2023.11.28 投稿
2024.06.25 更新
スマホを個人輸入したい!海外SIMフリースマホ購入の注意点や関税の有無、おすすめ通販サイト5選を解説
本記事では、初めて個人輸入する方に向けて、必要な費用・知っておきたい注意点・メリット・デメリットについて解説します。
おすすめの個人輸入サイトを5つ紹介するので、購入先選びで迷うことも少なくなるためぜひ最後までご覧ください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
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目次
海外版スマホを個人輸入する際に必要な費用
海外からスマホを個人輸入する場合、どのような費用が発生するのでしょうか。日本国内でスマホを購入するときに必要なのは、本体費用+消費税です。
一方で、海外版スマホの輸入には、通常では馴染みがない項目の支払いが必要です。以下の2項目から、内訳を確認します。
- スマホの個人輸入には関税がかからない
- スマホの個人輸入の際には4つの費用がかかる
各内容を詳しく解説します。
スマホは個人輸入には関税がかからない
海外から日本へ商品を輸入する際に通常必要な関税は、スマホの個人輸入には課せられません。関税局のサイトに記載されている「輸入統計品目表」には、分類・品名・国ごとの関税率が明記されています。
輸入統計品目表によると、スマホが属する電話機は「無税」です。そのため、税金面で必要なのは輸入消費税のみです。消費税も含めて必要な費用4つを、次章で詳しく解説します。
スマホの個人輸入の際には4つの費用がかかる
スマホを海外から個人輸入する際に関税はかかりませんが、次の4つの費用が発生します。必要経費なので必ず確認しておきましょう。
- 本体代金
- 配送料
- 輸入消費税
- 為替変換の事務手数料
スマホを個人輸入すると、本体代金と別にまずは配送料が必要です。販売元のエリアや配送方法によって費用は異なります。
また、輸入取引でも国内と同様に消費税が発生します。現行の輸入消費税率は、地方消費税も合計して10.0%です。商用目的ではなく個人利用と認められた場合は、簡易税率の適用により安く仕入れられます。
本体代金を外貨で支払った場合は、為替変換手数料が必要です。為替レートの事務手数料はクレジットカードにより異なりますが、1.6%程度が相場となっています。
海外版スマホを個人輸入する前に知っておくべき4つの注意点
スマホの個人輸入に必要な費用が確認できました。ここからは、事前に知っておきたい4つの注意点について紹介します。
国内では買えないスマホが手に入る個人輸入ですが、リスクを知らずに手を出すのは危険です。注意点を理解した上で行動に移しましょう。
- 電波法違反になってしまう可能性がある
- サポート面では国内のスマホに比べて不安がある
- 内容確認のために開封されてしまう可能性がある
- 為替の影響を受けて価格が変動する
それぞれ内容を詳しく見ていきます。
①電波法違反になってしまう可能性がある
日本国内での使用を認められているのは、技適マークを取得した機器のみです。技適マークとは、総務省によって定められた無線機器の安心マークです。技術基準をクリアしていないと表示できず、技適マークがない端末を日本で使用する場合は電波法違反になる恐れがあります。
質問16 海外向けのスマートフォンを日本で使用することができますか?
