2023.07.28 投稿
2024.05.30 更新
メルカリの「希望価格の登録」とは?値下げ交渉の新機能のメリットや購入者・出品者の方法、注意点を解説!
メルカリの新機能「希望価格の登録」の設定方法や登録された場合の対応方法について解説をします。
新機能を活用してメルカリ販売をより良くしたいしたい人は、ぜひ目を通してみてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
記事の最後では「メルカリスタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください!
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目次
メルカリの新機能「希望価格の登録」とは?
メルカリに購入希望価格を登録できる「希望価格の登録」新機能がリリースされました。購入検討中で「いいね!」をした商品に対し、希望価格の登録が可能です。
商品によって「5%オフ、8%オフ、10%オフ」「5%オフ、10%オフ、15%オフ」 といったように割引率で分けられており、3つの選択肢のなかから選択できます。
設定できる値下げ幅は以下のとおりです。
・商品価格が1万円未満: 5,8,10%
・商品価格が1万円以上: 5,10,15%
出品者には希望価格の登録があると、「〇〇円で買いたい人がいます」という通知がきます。通知されるのは希望価格が登録されたことだけで、購入希望者の情報は通知されません。登録されても、価格を下げなければならないといった強制はありません。
希望価格まで商品の値段が下がれば、登録した購入希望者に通知(お知らせ)が届きます。購入希望者は、希望価格を登録したからといって購入しなければならないわけではありません。
メルカリで値下げ交渉をする場合は、コメントを利用してメッセージのやり取りをしなければなりませんでした。希望価格の登録をすることで、面倒なやり取りやトラブルが生じる可能性が低くなる点が魅力です。
ただし、希望価格の登録はメルカリのアプリで利用できる機能で、Webサイト版には対応していません。
・(関連)メルカリで値下げ交渉する際のコツや例文とされた時の対応・断り方
・(関連)メルカリの商品を値下げするベストタイミングのコツや注意点
・(関連)メルカリの値下げ交渉がうざい!実例と正しい対応を解説
【購入者】希望価格の登録方法
購入希望者が希望価格の登録をするには、まずは検討中の商品に「いいね!」を付けることが必要です。購入希望者が希望価格を登録する方法を紹介します。
手順①:気になる商品に「いいね!」をする
購入を検討している商品や気になる商品に「いいね!」をつけます。
手順②:「いいね!一覧」から希望価格をタップする
マイページの「いいね!・閲覧履歴」から「いいね!」一覧をチェック。商品の右側にある「希望価格」というアイコンをタップします。
手順③:希望価格を登録する
「希望価格を登録する」の画面が表示されますので、登録していきます(希望価格の表示がなければ登録できません)。先に述べたように、3つの割引率のなかから希望する値引き率を選択します。
登録すると、商品に「登録済み」の表示がつきます。一度登録すると、修正はできないので注意しましょう。
手順④:値下げ希望価格になると通知がくる
登録しておいた価格まで値下げされると、「お知らせ」に「〇〇円に値下げされました」と通知が届きます。
通知が届いても必ず購入しなければならないわけではないので、お知らせがきたら検討して決めるとよいです。
希望価格を登録しても、出品者が値下げをするとは限りません。また、値下げされても必ず自分が購入できるわけではないことも認識しておきましょう。
【出品者】希望価格の登録がされているかの確認方法
購入希望者が希望価格の登録をすると、出品者に「お知らせ」が届きます。お知らせをタッチすると商品の詳細画面が表示されるので、確認ができます。
お知らせは希望価格の登録がされたことのみで、購入希望者の名前などはわかりません。希望価格に変更(価格を下げると)希望価格を登録し他購入希望者に通知が届きます。
購入者から希望価格が登録された際の出品者の対応方法
購入者から希望価格が登録された旨の通知が来たら、金額に納得できれば値下げをします。先にも述べましたが、値下げをすると希望価格の登録をした購入希望者に値下げされたという通知が届きます。
商品の価格を下げることで、商品が購入される可能性が高くなります。ただし、商品の価格を下げても購入希望者が買わなければならないということはないので、必ず購入されるとは限りません。
また、希望価格の登録があっても、値下げするつもりがなければ通知はそのまま無視をしてもOKです。出品者は、希望価格の登録に対して必ず値下げをする義務はありません。
希望価格に応じて値下げをする場合
希望価格に応じれば、購入してもらえる可能性が高くなります。出品して日数が経っている場合や早く売りたい場合は、値下げを行いましょう。値下げは、「お知らせ」の通知から操作可能です。
