メルカリの商品説明文のポイントと参考例について解説をします。

• 商品説明の役割
• 商品説明文の構成とコツ
• 売れる商品説明にするために意識すべき書き方
• 商品説明文で書いてはいけない・やってはいけないこと

など商品説明文について紹介しているので、メルカリのことで悩んでいる方は、ぜひ続きを読み進めてみてください。

当メディア（物販ラボ）では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「メルカリスタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

メルカリの商品説明の役割

メルカリにおける商品説明文の役割は、商品の状態や魅力などをユーザーに伝えることです。また、ユーザーに商品を見つけてもらうためにも、説明文には工夫しなくてはなりません。

ユーザーは、商品を探す際にキーワードで検索するケースが多々あります。そのため、説明文にはユーザーに商品を見つけてもらうためのキーワードも盛り込まなくてはなりません。

ユーザーにとって、商品説明文は商品の状態や、安心して取引できる相手なのかどうかを見極める重要な情報です。

説明文に目を通したうえで、購入するかどうかを決めるため、どのような文章を掲載するかは非常に重要です。

メルカリの商品説明文の構成とコツ

メルカリの商品説明文がどのような構成なのか、把握しておきましょう。

商品名

商品の名称を記載します。ブランド名や商品名、種別などを入力しましょう。ブランド名がアルファベットであれば、カタカナで表記するのもひとつのコツです。

スマホユーザーの場合、検索時にはアルファベットではなくカタカナを使用するケースが多く見受けられます。

多くのメルカリユーザーは、スマホで利用しているため、スマホユーザーのことを考慮して商品名を設定しましょう。

商品の基本情報

商品の基本的な情報を記載します。オフィシャルで公表されているような概要をはじめ、ブランド名やサイズ、適合機種といった情報を盛り込みましょう。

コツは、特徴を細かく記載することです。ユーザーのなかには、「この出品者から購入しても大丈夫なのだろうか」といった不安を抱いている方も少なくありません。

不安を払拭し、安心して購入してもらうためにも、商品の情報を細かく記載しましょう。

色・サイズ

トップスやボトムス、アウター、靴などのファッションアイテムであれば、サイズを分かりやすく記載しましょう。

公式の情報だけでなく、肩幅や身幅、着丈、袖丈など、実際にメジャーなどで計測して記載すると親切です。

商品の色も記載します。写真と実物では色味が異なるケースもあるため、そのことも記載しておくとよいでしょう。

たとえば、「写真では青っぽく見えますが、実際にはもう少し黒みがかった色です」といった具合に記載しておくと、ユーザーに具体的な色味を伝えられ、クレームの発生も回避できます。

適合機種

出品する商品によっては、適合機種に関する情報も必要です。スマホやタブレット端末などの通信機器をはじめ、パソコン関連製品でも適合機種があり、商品名が同じでも適合しないケースがあります。

ユーザーの多くは、購入したものの使えなかった、といったリスクを避けるため、適合しているかどうかを確認します。ユーザーの思考や行動を踏まえたうえでキーワードを入れておくとよいでしょう。

商品の状態

商品のコンディションは、丁寧かつ細かく説明しておかないと、返品やクレームの発生につながります。

高く売りたい、少しでも早く売りたいと、虚偽の情報を記載してしまうとトラブルのもとなので、正しい情報を記載しましょう。

新品か中古品か、購入してからどれくらいの期間使用したのか、といった情報を盛り込みます。
また、商品にキズやへこみ、破れといった破損があるのなら、その旨もきちんと記しましょう。

商品によっては、臭いが付着しているケースもあります。ペットやたばこの臭いが付着していると、ユーザーからクレームが発生するかもしれません。

ペットや喫煙者の有無など、使用環境についても記載しておくと安心です。

ベネフィットの説明

商品を購入することで、ユーザーがどのようなメリットを得られるのかを記載します。

写真や基本説明からでは読み取れない商品の特性や機能、どのような魅力があるのかといった情報を盛り込みましょう。

ユーザーに、「購入したい」「気になる」と思ってもらうことが重要です。淡々と商品の説明をするのではなく、購入後の利用シーンなどを併せて伝えられると、購買意欲を高められます。