回答16 技適マークが付いていない場合は、電波法違反(※)になります。
ただし、海外から訪日観光客等が短期間持ち込む場合の特例があります。詳しくは、こちらのページをご覧ください。引用元:総務省「電波利用ホームページ」
違法なスマホを使用した場合は、電波法の違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑となる可能性も。総務省は、技適マークのない無線機器の購入について、次のように注意喚起を行っています。
※電波法違反の場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。
引用元:総務省「電波利用ホームページ」
技適マークは日本独自の制度なので、海外のサイトでは確認できないかもしれません。輸入したいスマホが適しているか確認したい場合は、「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」を活用しましょう。
総務省が提供する検索機能で、技術基準適合証明番号や製品の型式、モデル番号などから検索可能です。あとから気づいても日本国内で使用できないため、必ず確かめてから購入することをおすすめします。
②サポート面では国内のスマホに比べて不安がある
海外版スマホは、サポート面で不安があります。国内で購入したスマホは、販売元も日本なので、初期不良といったトラブルにすぐ対応してくれるでしょう。
一方で輸入スマホは、対応も当然海外です。初期不良や故障の際の対応には時間がかかり、言語面の問題も出てくるかもしれません。特に、返品時の配送費用が自己負担となると高額になりがちです。不良時のサポート体制が整っているか、日本語でのやり取りは可能かなどを確認してから購入しましょう。
③内容確認のために開封されてしまう可能性がある
海外からスマホを輸入する場合、発送前に確認として開封される可能性があります。初期不良を見逃さないためにも仕方ないかもしれませんが、輸入スマホの販売を考えている人は注意が必要です。
フリマサイトやオークションで販売する場合、開封済よりも未開封の方が高値で売れる傾向に。どうしても事前開封が嫌な場合は、前もって問い合わせましょう。販売元によっては、要望に応じてくれるかもしれません。
④為替の影響を受けて価格が変動する
スマホだけでなく、輸入ビジネス全般には為替リスクがつきものです。2022年3月中旬頃から始まった円安ドル高の状態は、2023年現在でも続いています。為替レートの変動予測は難しいため、常に為替リスクがあると思っておいてください。
為替変動による価格変動は当たり前なので、取引する通貨の為替レートを常にチェックするなどして対処しましょう。直近の為替相場が把握できていれば、安く買えるタイミングの見極めができるはずです。
海外版スマホを個人輸入する5つのメリット
スマホを個人輸入する際に知っておきたい注意点が4つ理解できました。海外からスマホを個人輸入することには、明確なメリットが5つ存在します。
慣れない個人輸入を躊躇している方でも、メリットがわかれば前向きに検討できるはずです。メリットを確認してみましょう。
- 国内よりも安い可能性がある
- 国内にはない機種が手に入る
- 国内よりも多機能な機種がある
- シャッター音が鳴らない機種がある
- デュアルSIM対応の機種がある
日本でスマホを販売する場合、キャリア価格となるため、海外での定価より高値で販売されることがあります。そのため、個人輸入したほうが安く手に入る可能性も。さらに、日本未発売の珍しい機種や多機能な機種も見つかるでしょう。
また、日本で売られる機種は、盗撮防止のためにシャッター音が消せない仕様です。シャッター音がオフにできると、人目を気にせず自由に撮影が楽しめます。通信の使い分けができるデュアルSIM対応の機種が多いのも、海外版スマホのメリットです。
海外版スマホを個人輸入する3つのデメリット
魅力的なメリットがたくさんある海外版スマホの個人輸入ですが、一部デメリットも存在します。個人輸入で失敗しないためにも、デメリットもきちんと理解しておくことが大切です。具体的なデメリットを3つ紹介します。
- 配送に時間を要する
- 充電器が国内で使えない可能性がある
- 保証対応が購入したサイトにより異なる
スマホを個人輸入する場合、海外から発送されるため手元に届くまでどうしても時間がかかります。即日発送も可能な日本の通販に慣れている方にとっては、不満を感じるかもしれません。
また、付属されている充電器は、日本のコンセントでは使えない可能性が高いです。充電ケーブルの形状を事前に確認し、日本でも充電できるようアダプターを準備しておきましょう。
万が一不良品が届いた場合は、どのような保証があるのかはサイトによって異なります。やり取りの大変さや返品時のことを考えると、サポート面の不安はスマホの個人輸入の大きなデメリットと言えるでしょう。