通知をタップすれ商品の詳細画面に遷移します。「値下げする」をタップし、販売価格を修正して「変更する」をタップすれば完了です。
なお、値下げに応じたからといって、必ず購入されるわけではありません。しかし、「いいね!」を押してくれたユーザーには値引きされた通知が届くので、購入される可能性は高いでしょう。
希望価格に応じず値下げをしない場合
希望価格はあくまで購入者側の希望であり、応じるかどうかは出品者の判断です。金額に納得できない場合は、値引きしなくても問題ありません。
値下げをしない場合は、「何も操作しない」が正解です。希望価格の通知が届いても、そのまま放置しておきましょう。
プッシュ通知が気になる場合は、「希望価格の登録のお知らせ」だけをオフにすることも可能です。メルカリアプリの「マイページ」>「お知らせ・機能設定」から設定してください。
メルカリの希望価格の登録機能の5つのメリット
2023年6月から新登場した、メルカリの「希望価格の登録」機能。新しい機能のため、まだ活用したことがない方も多いでしょう。
ここからは、新機能のメリットを5つ紹介します。出品者・購入者の双方にメリットがある機能です。
- 匿名で出品者に希望価格を伝えられる
- コメントで値下げ交渉をする手間が省ける
- 値下げ交渉が原因のトラブルが避けられる
- 希望価格の登録があっても受けなくてもよい
- 商品を購入してもらえる確率が上がる
魅力的なメリットの内容を、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①匿名で出品者に希望価格を伝えられる
「希望価格の登録」という機能は、希望価格を提示しても誰が値下げをお願いしているのか出品者側にはわからない仕組みです。これは、メルカリガイドにも明記されている事実です。
出品者には希望価格の登録の通知のみ行われます。購入希望者のお客さま情報は通知されません。
通知されるのは、登録された希望価格のみです。値下げ交渉が苦手な方でも、プライバシーが守られる匿名なら言いやすいでしょう。こちらの情報は一切伝わらないので、安心してください。
また、出品者にとっても、購入してもらえる値段の目安になります。迷って販売価格を設定した場合は、希望価格を参考に修正しても良いでしょう。
②コメントで値下げ交渉をする手間が省ける
これまで、メルカリの値下げ交渉は、商品のコメント欄で行われるのが一般的でした。相手がどのような人かわからない場面で、値下げを言いづらく、購入を断念した方も多いです。
また、「値引きできますか?」とお願いされ、「いくらなら買ってくれるのだろう…」と悩んだ経験がある方もいるでしょう。希望価格の登録なら、コメント欄でやり取りする必要はなく、明確な購入希望額を提示してもらえます。
また、値引き幅にも上限があるため、極端な値下げを要求される心配も不要。交渉の手間が省けるのは、出品者・購入者どちらにとっても、大きなメリットです。
③値下げ交渉が原因のトラブルが避けられる
コメント欄での値下げ交渉は、時にはトラブル発展します。「値下げを断ったら逆上された」「大幅な値下げを要求された」など、フリマアプリならではのトラブルは誰でも避けておきたいもの。
特に、コメント欄でのトラブルは他の人からも見られてしまいます。そこで、匿名で値下げを交渉できる希望価格の登録機能を活用しましょう。
プライバシーが守られる上、コメント欄でのやり取りもないため、誰にも見られません。お互いに気持ちの良い取引をするためにも、希望価格の登録機能は効果的です。
④希望価格の登録があっても受けなくてもよい
先程もお伝えした通り、値下げに応じるかどうかは、出品者の自由です。希望価格の交渉は購入者の権利ですが、匿名で言いやすいこともあり、とりあえず登録している方もいるでしょう。
値下げしたら購入される可能性は高くなりますが、実際に下げるかどうかは慎重に考えてください。特に出品してすぐは、他の購入希望者が見つかるかもしれないので、そのまま様子見をしても良いでしょう。希望価格を断れるのは、出品者にとってありがたいメリットです。
⑤商品を購入してもらえる確率が上がる
メルカリでは、値引きをきっかけに購入されるケースがとても多いです。特に自分の値引き希望が通れば、心理的に気持ちよく購入できます。
希望価格の登録機能は、匿名なので希望を伝えやすい便利な機能です。コメント欄での値下げよりも、希望を伝えてくれるユーザーが増え、結果的に購入される確率はアップします。
メルカリ上でよく売られている人気の商品なら、値下げ交渉前提に、数百円程度高めに設定するのも一つの手です。メルカリで賢く稼ぐためにも、新機能を活用してください。
メルカリの希望価格の登録機能の3つの注意点
出品者にも購入者にもメリットがある新機能だとわかりました。ここからは、事前に知っておきたい注意点を3つ紹介します。どれも大切な内容なので、希望価格の登録機能を活用する前に読んでください。
- 値下げをしても取引が成立するとは限らない
