メルカリで本人確認をする必要はあるのか、またメリット・デメリット、必要性やリスクについて解説をします。

• 利用には本人確認が絶対に必要か？
• 本人確認をすることで得られるメリット
• 本人確認における注意点
• 安全に行う方法

など本人確認について紹介しているので、本人確認のことで悩んでいる方は、ぜひ続きを読み進めてみてください。

当メディア（物販ラボ）では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「メルカリスタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

本人確認の重要性

本人確認は、メルカリを安全に利用するために欠かせない手続きです。ここでは、本人確認が必要となるケースや、その際に準備すべき書類などについて説明します。

2020年9月以降の本人確認きょうかについて

メルカリでは2020年9月から本人確認の強化が行われ「アプリでかんたん本人確認」が必要になりました。具体的には、メルカリアプリから本人確認書類を提出し、本人確認を完了させる仕組みです。

本人確認が必要なケース

メルカリでは、「アプリでかんたん本人確認」を行っていない利用者は、本人確認が義務付けられています。本人確認が済んでいない場合、サービスの一部が利用できなかったり、メルカリやメルペイを適切に利用できない可能性があります。

「アプリでかんたん本人確認」は、メルカリアプリから簡単に本人確認を行える仕組みです。本人確認書類の郵送や実印の準備は不要で、既存ユーザーであれば数分から数十分程度で手続きを完了することができます。

「アプリでかんたん本人確認」による本人登録の手順

メルカリの本人確認は「アプリでかんたん本人確認」で行います。方法は主に2つあります。

使用可能な本人確認書類は以下の5種類です。

本人確認書類に記載の住所と現住所が異なる場合は、補完書類(公共料金の領収書など)のアップロードが必要です。

メルカリでの本人確認にかかる審査時間

メルカリでの本人確認には一定の審査期間が必要となります。

メルカリの公式情報によれば、本人確認の手続きを完了してから、通常2~3日程度で審査が終了します。審査に時間を要する場合もあり、最長で5日程度かかる可能性もあります。

審査が完了すれば、その結果がメルカリアプリ上で通知されますので、しばらく待ってみましょう。

この審査は、クレジットカード申請時のような厳格なものではありません。手続きの不備がなければ、概ね問題なく本人確認が認められる仕組みとなっています。

メルカリで本人確認することのメリット

本人確認をしなくてもメルカリは利用できますが、商品の販売が主な利用目的であれば、手続きを行うことをおすすめします。

本人確認をしないと、出品に関するさまざまな制限を受けるためです。以下、メルカリで本人確認の手続きを行う具体的なメリットについてまとめました。

売上金（残高）での買い物が可能

メルカリにおける本人確認が済めば、売上金残高で買い物ができるようになります。

本人確認が完了後はメルカリでの売上金が自動的に「メルペイ」にチャージされます。つまり、売上金を使ってメルカリ内で商品を購入したり、メルペイが使える実店舗でキャッシュレス決済ができるようになるのです。1ポイントが1円分として使用可能です。

出品制限が解除される

本人確認が済んでいないユーザーの中には、出品制限を受けているケースが多く見受けられます。メルカリ側の具体的な基準は不明ですが、出品のチャンスを逃さないためにも、事前に本人確認を済ませておくことがおすすめです。

また、本人確認が済んでいないと、出品者アイコンに「本人確認済みバッジ」が表示されません。このバッジがないと、出品者の信頼性が低いと見なされる可能性があります。

メルカリサービス開始当初は本人情報の登録すら必須ではなく、複数アカウントの運用や偽名登録なども横行していました。しかし現在では、セキュリティ強化の観点から本人確認が義務付けられている状況です。

適切な本人確認によって、メルカリ上での活動に制限がかからないだけでなく、出品者としての信頼性も生まれます。安全な取引環境を維持するためにも、利用者一人ひとりが本人確認に協力することが重要です。

銀行口座からのメルペイ入金が可能

本人確認を行うことで、売上金がメルペイに自動チャージされます。そもそもメルペイって何？と思った方もいるでしょうから、メルペイの基本情報をお伝えします。

メルペイとは、メルカリが提供しているスマートフォン決済サービスです。メルカリのポイントや売上金を支払いに使うことができ、実店舗はもちろんネットショッピングでも利用できます。

もちろん、すべての店舗でメルペイが利用できるわけではないため、注意が必要です。iD、もしくはメルペイのマークがある実店舗や、Apple Payに対応しているネットショップで利用可能です。

