2021.11.21 投稿
2024.06.03 更新
Amazonでの本を出品する方法は?売り方のコツと注意点
Amazonで本を出品するメリットや手順、方法、注意点、また売り方のコツについて解説をします。
- 本の出品方法、本を売るメリットとデメリット
- 出品の際の注意点
- 本を売れない場合の対処法
- Amazonで本を売るコツ
などAmazonで本を出品するメリットなどについて紹介しているので、手順や方法でわからないことがある方は、ぜひ続きを読み進めてみてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください!
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松下 隆史のプロフィール
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中川 瞬のプロフィール
目次
Amazonで本を出品する方法
さまざまな種類の商品が並んでいるAmazonですが、本を出品することも可能です。Amazonで本を出品するには、出品方法を選択しなければなりません。
Amazonは、小口出品と大口出品という2つの出品方法があります。それぞれ、どのような特性があるのか紹介するので、参考にしてください。
個人で出品するなら小口出品
小口出品は、出品する商品の数が少ない人向けの方法です。小口出品は月間登録料が無料で、出品手数料と商品が1点売れるごとに100円の成約料がかかります。
個人向けということもあり、一括出品ツールや各種出品レポート、出品者独自の配送料金とお届け日時の指定などができません。
決済方法もコンビニ支払いや代金引換、Edy払いなども利用できないこととなっています。小口出品の場合、Amazonで取り扱っていない商品を売ることはできません。
Amazonの商品の中から販売したい商品を選んで売ることになります。すでに商品ページがあるので、自分で商品ページを作成する必要はありません。
ページのデザインやサイトの構築などもする必要がないので、初心者や手軽に出品したい人におすすめです。
まずはネット販売を試してみたい、数冊の本を出品してみたい、という場合は小口出品から始めてみるのもよいでしょう。
FBA(フルフィルメント by Amazon)が利用できる大口出品
大口出品は、商品点数が多い人向けの方法です。月額登録料は4,900円かかりますが、基本成約料はかかりません。
月に49点以上の商品を売る場合は、大口出品の方が得だとされています。FBAは、小口出品でも利用可能です。
しかし、出荷や配送、保管などを請け負ってくれるので、メリットをより感じるのは大口出品でしょう。大口出品でしかできないことも、多くあります。
たとえば、Amazonの商品カタログにない商品を、新規登録して出品できるのは、大口出品だけです。
また、カートボックスを獲得できるのは大口出品のみで、小口出品ではできません。Amazonで売上を伸ばすには、カートボックスの獲得が必要です。
売上を伸ばしたい場合は、大口出品の方が売上を伸ばしやすいでしょう。
Amazonで本を売る準備
Amazonで本を売るには、アカウント登録と商品登録が必要です。アカウントを持っていない場合は、アカウント登録から始めましょう。
アカウント登録
Amazon出品用のアカウントを持っていない場合は、アカウントを作成します。Amazonのサイトから「さっそく始める」を選択し、確認コードを入力。
出品者の情報やクレジットカード、ストアの情報を入力し、本人確認書類をアップロードします。審査結果は、3営業日ほどで登録したメールアドレスに届くので、確認しておきましょう。
小口出品の場合は、商品の新規登録ができないので、「相乗り」という方法で出品します。売りたい本を、Amazonのトップ画面から選択し、商品ページを開きます。
商品ページの右端の下の方に、「マーケットプレイスに出品する」とあるので、それを選択。
商品登録
サインインしたら、商品の登録をします。小口出品の場合は、商品の新規登録ができないので、「相乗り」という方法で出品可能です。
売りたい本を、Amazonのトップ画面から選択し、商品ページを開きます。主な入力項目は、商品のコンディションやコンディションの説明、在庫数や販売価格です。
商品のコンディションは、選択できるようになっているので、適切なものを選択します。Amazonの「本のコンディションガイド」を参考に、適したものを選びましょう。
コンディションの説明は、本の状態を詳しく説明します。必須ではありませんが、コンディションによって購入を検討するユーザーは多いので、
具体的な状態を記載しておくと、興味を持ってもらえる可能性が高まります。
Amazonで本を売るために必要なこと
Amazonで本を売るには、次のようなことが必要です。最初は手間に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
Amazonで本を売るために、必要なことについて解説します。
販売価格を決める
