メルカリの購入者都合のキャンセルとは？

メルカリでは取引が成立した後に、購入者側の事情でキャンセルを求められる場合があります。これを「購入者都合のキャンセル」と呼びます。

購入者都合のキャンセル理由は様々なものがありますが、メルカリのルールでは自己都合によるキャンセルは基本的に迷惑行為と見なされる場合があります。

購入者がキャンセルする理由

メルカリにおいて、購入者がキャンセルを求める理由には大きく分けて2つのパターンがあります。

1つ目は、正当な理由によるキャンセルです。

などが該当します。これらは出品者側の責任が問われる事態ですので、キャンセルは止むを得ないケースと言えます。

一方で2つ目は、購入者自身の確認不足や都合によるキャンセルで、迷惑行為とみなされるケースです。

などが挙げられます。

このようなキャンセル理由は、購入者側の一存によるものです。メルカリのルール上、購入者が単に自己都合でキャンセルを求めることは迷惑行為と判断されるのです。

出品者は、キャンセル理由を確認し、正当な理由か否かを見極める必要があります。

・（関連）メルカリで商品購入後のキャンセル方法|出品者都合・購入者都合それぞれ解説

購入者都合のキャンセルにペナルティはあるのか

取引のキャンセル自体にペナルティはありませんが、上にあげたような不適切な理由での頻繁なキャンセルには注意が必要です。

メルカリ側から警告を受け、さらに悪質なケースでは利用制限やアカウント強制退会などのペナルティが科される可能性があります。

一方で出品者側も、キャンセル要求に対して適切に対処する必要があります。購入者の単なる自己都合によるキャンセルはメルカリのルールで迷惑行為とされているため、出品者がそれを断っても通常はペナルティは課されません。

キャンセルされた時の返金方法

メルカリでは、取引がキャンセルされた場合、自動的に返金処理が行われます。返金の方法は、購入時に利用した支払い方法によって異なります。

クレジットカードやデビットカードの場合は、一度引き落としされてからカード会社より返金となるため、返金に時間がかかります。また、キャリア決済やFamiPayは利用業者によって返金時期が異なるため注意しましょう。

メルペイ残高払いやメルペイポイント払いの場合は、返金がスムーズです。コンビニやATM払いで購入者の残高に戻る方法も返金が早いため、返品の可能性がある取引では、利用を検討するといいでしょう。

キャンセルされた時の返送方法

メルカリで購入した商品を返送するときは、双方で話し合って送料負担者を決めます。どちらが送料を負担しなければならない、という決まりはありませんが、マナーとして一般的な考え方を参考にするといいでしょう。

たとえば、商品説明欄の内容と明らかに違う商品が届いた場合や、商品が壊れていたケース、商品に不足があったときは、出品者が送料を負担することが一般的です。
しかし、商品説明欄に「ジャンク品」の記載があったときは、この限りではありません。

また、基本的に購入者の都合で返品はできないことになっています。「要らなくなった」「間違った」「気が変わった」などの購入者都合では、出品者がキャンセルを拒否できます。

ただし、出品者が返品に合意すれば、購入者都合の返品は可能です。その場合は購入者の勝手な判断での返品となるため、マナーとして購入者が送料を負担することが一般的でしょう。

・（関連）メルカリで返品する際の送料はどっち負担？返品送料のよくある疑問を解決！

メルカリで購入者都合のキャンセルがあったときの対応

商品を発送してから、購入者側からキャンセルの連絡が来る場合があります。購入者都合でのキャンセルは、出品者が断っても同意してもどちらでも構わず、それぞれの対処方法を紹介しますので参考にしてください。

購入者側のキャンセル理由を確認する

まずは購入者のキャンセル理由を確認しましょう。単なる自己都合によるものなのか、商品に不備があったためなのかをはっきりさせる必要があります。今後の対応を適切に決めるためにも、きちんとキャンセル理由を確認しましょう。

同意をしてキャンセルを受け入れる場合

メルカリでキャンセル申請を行う手順は以下の通りです。

キャンセル成立後は、完了のお知らせメールを確認しましょう。

商品を既に発送済みの場合は、返品が完了してからキャンセル申請を行います。返品時、購入者に「商品受け取りボタン」を押さないよう事前に伝えておくと安心です。押すとキャンセルできなくなります。

商品発送後に購入者側からキャンセルの申請が来て合意するときは、以下の例文を参考にメッセージを送ってください。

同意せずキャンセルを受け入れない

メルカリでは、購入者都合の一方的なキャンセルを出品者が断っても構いません。キャンセルに合意するのは、商品不備や破損など問題があるケースのみです。

購入者から「不良品だった」と言われたときは、状況を確認しましょう。

相手がわざと破損させたのか、配送中に破損したのか、最初から問題があったのかによって、対応する状況が変わります。判断に迷ったら、相手の評価が参考になります。

キャンセルを断る場合は、以下の例文を参考にしてください。

・（関連）メルカリでキャンセル申請に同意しないとどうなる？同意してくれないときの対処法も解説！

メルカリで購入者都合の理由によりキャンセルする場合の疑問

メルカリでは購入者都合でのキャンセルはできますが、いくつか注意点があります。よくある疑問をまとめたので、事前に確認しておくようにしてください。

出品者が購入者都合のキャンセル申請に同意しないとどうなる？

メルカリでは、購入者都合のキャンセルでも、出品者都合のキャンセルでも、双方の同意がなければキャンセルは成立しません。この場合は取引メッセージも利用できなくなり、メルカリ事務局による対応となります。

ほとんどのケースでは、メルカリ事務局が取引のキャンセルをしてくれるでしょう。どちらか片方がキャンセルの同意をし忘れていることも考えられるため、キャンセル手続きが取られることがほとんどです。

・（関連）メルカリでキャンセル申請に同意しないとどうなる？同意してくれないときの対処法も解説！

「上記以外の理由」を選択した場合にペナルティを受ける可能性はある？

「上記以外の理由」を選択しただけで、ペナルティになることはありません。ペナルティになるのは、「理由の詳細」に自己都合による勝手な行為だと判断できる内容が記載されている場合のみです。

メルカリでは、購入者が自己都合によるキャンセルをすると迷惑行為だと判断されます。公式のメルカリガイドの「取引における迷惑行為について」に、「自己都合により取引をキャンセルすること 」の記載があります。

誤操作や誤購入、要らなくなった理由、送料を理由としたキャンセル、サイズやイメージ違い、支払い方法の変更理由でのキャンセルは、迷惑行為に当たるため注意してください。

ただし、誰でも一度や二度の間違いはあるため、上記の理由でペナルティになるとは限りません。心配なときは理由の詳細に「購入者と出品者がキャンセルに同意している」と入力しておきましょう。

・（関連）【メルカリ転売】メルカリのペナルティーの注意点

メルカリで購入者都合のキャンセルの注意のまとめ

メルカリにおいて購入者都合のキャンセルはキャンセルする理由によって対応が変わります。購入者の単なる都合によるキャンセル要求はメルカリのルールで迷惑行為と見なされる可能性があり、出品者がそのようなキャンセル要求を断っても通常はペナルティを受けることはありません。

一方で、商品の不備や出品者側の責任が明らかな場合はキャンセルに応じる必要があります。
このように、購入者都合のキャンセルへの対応は状況に応じて異なります。しかし、いずれの場合もメルカリのルールを守り、冷静な対応を心がけていきましょう。

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