現在、メルペイを利用できる加盟店はコンビニ・ドラッグストア・飲食店などがあり、今後もさらに加盟店は増えると考えられます。

メルペイスマート払いが利用できる

メルペイスマート払いは、メルカリでツケ払いができるサービスです。その月に購入した分の代金を、翌月にまとめて支払えます。

メルペイスマート払いなら、その都度支払う必要がないため、メルカリをより便利に利用できます。後払いについては以下をご覧ください。

・（関連）メルカリの後払いについてはこちら

売上金の振込申請期限がなくなる

メルカリで商品が売れると、売上としてカウントされます。ただ、メルカリの売上金はいつまでも引き出せるわけではなく、有効期限が設けられていることをご存じでしょうか。

メルカリの売上金は、180日間の振込申請期限が設けられており、それをすぎると引き出せなくなってしまう恐れがあります。

高額な売上金だったとしても、振込先の口座の登録をしていないと引き出せず、今までの苦労も水の泡になってしまうのです。

（もし売上金が失効してしまった場合、事務局へ問い合わせをすると戻ってくる可能性があります。）

一方、アプリでかんたん本人確認をするとこのようなリスクを回避できます。アカウントに売上金が登録され、いつでも引き出せるようになるのはメリットといえるでしょう。

キャンペーンでポイント獲得

メルカリでは、過去にお得なキャンペーンが幾度か開催されています。たとえば、過去には「半額還元！キャンペーン」といったイベントが開催されています。

これは、メルペイ決済で商品を購入した場合、支払った金額の半分がポイントとして還元されるキャンペーンでした。

また、メガフェスはメルカリでの出品・メルペイの利用・お友達の招待を行う事でお得な特典があるキャンペーンです。

キャンペーンの一つにメルペイクーポンの配布があり、メルペイ加盟店で利用できる値引きやポイントバックなどのお得なクーポンがたくさんありました。

さらに「dポイント連携キャンペーン」など、さまざまなキャンペーンをメルカリは開催しています。これらお得なキャンペーンの中には、本人確認をしていないと参加できないものがあります。

たとえば、上述した「半額還元！キャンペーン」は、本人確認を行っていることが参加条件でした。今後も、メルカリではさまざまなキャンペーンを開催していくと考えられます。

キャンペーンへの参加により、お得にポイントを入手できるチャンスが広がるため、参加しない手はありません。

メルカリ本人確認のデメリットとその影響

メルカリで本人確認を行うデメリットとして、個人情報漏えいや不正利用のリスクが挙げられます。また、複数アカウントの作成ができなくなり、偽名で利用することもできません。

以下、本人確認を行うデメリットを詳しく解説します。

個人情報漏洩・不正利用のリスク

Webサービス上で個人情報を登録するのは、個人情報の漏えいリスクが高まります。これは何も、メルカリだけに限った話ではありません。過去に、インターネット上のサービスで個人情報を登録し、外部に流出したケースはいくつもあります。

メルカリでも、2021年に不正アクセスを受け、顧客情報が流出しているのです。個人情報が外部に流出してしまうと、さまざまな悪事に利用されるおそれがあります。

個人情報が悪用されるケースは少なくないため、個人でしっかりと対策をしなくてはなりません。個人情報漏えいが心配な方は、本人登録をしないのもひとつの手です。

複数アカウントの作成ができなくなる

基本的に、メルカリで複数のアカウントを登録するのは禁止です。メルカリの規約において、複数アカウントの作成は禁止されていますが、実際にはいくつものアカウントを運営している方もいます。

複数のアカウントを利用すれば、それだけ大勢のユーザーに商品を見てもらえる可能性があるためです。

規約違反ではあるものの、作成そのものは可能であるため、複数アカウントを作成する方は後を絶ちません。

しかし、本人確認をしてしまうと、複数のアカウントを作成できなくなります。常に1つのアカウントしか運営できなくなるのです。また、公的な身分証明書で本人確認を行っているため、今後偽名で登録し直すこともできません。

メルカリの本人確認に関するよくある質問

メルカリの本人確認に関する質問をまとめました。

本人確認をしなかった場合の影響

特別なペナルティはありませんが、出品する場合は出品制限のリスクがあり、「本人確認済バッジ」が表示されないため購入者から信頼されにくくなります。

商品購入のみであればクレジットカードさえあれば問題ありません。

未成年の本人確認について

未成年でも本人確認が可能です。マイナンバーカード、パスポート、健康保険証などで確認することになり、手順は成人と同じです。学生証は受け付けられません。

本人情報の変更時の再申請について

結婚や転居などで本人情報に変更があった場合は、再度本人確認の申請が必要です。メルカリアプリの個人情報設定から手続きできます。

審査結果が不承認だった場合の対処法

原因としては、書類の画像が不鮮明、提出書類が不適切、登録情報と書類の内容が異なるなどが考えられます。メルカリガイドで詳しい情報を確認し、再度申請してみましょう。

本人登録と「本人情報の登録」の違い

「本人情報の登録」は、アプリ初期設定時に行う氏名や住所の登録です。本人確認とは別に、サービスを利用するために必須の手続きです。

メルカリ出品者にとっての本人確認は重要

メルカリの本人確認にはデメリットもあるものの、それを補って余りあるメリットがあります。継続的にメルカリを使いたい方や、より便利に買い物をしたい方は、本人確認をしたほうがよいでしょう。

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