のない物の出品を禁止しており、FBA倉庫に納品した商品は出品ができません。
ルールを守らずFBA倉庫の商品を出品した結果、アカウント停止になった例があるため、あらかじめ手元にあるうちに写真を撮ってFBA倉庫へ商品を納品しましょう。
ただしアカウント停止の可能性はゼロではないため、トラブルのないスムーズな取引を心掛けてください。
ギフト包装の対応がない
FBAではギフト包装の対応があるため受けつけてかまいませんが、マルチチャネルサービスを利用するとラッピング対応はありません。
FBAと同様に包装されるととらえて注文を受けないよう注意しましょう。
ギフト商品のラッピングは不可欠なサービスで、注文完了したあとラッピング対応ができないと連絡すると購入者は商品の選び直しなど手間がかかります。
もちろんギフト包装なしで勝手に発送することはトラブルを招くため、してはいけません。
初めから商品の詳細にギフト包装の対応がないと明記し、もし依頼されても断りましょう。
問い合わせ番号をすぐ確認できない
荷物が無事購入者のもとへ向かっているか確認するには、配送の問い合わせ番号が必要です。
しかしAmazonが発送してすぐに出荷メールを送るわけではないため、どうしてもタイムラグが生じます。
ときには購入者のところへ届く直前に問い合わせ番号通知がくるケースもありますが、何日もあけずに連絡が入ります。
それほど不便ではないとの声もありますが、発送直後には問い合わせ番号は確認できません。
発送業者の指定を受けられない
マルチチャネルサービスを利用してFBA倉庫から発送する場合、配送業者の指定ができません。
例え購入者から配送業者の指定を希望されても希望に添えないため、了承しないことです。
FBAマルチチャネルサービス対応の配送業者は、パートナーキャリアサービスとしても利用可能なヤマト運輸と日本郵便のほか、佐川急便・カトーレック・TMG・摂津倉庫・SGムービング・ヤマトホームコンビニエンス・DHL・エコ配です。
聞きなれない配送業者も多いですがFBA倉庫に依頼先は任されており、指示はできないため販売サイトにもその旨を明記しておきましょう。
楽天スーパーロジスティクスとの違い
楽天スーパーロジスティクスはAmazonのFBAと似たサービスで、納品された商品を保管し注文を受けて購入者のところへ発送する、物流業務を代行します。
FBAと楽天スーパーロジスティクスはどこが違うか、ポイントごとに紹介します。
他モール向けも同一料金
FBAマルチチャネルサービスは他社モールとAmazonでの料金体系が異なります。
一方楽天スーパーロジスティクスは、楽天市場でも他のモールでも同じ料金体系での販売です。
全て同一の料金体系はわかりやすく、購入者も選択の幅が増えて満足度が高まります。
中には同一料金のため、楽天市場で購入してもお得にならないと感じる人もいるかもしれません。
FBAマルチチャネルサービスはAmazonで購入すると安く、その他のモールではAmazonよりも高めの料金体系です。
料金体系に差があることで、Amazonで購入すると得があると感じる人もいるでしょう。
当日配送ありか翌日中に出荷か
FBAマルチチャネルの通常配送は出荷日の約束はありませんが、楽天スーパーロジスティクスは遅くとも翌日中に出荷されます。
翌日配送はFBAマルチチャネルの場合、注文確定日より3日以内に商品を配達で、楽天スーパーロジスティクスは当日15時30分までに注文すれば出荷の指示をすると翌日中に配達されます。
当日配送はFBAマルチチャネルでは一部エリア限定ですが対応があり、楽天スーパーロジスティクスでは対応していません。
配送について比較すると当日配送ありで選ぶか、翌日中に出荷されるかがそれぞれの強みです。
梱包材のロゴの有無
FBAマルチチャネルサービスは他サイトからの注文品も、申請がない限りAmazonのロゴ入り梱包材を使います。
楽天スーパーロジスティクスは申請しなくてもロゴのない梱包材を使うため、申請を忘れて他サイトで販売した商品にロゴ入り梱包材が使われてしまうことを防げます。
FBAマルチチャネルサービスでは基本的にAmazonのロゴ入り梱包材を使われますが、今後利用者の意見により変化するかもしれません。
確実に梱包材を無地にしたければ楽天スーパーロジスティクスが安心です。
配送業者の違い
FBAマルチチャネルサービスでは複数の配送業者が担当しており、誰もが知る大手からさまざまな規模の配送業者が配達します。
業者により質のばらつきがあるため、質の低い配送業者が担当するとクレームにつながりやすいデメリットがあります。
配送業者の指定は店も利用者もできずAmazon任せのため、同一の業者を指定して質の統一をはかることはできません。
楽天スーパーロジスティクスでは、配送は日本郵便のみが担当します。
日本全国にある大手配送会社のため、どこから発送しても質が安定し購入者も安心して受け取れます。
楽天スーパーロジスティクス導入方法
楽天スーパーロジスティクスの導入を検討するときは、公式サイト下方にある資料請求のバナーをクリックし、必要事項を入力・送信して資料に目を通しましょう。
導入を決めた場合は、資料請求バナー隣にある出店申込バナーをクリックし情報入力へ進みます。
楽天スーパーロジスティクスでは導入前に店舗へ物流状況のヒアリングを行って、それぞれの見積を出しています。
中には取り扱いできない商品もあるため、すぐに申込せず担当者へ問い合わせてください。
ヒヤリングのあと1~2週間で見積を受け取れます。
内容に納得できれば契約し、準備期間の1か月がすぎると稼働開始です。
契約から稼働開始までが1か月と短い期間で楽天スーパーロジスティクスを利用できるため、待ち時間のストレスが少ないこともポイントです。
FBAマルチチャネルをヤフオクと連携する