- 希望価格の登録が表示されない商品もある
- 希望価格を一度登録すると変えられない
注意点を理解した上で、機能を活用しましょう。それぞれ詳しくご説明します。
①値下げをしても取引が成立するとは限らない
希望価格に応じて値下げを行っても、必ず購入されるわけではありません。また、ご自身で希望価格の登録を行い値下げされた場合でも、商品は誰にでも購入できます。いずれも、メルカリガイドに記載されている内容です。
希望価格の登録は、購入をお約束する機能ではございませんので、あらかじめご了承ください。
販売価格を希望価格以下に変更することで登録したお客さまへ通知が行われますが、購入をお約束するものではございません。あらかじめご了承ください。
希望価格の登録を行った商品が値下げされたら、購入希望者に通知が届きます。他の人に先を越される前に、早めに購入手続きをしてください。
出品者にとっては、なかなか購入されないともどかしいでしょう。値下げすることで購入率はアップしますが、気長に待つしかありません。
②希望価格の登録が表示されない商品もある
希望価格の登録ができるのは、すべての商品ではありません。商品カテゴリーに指定はありませんが、次の項目に該当する商品には表示されないので注意してください。
「希望価格の登録」ボタンは以下の商品では表示されませんので、ご注意ください。
・1000円以下の商品
・すでに値下げ済みの商品
・メルカリShopsの商品
・SOLD OUTの商品
1,000円以下と手頃な価格のものや、すでに値下げされている商品は、希望価格の登録ができません。また、メルカリ上のネットショップ「メルカリShops」での購入にも使えない機能です。一部使えない商品があることを理解しておきましょう。
③希望価格を一度登録すると変えられない
購入希望者は、最初に登録した希望価格を変更することはできません。例えば、買いたい商品に、10%オフ価格を登録したとします。
その後、他の人が5%オフ価格を希望すれば、出品者はより高く買ってくれる方を当然優先するでしょう。値引き幅が大きい価格を登録したくなりますが、先を越されるリスクも考えて慎重に選んでください。
また、自分が登録した希望価格より下回らないと、値引きの通知は届きません。どうしても購入したい商品なら、安易に登録しないほうが良いでしょう。
メルカリの「希望価格の登録」機能に関するよくある疑問
過去にあったオファー機能とは何が違うのか?希望価格を登録すると出品者に誰が登録したかわかってしまう?など、新機能に関する疑問はいろいろ出てくるでしょう。メルカリの「希望価格の登録」機能に関して、よくある疑問を紹介します。
過去にあったオファー機能とは何が違うの?
画像引用元:メルカリびより【公式サイト】
今までのオファー機能との違いの一つは、誰でも購入できることです。商品が値下げされても、設定した人だけが購入できるわけではなく、設定した人以外も購入できます。
また、オファー機能ではカテゴリが限定されていましたが、希望価格の登録においてはカテゴリが限定されていません。値下げしてもらえる商品の幅が広がった点もオファー機能と違う点です。
さらに、オファー機能では希望価格は任意に設定できましたが、希望価格の登録では割引率が決まっています。出品者にとっては大幅値下げなどを依頼されることもなく、両方にとって利用しやすいと言えるでしょう。
自分(購入者)が登録したことが相手(出品者)にわかる?
誰が希望価格を登録したかは出品者に伝わることはありません。希望価格の登録をすると、出品者には「〇〇円で買いたい人が〇人います」と表示されるだけです。
購入希望者の情報が通知されることはなく、プライバシーを守れるようになっているので、安心して利用できると言えます。
購入者からの登録通知が見られない場合は?
購入者からの登録通知が見られない場合は商品ページからも確認できるので、そこから確認してみましょう。
お知らせ通知を解除する方法はある?
「買いたい人がいます」というお知らせ通知をオフにすることも可能です。手順は以下の通りです。
- 「マイページ」からお知らせ・機能設定を開く
- プッシュ通知の「希望価格の登録のお知らせ」をオフにする
お知らせはオフにすることは可能ですが、希望価格の登録自体をオフにすることはできません。
・(関連)メルカリの値下げ通知のやり方と通知条件について解説
メルカリの「希望価格の登録」機能まとめ
メルカリの「希望価格の登録」で、出品者側はしつこい値下げ交渉に応じなくてすみ、値下げ交渉に抵抗があった購入者側は手軽に希望価格を伝えることができるようになりました。
今回説明したメリットや注意点もしっかり読んで、利用するか判断しましょう。うまく使えば気軽に使用できて互いに値下げ交渉の手間も省けるため、ぜひ新機能を上手に活用してみてください。
物販ラボでは「メルカリスタートマニュアル」も無料配布しています。
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