メルカリとラクマの同時出品は規約違反に当たるのかや同時に売れてしまった場合の対処法について解説をします。

商品を少しでも早くたくさん売るためには、複数のプラットフォームを利用する方法があります。そもそも同時出品は規約違反になるのか・規約違反を回避するコツ・価格設定のコツを紹介します。

規約を守りながら上手に販売して、売上を伸ばしていくために、是非最後まで目を通してみてください。

当メディア（物販ラボ）では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

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メルカリとラクマの同時出品は規約違反になる？

商品を売るにはメルカリとラクマの両方へ出品した方が、可能性は上がります。

しかし、同時出品したためにトラブルがあった場合は規約違反になり、ペナルティを受けると販路を失うかもしれません。その点を注意して、幅広く出品しましょう。

出品自体は規約違反ではない

同時出品自体は、メルカリとラクマのどちらも規約違反にはなりません。以前メルカリでは禁止されていましたが、独占禁止法にもとづいて規定が変わり、同時出品しても違反ではなくなりました。

ラクマの規約にも禁じる言葉は記載がなく、同じ商品を出品してもかまいません。商品が少しでも多くユーザーに見られるほど、興味を持ち購入に至る機会が増えます。同時出品で成功するポイントを知り、上手にフリマアプリを活用しましょう。

同時出品によってトラブルになるのは規約違反

メルカリとラクマへ、在庫がひとつだけの商品を同時出品した結果、トラブルが起きた場合は規約違反にあたります。

メルカリの規約の中には、同時出品によりトラブルを引き起こす可能性がある取引を禁じた一文があります。

・同じ商品を他社のサービスやその他の方法によって二重に出品することにより、お客さま間でトラブルを引き起こすと思われるもの

出典：mercariガイド

複数の在庫がある商品をメルカリとラクマへ同時出品しても、在庫が一度になくなり不足する可能性は低いです。

しかし在庫が1個の商品が同時に売れてしまうと、販売できずキャンセルしなくてはなりません。これは在庫のない商品を出品したケースになり、規約違反にあたる可能性があります。

メルカリとラクマで規約違反を回避する同時出品のやり方・ポイント

メルカリとラクマへ同時出品してもトラブルを起こさなければ、規約違反になりません。同時出品しつつ、トラブルを回避する方法とポイントを解説します。

ラクマを「購入申請あり」に設定する

ラクマの機能には即時購入だけでなく、購入する前に申請が必要な「購入申請制」の設定が可能です。出品する際に、購入申請ありに設定すれば買いたい人はまず購入申請を行い、購入の許可を得てから商品を購入します。

そのため、購入申請が届いてから在庫を確保し、購入の許可を出せばトラブルを回避できます。購入申請のあった段階ですでに商品が売り切れており、拒否したとしてもペナルティはありません。

また在庫がひとつだけの商品の場合、ラクマで購入申請を受けてすぐにメルカリでの出品を取り下げれば、二重に売れるトラブルは起きません。

もしメルカリで売れたときにラクマから購入申請があっても、メルカリでの購入者へ売ってラクマからの購入申請を断れば問題なく売れます。

メルカリでの出品時に別サイトでも出品している旨を記載する

メルカリは購入申請の設定ができないため、出品時の説明に「別サイトでも出品している」と書いておきます。

などがあります。「他サイトでも出品中」だけで在庫確認が必要だと伝わる人もいますが、始めたばかりの人などにはどうして欲しいかが伝わりません。在庫確認のコメント投稿を先にして欲しいという、誰でもわかりやすい内容を入れましょう。

商品が売れたらもう一方のサイトの出品を即刻削除する

商品の在庫がひとつの場合、どちらか一方で売れたときはもう一方の出品をすぐに取り下げます。メルカリやラクマへは在庫がひとつでも出品できるので、両方で売れた状態にならないよう注意しましょう。