海外版スマホの個人輸入におすすめの海外通販サイト5選
スマホを個人輸入することのメリット・デメリットが理解できました。デメリットを理解しつつ、メリットの大きい個人輸入を前向きに検討している方は多いでしょう。
続いては、海外版スマホの個人輸入におすすめのサイトを5つピックアップしました。サイト選びに迷ったときは、次の5つから選ぶことをおすすめします。
- Amazon
- Etoren
- 1Shopmobile
- イオシス
- Banggood
各サイトの特徴を解説します。
おすすめサイト①:Amazon
日本でもおなじみのAmazon。今回紹介するのはアメリカ版のAmazonサイトです。日本版とは別サイトなので、新しくアカウントを作成する必要があります。
表記が英語になりますが、ブラウザの翻訳機能を使えば問題ありません。日本のAmazonと同じような感覚で、スマホを個人輸入できるのが大きなメリットです。
海外発送に対応しているのは一部商品に限られますが、日本未発売の端末が見つかる場合も。円安ドル状況が続く中、日本国内でのスマホ端末価格は上昇傾向です。
そのため、個人輸入をしたほうが安く手に入るケースも多いでしょう。輸入の知識も不要なので、初めて個人輸入に挑戦する方におすすめのサイトです。
おすすめサイト②:Etoren
Etorenは、スマホをはじめ、家電や通信機器販売を中心に販売する海外通販サイトです。シンガポール・日本・香港に拠点を持ち、アジア地域の倉庫から荷物が届きます。日本未発売のスマホ端末をいくつも販売しており、在庫があれば注文から3~4日で届くスピード感も人気の理由の一つ。
税金や諸経費も込みの価格が表示されるため、追加費用を請求される心配もありません。Etorenのサイト表記はすべて日本語です。さらに、日本語でのサポート体制も整っています。
Etorenでスマホを購入した場合は、12ヶ月保証が付いているため、万が一の故障時も安心です。海外版スマホを安く手に入れたい方は、Etorenを利用しましょう。
おすすめサイト③:1Shopmobile
アメリカの通販サイト1Shopmobileは、日本向けにも販売している老舗のガジェットショップです。香港に拠点を持ち、日本だけでなくアメリカ・台湾・シンガポールなどの世界各国にも、スマホの輸出を行っています。
特徴としては、新商品の入荷が他よりも早いこと。1Shopmobileを使えば、日本国内の販売を待たずに、最新機種が手に入るかもしれません。
サイトの表記はすべて英語なので、翻訳機能を活用しつつ購入手続きを進める必要があります。また、販売価格の表示および請求額は米ドルです。実際の請求額には為替レートが影響するため、注意してください。
おすすめサイト④:イオシス
参照:iosys.co.jp
大阪に本社があるイオシスは、中古携帯販売事業で有名な日本の企業です。主に中古品の買取・販売のイメージですが、海外製スマホの輸入販売も行っています。
仕入れ規模が大きいため、日本未発売のSIMフリー端末が手に入る可能性も。また、イオシスでは新品だけでなく中古品の海外版スマホも取り扱っています。高機能で価格が高いスマホでも、中古品なら買えるかもしれません。
イオシスは日本のサイトなので、サポートが手厚いのが特徴です。保証期間は、未使用品なら6ヶ月間、中古品でも3ヶ月間です。サポート面でスマホの個人輸入を断念していた方でも、日本のイオシスなら安心して購入できるでしょう。
おすすめサイト⑤:Banggood
Banggoodは、中国に拠点を持つ大手ショッピングサイトです。中華製のスマホやタブレット・ドローンといった安いガジェットを多く取り扱っています。
中国メーカーのスマホは、コスパが高くて世界中から人気です。Banggoodを使えば、日本で販売していない端末でも手に入るでしょう。
サイトの表記は日本語に翻訳でき、支払い通貨も日本円になります。支払い方法は、クレジットカードだけでなくコンビニ払いにも対応しているため、カード情報を入力したくない方にもおすすめです。Banggoodを使えば、日本の通販サイトと同じ感覚で、スマホを個人輸入できるでしょう。
まとめ:注意点を把握して欲しいスマホを手に入れよう
スマホを個人輸入すれば、日本国内で買うより安く手に入る可能性があります。また、日本未発売の機種や、多機能の機種がゲットできることも。
ただし、技適マークがついていない端末を国内で使用することは、電波法違反になる恐れがあります。また、サポート面では国内のスマホに比べて不安が残るでしょう。注意点をしっかり理解した上で、メリットの大きい海外版スマホの個人輸入を行ってください。
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