価格（安さのアピール）

メルカリで商品を探す際に、価格を重視するユーザーは少なくありません。定価よりも安く出品しているのなら、価格差をアピールして購買意欲を高めましょう。

定価よりも安い価格で出品していれば、お得感を演出でき、ユーザーはメリットを感じられます。送料も無料にしているのなら、その点もアピールするとよいでしょう。

梱包や発送の方法

梱包や発送の方法、発送までにかかる時間などを説明します。割れ物や精密機器などの場合、どのような梱包で送られてくるのかユーザーは気になります。

安心して購入できるように、梱包や発送方法などを詳しく記載しておきましょう。なお、サイズ制限などの問題で丁寧に梱包できない、といった場合にはその胸も記載します。

最後の挨拶

商品説明文の最後に記載する挨拶文です。記載が必須なわけではありませんが、挨拶の言葉でしめるとユーザーに丁寧な印象を与えられます。

メルカリで商品を売るコツは、ユーザーに信頼してもらうことです。

初めて取引するケースでは、「この出品者から購入して大丈夫なのだろうか」「騙されたり粗悪な商品を送ってきたりしないだろうか」といった不安を抱かれる可能性が少なからずあります。

説明文の最後にわずかな挨拶を添えるだけで、ユーザーに丁寧な印象を与えられ、信頼できる出品者だと判断してもらえます。

メルカリで売れる商品説明にするために意識すべき書き方

メルカリで商品が売れるも売れないも、商品説明文にかかっているといっても過言ではありません。
商品を売るためには、想定している購入者のペルソナを意識し、伝えるべき情報を漏れなく盛り込まなくてはなりません。

購入者のペルソナを明確にしてから書く

ペルソナとは、マーケティングで使われる用語のひとつです。商品やサービスの典型的なユーザー像を指します。

商品を誰に売りたいかによって、説明文に盛り込むべき内容や提供する情報は変わります。

ペルソナを明確にすることで、より説得力のある説明文を書くことができ、購入される確率を高められる点がメリットです。

たとえば、キャンプ用のテントひとつとっても、ソロキャンプをしたい男性に売りたいのか、グループキャンプをしたい父親に売りたいのかで、説明文の内容は変わります。

文字数は500文字以上

商品説明文の文字数は、500文字以上が目安です。説明文を充実させることで、ユーザーが求める情報をしっかりと提供できるため、商品が売れるかどうかにも大きく影響します。

baseのリサーチによると、売れているショップは650～1,000文字の商品説明文を記載しているとのことです。

メルカリでは、文字数制限により1,000文字までしか記載できないため、500～1,000文字を目安に記載するとよいでしょう。

文字数が少なすぎると、ユーザーが求める情報を提供できないばかりか、不安を与えてしまうため注意が必要です。

6W2Hで抜かりなく情報を伝える

6W2Hとは、ビジネスシーンで用いられるフレームワークです。何を、いつ、どこで、誰に、なぜ、どのように、いくらでを明確に記載することで、ユーザーが求める情報を漏れなく伝えられます。

メルカリでは、ユーザーに信頼してもらえないことには商品を売れません。

6W2Hをベースに説明文を記載すれば、ユーザーが知りたい情報を余すことなく伝えられるため、購入してもらえる確率が高まります。

6W2Hは、伝えたいことをきちんと伝えるのに有効なフレームワークです。メルカリの商品説明文を作成するとき以外にも、さまざまなシーンで活用できるため、覚えておいて損はありません。