削除のタイミングを逃さないよう、売れたときに通知が来る設定にし、在庫数の把握をこまめに行う習慣をつけるとトラブルを防げます。

メルカリとラクマで同時出品する際の価格設定のコツ

メルカリとラクマでは販売手数料が異なるため、同じ価格に設定をすると損をする場合があります。

【販売手数料の比較】

メルカリ	ラクマ
商品価格の10％	商品価格の4.5～10％

メルカリの方が販売手数料は高いため、同じ価格でラクマにも出品すると、利益が大きくなりやすいです。その分ラクマは、値下げして売れやすくできるメリットがあります。

初めに売りたい商品をメルカリで調査し、価格帯・購入されているか・値引交渉を行われているかなどをまとめます。調査結果をもとに、欲しい利益を含めた価格を設定してメルカリへ出品しましょう。

メルカリに出品した商品の閲覧数やいいねの数を参考にし、あとからラクマへ同じ価格で出品します。ラクマで値下げ交渉があった場合は、基本的に受けると売れやすくなります。

メルカリとラクマについてさらに知識を深めたいときは、こちらの記事を参考にしてください。同時出品する前に目を通しておきましょう。

・（関連）せどりはメルカリとラクマどちらがおすすめ？双方の特徴を比較

メルカリとラクマの両方で同時に売れた場合の対処法

メルカリとラクマへ同時出品した商品が同じタイミングで売れてしまった場合、購入申請の段階にあるラクマの購入者をキャンセルし、メルカリでの購入者へ売る方法を取ると最も安全です。

メルカリで購入され発送依頼が届いた段階で、商品がないことを理由にキャンセルすると、規約違反になりペナルティを受ける場合があります。

購入者はすでに支払い手続きが完了しており、商品到着を待っているので、その段階で取引キャンセルを申し出るとトラブルに発展するかもしれません。

基本的に購入申請を受けた段階のラクマ側の購入者をキャンセルしますが、場合によってメルカリ側の購入者をキャンセルする場合もあります。できる限りていねいに相手へキャンセルの連絡をし、了承を得ましょう。
メルカリとラクマで同時に売れた場合の対処法を詳しく知りたい場合は、こちらの記事をチェックしてください。同時出品をしようと検討中の人にも参考になります。

メルカリとラクマで同時出品に関するよくある疑問

同時出品した方が売れる機会が増えるのでチャレンジしたいと思うものの、不安で一歩踏み出せない人のために、メルカリとラクマの同時出品にまつわるよくある疑問に答えます。

不安を解消して上手に同時出品を活用し、売上を伸ばしましょう。

同時出品によってトラブルになった場合のペナルティはどんなもの？

メルカリやラクマの取引でトラブルを起こすと、事務局からペナルティを受ける場合があります。メルカリのペナルティの内容はトラブルの程度によって、事務局からの警告、一時的な利用停止、アカウント停止までさまざまです。

商品がないことを理由に取引をキャンセルしたあと、相手があなたの出品する別の商品を通報し、事務局が商品を削除する場合もあります。

トラブルが重なりペナルティが続くと、せっかく儲かっていたアカウントでも停止になってしまうので、同時出品の商品が売れたときの対応は迅速に行いましょう。

同時出品できるアプリ（ツール）ってあるの？

過去には自動出品アプリ（ツール）を使えましたが、現在ではどのフリマアプリでも使用禁止になっています。

自動出品ができれば、膨大な商品をひとつずつ出品する手間を省けて効率良く売れますが、無在庫販売が増えてトラブルが多発したため、現在は禁止行為になりました。

自動出品アプリの仕組みは、一度出品した商品を時間が経ち後ろのページへ流れてしまったときに削除し、自動で再出品するというものです。

人目に付きやすくなり売れるチャンスを得られますが、商品がなくても再出品し商品がなくトラブルを招いていました。

現在は自動出品ではありませんが、出品を効率化する支援ツールはあります。出品は自分で行わなくてはなりませんが、出品に必要な入力事項を記憶し、出品ページを開くと自動で必要事項が入力されます。

メルカリとラクマの同時出品まとめ

メルカリとラクマの同時出品は、売る機会を増やすためにもおすすめの方法です。

商品の在庫が複数あればトラブル回避しやすいですが、在庫が1個だけの場合でも、売れたまたは購入申請の連絡が入ったときすぐに対処できる状態でいられれば上手に売れます。

出品支援ツールを活用して出品にかかる手間を減らし、メルカリとラクマで商品を売るチャンスをひろげましょう。

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