Amazonでは、本の販売価格を自由に決めることができます。少しでも利益を出したいなら、コストも踏まえた価格設定が必要です。
配送料や販売手数料、梱包材料費など、細かく計算してください。Amazonでは本が売れた場合、カテゴリー成約料が80円かかります。
販売手数料は15%、基本成約料が100円です。さらに、配送料がかかります。
Amazonでは、セラーセントラル画面で出品管理ができます。販売価格や配送料、手数料、入金額合計などが確認できるので、チェックしてみましょう。
利益だけを追求しても売れないので、ほかの出品者がどれくらいの価格をつけているか、過去にどれくらいで売れたのかなどを確認することが必要です。
本の状態を踏まえ、販売価格を設定しましょう。
納品書と宛先の印刷
本が売れたら、納品書と宛先の印刷が必要です。Amazonは、自分で納品書を用意します。
自分でとはいっても、Amazonが作成してくれるので、それを印刷するだけです。本が売れるとAmazonからメールが来るので、Amazonセラーセントラルの画面で納品書を印刷します。
自宅にプリンターがない場合は、データをSDカードなどに保存し、コンビニエンスストアなどのデータプリンターを利用するとよいでしょう。
商品の梱包
商品の梱包は、ていねいに行いましょう。一見、本は破損しにくいと思われがちですが、折れ曲がったり、角がこすれてしまったりする可能性があります。
ていねいに梱包することで、購入してくれたことへの感謝の気持ちを示しましょう。
クッション材や封筒、ビニール袋などを活用し、雨などに濡れても本に影響しないように注意して梱包することも大切です。
クッション封筒であれば、見栄えもよく不器用な人でも簡単に梱包できます。適当な梱包で、本に影響が出てしまうと、クレームの対象になります。
評価が悪いと、出品しても売れない原因になるので、注意が必要です。
配送業者を選び発送
どこから送るかを決め、発送します。配送業者や方法によって配送料が異なるので、比較検討することが必要です。
本を送るなら、スマートレターや定形外郵便、レターパックライトなどがあります。そのなかでも、クリックポストが人気です。
クリックポストは全国一律198円、ポストから出せて郵便受けに配達してくれます。追跡サービスで、配送状況も確認できるので安心です。
図鑑や辞書など重みや厚みのあるものは、レターパックプラスがおすすめです。重さやサイズに合わせ、適した配送業者を選びましょう。
売買契約成立後2日以内に発送
本が売れたら、受注から2営業日以内に発送しなければなりません。忙しい人は、発送準備を整えておきましょう。
印刷に必要なシートや封筒、クッション材など、梱包に必要なものはそろえておくと、急な発送作業でも慌てることがなくなります。
Amazonで本を売るメリット
古本屋に持って行ったり、業者に買い取ってもらったり、本を売る方法はさまざまです。また、ECサイトで売るのも一つの方法です。
Amazonで本を売るのは、どのような利点があるのでしょう。Amazonで本を売るメリットについて解説します。
出品が簡単
ECサイトで本を売る方法もありますが、Amazonなら出品が簡単です。Amazonの相乗り出品なら、商品ページを作成する必要がありません。
自分の売りたい本があれば、その商品ページに相乗りをするだけで、手間をかけずに出品できます。Webサイトの構築なども、必要ありません。
商品の情報を、入力するだけで出品できます。入力する項目もそれほど多くはないので、簡単に出品できるでしょう。もちろん、Webサイト作成の知識やスキルがなくても出品可能です。
集客力がある
大きなメリットの一つは、Amazonの集客力です。ネットでの買い物はAmazonという人も多く、Amazonに出品するだけで多くの人に見てもらうことができます。
インターネットでの販売は、自分でサイトを起ち上げても知名度がなければ見てもらえません。Amazonを利用すれば、多くの人に売るチャンスを得られるでしょう。
集客が多いほど、売れる確率は高くなります。
価格を自分で決められる
価格を自分で決められるのも、メリットです。古本屋などに持っていっても、買取価格がほとんど決まっています。その提示された金額で、売るしかありません。
しかし、Amazonなら、自分の希望価格を設定しておけば、ユーザーがその価格で購入する可能性があります。
もちろん、すべてが希望通りというわけにはならないでしょう。しかし、希少な本などであれば、高額で売れる可能性が高くなります。
Amazonを見ている人は多いので一般的にはそれほど人気がなくても、特定の人に人気があれば売れるかもしれません。
サポートが充実していて安心
Amazonは、サポート体制もしっかりしています。わからないことがあっても、スタッフがていねいに対応してくれるので、安心して出品できるでしょう。
最初はわからないことも多いものですが、初心者にもていねいに説明してくれるので安心です。
小口出品の場合はメールでの問い合わせのみですが、気軽に聞くことができるので心強いといえます。
Amazonで本を売るデメリット
Amazonなら高く売れる可能性がある、集客力のあるマーケットプレイスで売れるなどメリットもありますが、反対にデメリットもあります。
