2021.10.25 投稿
2023.10.26 更新
カラーミーとShopifyはどっちがおすすめ?料金・デザイン・決済を比較
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- カラーミーとShopifyの料金が比較できる
- カラーミーとShopifyのデザインを比較できる
- カラーミーとShopifyの決済方法を比較できる
- それぞれのメリット・デメリットがわかる
- システム移行のデメリットが理解できる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それではカラーミーとShopifyについて解説していきます。
目次
カラーミーとShopifyの基本情報の比較
個人や中小企業がECサイトを構築させるなら、コストは低いほうがいいでしょう。
そんな人たちによく比較されるのが、カラーミーとShopifyです。
どんな機能が特徴なのか、まずは基本情報から比較していきます。
カラーミー | Shopify | |
初期費用 | 0円・3,300円 | 0円 |
月額費用 | 0円・3,300円・7,945円 | 29米ドル・79米ドル・299米ドル |
決済手数料 | 4%~6.6%+1決済あたり30円 | 3.25%~4.15% |
アカウント数 | 無制限 | 2・5・15 |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 200MB・5GB・100GB | 無制限 |
画像枚数 | 4枚・50枚 | 無制限 |
カラーミーがおすすめの人
カラーミーがおすすめなのは、以下のような人です。
• 初期コストをできるだけ抑えたい
• 日本のサポートがあるほうがいい
• 月商数百万円規模を目指したい
カラーミーは、初期費用と月額費用0円のフリープランがあります。
フリープランでも決済手数料は別途必要ですが、無料で始められるため初期コストを抑えたい人におすすめです。
ショップの規模が大きくなるまで、コストを抑えながら月商数百万円規模を目指すなら、カラーミーのほうが適しています。
また、カラーミーの運営は日本の会社である点も注目しましょう。
日本語での手厚いサポートを受けたいなら、日本の企業運営のほうが有利です。
運営会社はGMOグループで、各種セミナーを実施するなど、初めてのネットショップ運営でも安心して使えます。
Shopifyがおすすめの人
Shopifyがおすすめなのは、以下のような人です。
• 海外向けに商品を販売したい
• SNSなどのチャネルを活かしたい
• 月商数千万円以上を目指したい
Shopifyは、カナダ発で世界170万以上の店舗が使うサービスです。
多言語化や海外向け決済など、海外向けECサイトに必要な機能が揃っています。
海外をメインとしたECショップ運営を考えているなら、Shopifyがおすすめです。
Shopifyは日本語での使用も可能で、サポートも日本語で受けることができます。
またアプリで機能追加がしやすく、SNSなどを利用した複数チャネルの運営を得意としています。
有名な大手ショップの利用実績もあり、月商数千万円規模も対応可能です。
料金は、初期費用無料、月額9米ドルからです。
ベーシックなプランでも機能が充実しており、大規模ショップに成長すると決済手数料を安くできる点が魅力といえます。
カラーミーとShopifyの料金の比較
とにかく価格を重視したいという人向けに、カラーミーとShopifyを比較してみました。
料金を抑えたい希望があるなら、初期費用・月額料金以外に費用がかかるかも知っておく必要があります。
総合的にどちらが安く利用できるのか比べてみてください。
カラーミー
無料プランがあるのは、カラーミーのほうです。
初期費用と月額費用0円のフリープランが選べます。
ただし、カラーミーは常時SSLの利用で、月額1,100円かかります。
常時SSLの料金がかかるのは、独自ドメインや独自サブドメイン利用の際です。
サイトの暗号通信は、第三者によるマルウェアなどの差し替えを防ぐ目的で必須となるため、
常時SSLの料金は必要だと考えておきましょう。
また、フリープランを選択しても、クレジットカード決済手数料は別途必要です。
Shopifyと比べてカラーミーの決済手数料は高くなっています。
フリープランだと6.6%+1決済あたり30円かかるため、注文数が増えたら上位プランへの移行がおすすめです。
決済手数料が気になるなら、カラーミー以外の決済サービスを契約する方法も考慮してください。
Shopify
Shopifyは初期費用無料で、月額料金はカラーミーと大きく変わりません。