ヤフオクを使って副業をすると、受注から商品のピッキング、梱包して発送までの手間がかかります。
品数が多いほど発送作業に追われて、仕入れや販促の時間が取りにくいところがデメリットです。
そこでFBAマルチチャネルサービスとヤフオクを連携すれば、発送に関する手間を省けて売上アップへ時間を使えます。
ヤフオクとFBAマルチチャネルサービスを連携するメリットや手数料などを解説します。
ヤフオクも連携しておくと良い理由
FBAマルチチャネルサービスを利用して広く販売する場合、連携したヤフオクは、Amazonで販売したジャンク品の扱い先になります。
Amazonで商品販売するとどうしても不良品が生じ、特に中古品を扱う場合は発生しやすい状況です。
返品されたジャンク品をただ処分するだけでは利益がとれず仕入れが無駄になりますが、その状態でも欲しい人に販売して売上をつくれる場所がヤフオクです。
ヤフオク連携する手数料
他社サービスと連携する料金は、ヤフオクに限らず統一されています。
マルチチャネルサービスへ出荷依頼するときにかかるFBA配送代行手数料は、初めに商品サイズ区分を確認し料金が決まります。
次に重さを計算してあてはまる重さを一覧表で見て、手数料を確認してください。
Amazon公式サイトで、商品辺りの配送代行手数料を確認できます。
ただし2021年8月30日から改訂されるため、古い手数料表を参考にしないよう注意しましょう。
ヤフオク連携する注意点
Amazonでの販売で返品された不良品も販売できる、大きなメリットがあるヤフオクですが、FBAマルチチャネルサービスとの連携で注意点があります。
上手にヤフオクを利用するためにも、知っておきましょう。
Amazonでも同時に販売が始まる
FBA倉庫へ納品すると、ヤフオクへ売るための商品もAmazonで販売が始まってしまいます。
販売先を限定してその他は停止はできないため、Amazonで売れないよう値段を高めに設定しましょう。
多少上乗せする程度ではなく、例えば20,000円の商品は1,000,000円近い値段をつけておくとまず売れません。
ヤフオクで売れても商品がなければ、落札者に迷惑をかけ低い評価を受ける可能性があります。
万が一ヤフオク以外で売れてしまった場合、落札者へ在庫がないと丁寧に説明し、質問にはきちんと応える姿勢を見せてください。
キャンセルは必ず出品者都合を選び、落札者都合は選ばないことです。
商品画像を撮影してからfbaへ納品する
ヤフオクへ出品するには商品画像が不可欠です。
FBA倉庫へ納品したあと手元に同じ商品がなければ、画像の撮影はできずヤフオクで販売が難しくなります。
ヤフオク出品の可能性がある商品はあらかじめ撮影後、納品しましょう。
きっとヤフオクには出さないと思う商品でも念のため画像を残しておくと、役に立つかもしれません。
発送元はAmazonになると知らせておく
FBAマルチチャネルサービスはAmazonの倉庫から発送するため、発送元はヤフオク出品者名ではなくAmazonになります。
落札者へ連絡なくAmazonが発送元の商品が届くと不信感を抱く可能性があります。
出品者の評価を下げられるかもしれないため、Amazon倉庫に商品を預けていると説明しAmazon発送になると了承してもらいましょう。
ヤフオクで売れたあとの手続き
ヤフオクで商品を落札されたあと、在庫管理画面の中から売れた商品を見つけて右端にあるボタンダウンをクリックし、FBAマルチチャネルサービス依頼内容を新規作成を選びます。
お届け先住所などの入力画面が表示され、落札者が指定した送り先を入力・商品が正しいかの確認したのち、続けるをクリックしましょう。
配送スピード選択では通常配送を選びます。
お急ぎ便は手数料がかかりやや高めの送料になるため、通常配送でかまいません。
ウェブサイトで商品の追跡ができる
FBAマルチチャネルサービスは、倉庫から発送された商品を配送追跡用ウェブサイトから状況を確認できます。
出品者と購入者の両方がSwishipへ入り、お問い合わせ伝票番号を入力すると荷物の状況がわかります。
FBAマルチチャネルサービスは複数の配送業者へ依頼しており、配送業者選択はできませんが、どの配送業者でも全ての出荷依頼の追跡情報を確認可能です。
店側の追跡方法
注文を受けた商品の出荷後、注文の詳細ページ内の出荷情報に掲載されたお問い合わせ番号が配送追跡ウェブサイトとつながります。
自分で番号を入力し検索する手間が省けるため、複数の商品が売れたときも配送状況の確認をしやすく便利です。
購入者側の追跡方法
出荷通知メールは配送追跡ウェブサイトとつながっています。
確実に出荷通知を受け取りたいと購入者から希望があれば、マルチチャネルサービスへ出荷依頼を作成するときに、購入者のメールアドレスの提供が必要です。
提供された購入者の名前や住所、Eメールアドレスは、商品の配送のみに使われその他の用途で使われることはありません。
その旨の一文を入れておくと、購入者も安心です。
・(関連)楽天ROOMで初心者がポイントを稼ぐことができる方法を解説
FBAマルチチャネルサービスを活用して効率よく稼ごう
FBAマルチチャネルサービスは、Amazon以外のサイトで売れた商品も梱包から発送を任せられる便利なサービスです。
取り扱い商品の種類や量が多く、ショップも複数抱える人はFBAマルチチャネルサービスの利用がおすすめです。
不良品やジャンク品の販路も持っていると、無駄なく売上にかえられます。
他社でも似たサービスを提供しており、特徴を比較してメリットに納得してからスタートしてください。
FBAマルチチャネルサービスで効率よく売買し、利益をあげましょう。
物販ラボでは「ネット販売スタートマニュアル」も無料配布しています。
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