What（商品名、色、サイズ）	衣服　青色　Mサイズ
When（いつ）	去年の秋
Where（購入場所）	東京の古着屋で
Who（メーカー、生産国）	ラコステ　イタリア
Why（解決される悩み、価値）	秋にピッタリな素材、薄さで気温にあった服装ができる
Whom（性別、年代）	メンズ服　90sの服
How（使用方法、頻度）	着用回数10回以上
How mich（販売価格）	7000円

商品を使っているところをイメージさせる

商品の情報を淡々と書き連ねるだけでは、購入につながりません。ユーザーが商品を実際に使用しているところをイメージさせることで、購買意欲を高められます。

たとえば、アウトドア用のテントを出品する際でも、「アウトドアに最適なテントです」といった淡泊な説明では、ユーザーの心に響きません。このようなケースでは、以下のような説明文が有効です。

読みやすい文章を心掛ける

読みにくい文章では、ユーザーに伝えたいことが伝わらないおそれがあります。丁寧かつ読みやすい文章を心がけることで、伝えたい情報をしっかりと伝えられ、信頼も得られます。

読みやすい商品説明文に仕上げるため、以下のポイントを押さえておきましょう。

欠点はポジティブな言葉に言い換える

商品説明文にネガティブな情報が多く盛り込まれてしまうと、ユーザーの購買意欲が低下してしまいます。ネガティブな要素があったとしても、ポジティブな言葉に言い換えて記載しましょう。

たとえば、年代物の古いテーブルを出品する際に、「古くて汚れも多いテーブルです」と記載してしまうと、多くのユーザーは見向きもしないと考えられます。

一方「年季の入ったテーブルはレトロな雰囲気満載で、オシャレなインテリアアイテムとしても最適です」と記載すれば、ポジティブに情報を伝えられます。

購買意欲を高める文言を使う

購買意欲を高めるのに有効な文言を積極的に使うことで、ユーザーの購買意欲をかきたてられます。

検索キーワードを多く盛り込む

検索キーワードを多く盛り込むことで、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。出品する商品以外のブランドや、関連するキーワードを盛り込むなどが有効です。

ただ、まったく関係がないカテゴリーのキーワードを盛り込んだり、キーワードの羅列になってしまわないよう注意が必要です。

メルカリで商品説明文で書いてはいけない・やってはいけないこと

メルカリの商品説明文を作成する際には、やってはいけないことがいくつかあるため注意しましょう。

規約違反になる記述

返品不可や苦情不可、取消不可といった内容を盛り込むのは、メルカリの公式で禁止されています。

このような記述をしてしまった場合、サービスの利用制限や商品の削除といった措置をとられるおそれがあるため注意が必要です。

商品の状態を偽る・欠点を隠す

商品が破損しているのにその旨を隠して出品した、明らかな汚れや傷があることを説明しなかった、などもNGです。

返品やクレームなどのトラブルに発展するおそれがあるため、誠実に記載しましょう。

独自の禁止事項を設ける

値引き交渉にはいっさい応じない、商品に問題があっても対応しないなど、独自の禁止事項を設けてしまうと、ユーザーの反感を買います。

このようなルールを設けたことが原因で、アカウントが停止されるおそれもあるため注意が必要です。

メルカリの商品説明文作成はテンプレート機能が便利

アプリ版のメルカリなら、テンプレート機能が実装されているため、利用しない手はありません。

Tシャツや本、おもちゃ、バッグ用のテンプレートがあり、活用すればスムーズに説明文を作成できます。

出品時によく使う文章の登録も可能です。まずはテンプレートで作成し、慣れてきたら一から作ってみるとよいでしょう。

メルカリの売れる商品説明文の作り方まとめ

商品が売れるも売れないも、商品説明文にかかっています。ユーザーに伝えるべき情報を漏れなく盛り込み、読みやすさを意識したうえで説明文を作成しましょう。

また、規約違反になる記述をしない、独自ルールを盛り込まないなども大切なポイントです。

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