常時SSLの料金は別にかからないため、この点ではコストダウンが可能です。
ただし、Shopifyはシンプルな機能が特徴で、機能の追加はアプリが必要となります。
有料アプリをいくつか利用することを考えると、高くつく可能性もあります。
カラーミーにある使いたい機能が、Shopifyでは無料アプリで対応可能か比較してください。
決済手数料の安さでいえば、Shopifyのほうが有利です。
月額料金299米ドルのプレミアムプランなら、国内オンラインクレジットカード手数料は3.25%で使うことができます。
大規模ショップともなれば、決済手数料の安さは見逃せないでしょう。
また、Shopifyは入金までが早い点が魅力です。
仕入れに高額な金額がかかっている場合では、入金までの早さで資金繰りがスムーズになります。
カラーミーとShopifyのデザインの比較
ECショップを運営するなら、ショップのデザインは重要です。
オシャレなデザインにこだわりたい人向けに、カラーミーとShopifyでデザインの比較をしてみました。
どちらも無料と有料テンプレートがありますので、価格や数を比較してみてください。
カラーミー
無料テンプレートの数は、カラーミーのほうが多く便利です。
Shopifyは10種類しかないのに対し、カラーミーは47種類も用意されています。
デザインにこだわりがなく、無料で始めたいならカラーミーがおすすめです。
カラーミーの有料テンプレートは、1万円~4万円程度です。
初心者向けのものから、上級者にも対応する価格帯のものも販売されています。
上級者向けテンプレートは、HTMLとCSSのカスタマイズ性に優れています。
カラーミーの有料テンプレートの数は、Shopifyと比べるとやや少なめです。
Shopifyは70種類以上対応なのに対し、カラーミーは34種類程度です。
テンプレートを選ぶ場合は好みもあるため、それぞれのテンプレートで比較してみてください。
Shopify
Shopifyの無料テンプレートは、10種類程度です。
数が少ないため、無料で始めたい人にとっては制限があるでしょう。
一方で、有料テンプレートの数が多く、70種類以上と豊富です。
Shopifyを使うなら、有料テンプレートの購入を想定しておくといいかもしれません。
また、Shopifyの上位プラン月額2,000米ドルで契約すると、注文ページのカスタマイズができるようになります。
ブランドイメージに合わせて、注文ページもオリジナルにしたい人におすすめです。
Shopifyの有料テンプレートの価格は、100~180ドルくらいです。
カラーミーの一番高いテンプレートと比べると、Shopifyのテンプレートは価格が抑えられているため使いやすいといえます。
また、Shopify自体が海外のサービスのため、有料テンプレートは海外ショップ風のオシャレなデザインのものが多いようです。
カラーミーとShopifyの機能の比較
ECサイト運営で重要となるのは、機能面です。
使いたい機能がなければ、アプリで追加しなければなりません。
充実した機能を求める人向けに、カラーミーとShopifyの機能を比較してみました。
アプリを使用せず、デフォルトで使える機能を比べてみましょう。
カラーミー
カラーミーのレギュラープラン以上なら、レビュー機能が付いています。
ECサイト運営では、購入した人の声を簡単に掲載できる機能があると便利でしょう。
Shopifyはアプリ対応ですが、カラーミーならデフォルトでレビュー機能が使えます。
また、カラーミーはポイント機能があるのが魅力です。
ポイント機能があれば、リピーターを増やすことができます。
ほかにも、年齢制限、レコメンド機能、ダウンロード販売、複数配送先指定がデフォルト対応です。
どの機能も、Shopifyだとアプリの追加が必要となります。
さらに、カラーミーだと1回の注文で、購入者とは別の住所にも発送できて便利です。
複数発送機能は、お中元やお歳暮など日本独自の慣習でよく活用されています。
Shopifyではアプリ対応で複数発送が可能ですが、個別決算が必要で使いにくい部分があります。
Shopify
Shopifyは、再入荷通知がデフォルトで付いてきます。
カラーミーだと、再入荷通知の利用で月額1,650円かかるため注意が必要です。
またShopifyでは、InstagramやGoogle連携がしやすいです。
カラーミーはInstagram連携がデフォルトですが、Google連携は月額5,000円かかります。
Shopifyであれば、楽天やAmazonの連携も可能で、複数ショップで在庫が共有しやすいメリットがあります。
このように、SNS連携や複数ショップ連携なら、Shopifyがおすすめです。
集客はSNSを考えている場合や、ショップの規模が大きくなったら、Shopifyが向いているといえます。
また、Shopifyはアクセス解析機能が充実しており、ストア分析でショップの戦略が立てやすいのも魅力のひとつです。
カラーミーとShopifyのメリット・デメリット
大まかな違いを理解したら、最後にメリットとデメリットを比較してみましょう。
価格や機能面だけでなく、細かい部分も比較してみてください。
デメリットがあっても許容できるのか、デメリットよりメリットが勝るのか、カラーミーとShopifyを比べましょう。
カラーミー
カラーミーのメリットは、以下の内容です。
• 運営会社が東証一部上場で安心
• ランニングコストが安い
• 初心者でも簡単に使える
ECサイトを運営するなら、運営会社は重要です。
カラーミーは2005年に開始された長い運営歴と、4万以上の利用実績があります。
くわえて運営会社は、東証一部上場のGMOグループであるため、安心して使うことができます。
また、カラーミーは機能が豊富でカスタマイズ性の高さと、初心者による使いやすさのバランスが良くなっています。
カラーミーのデメリットは、以下の内容です。
• モール型と比べて集客力が低い
• 越境ECの対応度が低い
ショッピングモールに出品すれば、既存の顧客に商品をアピールできます。
しかし、カラーミーは独自ECサイトでの運営ツールのため、集客が難しいと感じるでしょう。
越境EC対応もできますが、ショップ全体の多言語には対応していません。
Shopify
Shopifyのメリットは、以下の内容です。
• 決済手数料が安く種類豊富
• 越境ECサイトに優れている
• SNSとの連携がしやすい
カラーミーと比べると、Shopifyの決済手数料は低めです。
また、海外で人気の決済にも対応しており、決済の種類の豊富さもメリットとなっています。
在庫管理がしやすく、海外配送でも世界3大配送会社が使えて便利です。
Shopifyもモール型ではありませんが、SNS連携がしやすくSNSからの集客ができます。
Shopifyのデメリットは、以下のような内容です。
• カスタマイズが難しい
• 完全日本語対応ではない
Shopifyの機能を充実させるには、アプリの追加が必要です。
必要なアプリの見極めから、インストールや設定など多少手間がかかります。
また、Shopify自体は日本語対応ですが、アプリなど英語の情報もあるため注意が必要です。
システム移行のデメリット
カラーミーとShopifyで迷う人は、とりあえずといった軽い気持ちで片方のサービスを使ってしまうかもしれません。
しかし、途中でシステムを移行するとなると手間がかかってしまいます。
使ってみないと自分に合っているかはわかりにくいのですが、システム移行は面倒である点を踏まえて選ぶようにしてください。
システム移行でコストがかかる
システム移行は、そのものにコストがかかります。
人件費がかかるのはもちろん、ショップをメンテナンス中にすれば注文が受け付けられません。
時間がかかりすぎればお客様が離れてしまう恐れもあるため、注意してください。
外部にシステム移行を委託する場合は、費用も考慮しておきましょう。
新しいシステムへの移行は、ショップのURLが変わる恐れがあります。
URLが変わる場合は、リダイレクトで新しいURLへ、お客様が移動できるようにしてください。
また、サイトの使い勝手やデザインが変わることも考えられます。
さらに、お客様自身も慣れるまで時間がかかるため、引き続きショップに訪問してもらうため、割引やキャンペーンの開催がおすすめです。
迷ったらShopifyがおすすめ
カラーミーの良さは、長年日本で使われてきたことです。
不明な点があれば検索すると多くの情報がヒットするため、初心者に優しくなっています。
ただし、独自ドメイン費用、常時SSL費用、決済費用を考えると、カラーミーは月々のコストが高くなってしまうでしょう。
また、海外向け決済の導入も、カラーミーに多少デメリットがあります。
海外販売を想定するなら、Google PayやApple Payの対応可能なShopifyに軍配が上がります。
どちらにするか迷ったら、少しでも海外販売の可能性があるか考えてみてください。
海外販売の可能性が少しでも残っているなら、Shopifyの利用がおすすめです。
自分に合う構築ツールを活用しよう
カラーミーとShopifyを幅広い面で比較してみました。
最終的にどちらに決めるかは、最も重視する点で比較してみてください。
副業や個人運営で無料にて始めたいならカラーミー、海外販売を視野に入れているならShopifyがおすすめです。
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