Amazonで、本を売るデメリットについても把握しておきましょう。
価格競争になりがち
デメリットの一つは、価格競争になりやすいことです。特に出品する人が多いと、通常は安い価格のものから買う傾向にあります。
Amazonは、個性やオリジナリティを出して販売するというプラットフォームではありません。商品と価格で、勝負をするといっても過言ではないでしょう。
少しでもコンディションがよい本、同じくらいのコンディションなら安い方から買うのが普通です。価格競争になれば、販売価格を下げるほかなく、利益も少なくなってしまいます。
利益が少なくても、たくさん売ればよいと考える人もいるかもしれません。しかし、作業が多くなるので、時間がとられてしまいます。
手数料などの費用がかかる
小口出品は月額利用料こそかかりませんが、売れれば販売手数料と基本成約料かかります。本であれば販売手数料は15%で、さらに梱包費用や配送料などに費用がかかるので、
販売価格が安いと利益も少なくなります。利益を追求するなら、コスト計算をしっかりしなければなりません。
オリジナル性が発揮しにくい
先にも述べましたが、Amazonではオリジナル性を発揮して売るという販売はできません。
ECサイトは、デザインやブランドの魅力などを前面に出し、魅力を理解してくれるユーザーをターゲットにする販売をする方法もあります。
オリジナル性に共感してくれる人であれば、価格をそれほど気にせず購入してくれます。しかし、Amazonではそういった販売はできません。
商品ページのフォーマットが決まっていて、差別化を図れるのは商品と価格だけです。商品と価格で、売上を伸ばすのがAmazonの特徴です。
個性で勝負し、ライバルとの差別化を図るのはAmazonでは難しいでしょう。
クレジットカードが必要
Amazon出品には、クレジットカードが必要です。クレジットカードを持っていない人は、作成しなければなりません。
作成するのに、手間がかかってしまうこともあるでしょう。万が一、クレジットカードが作成できなければ、Amazonでアカウント登録ができないので出品できないことになります。
クレジットカードを、作りたくない人もいるでしょう。または、クレジットカードの登録をしたくない人もいるかもしれませんが、そういった場合、Amazonでの出品ができません。
Amazonで売れやすい本とは?
Amazonで本を売るなら、売れやすいものを出品したいと考えるでしょう。価格が安い方が売れやすいものですが、内容やジャンルによっては高額で売れやすい本というものがあります。
どのような本が売れやすいのか、解説します。
価格が安い本
どういった商品にもいえることですが、価格が安い本が売れやすい傾向にあります。ネットショップで買い物をする人は、安く販売しているものを探している人も多いでしょう。
同じ商品であれば、少しでも安い方が売れやすくなります。
話題の本
話題性のある本や人気のある本などは、高額で売れることもあります。出版されて日が浅いものや、限定版なども売れやすいといえます。
ドラマや映画になった本はマニアもいるので、高額で売れる可能性も高いです。人気の写真集などは、特に高い価格でも売れるでしょう。
専門書
特定の人が購入する専門書は、単価が高く利益が出しやすいでしょう。数も多くないので、欲しい人は価格が高くても購入する傾向にあります。
特に本屋にない本などは、欲しい人にとっては値段を気にせず買う人が多いといえます。
状態がよい本
コンディションによっては、価格が高くても買う場合があります。中古を買う場合、少しでもきれいで状態がよいものを探す人も多いのが現状です。
本を売りたい場合は、折り目や書き込みをしないことが大切です。カバーは、外さずに保管しましょう。
Amazonで本が売れない場合の対処法
集客力が高いAmazonでも、必ずしも売れるとは限りません。多くの人が見ていても、出品者数も多いので、その中で売れるのは簡単ではないからです。
しかし、そのままでは「出し損」になってしまいます。Amazonで、本が売れない場合の対処法について解説します。
価格を見直す
売れない場合の対処法としては、価格を見直すことです。価格を下げれば、売れる可能性は高くなります。
出品したときは考えて出した価格設定でも、時間が経つと適した販売価格ではなくなっている場合もあります。
価格はこまめにチェックして、必要があれば変更が必要です。ただし、価格競争になれば利益が少なくなるということは覚えておきましょう。
古本買取サービスを利用する
Amazon出品で売れない場合は、古本買取サービスを利用するのも一つの方法です。価格を安くしていけば、赤字になってしまう可能性もあります。
本の種類によっては、タイミングを逃すと売れないケースもあるでしょう。そのまま出品しているより、Amazonの古本買取サービスを利用した方がよい場合もあります。
Amazonの古本買取サービスには、次のようなメリットがあります。
支払いまでがスピーディ
メリットの一つは、対応がスピーディなことです。集荷後、24時間以内に買取と支払いが済んでしまいます。手続きも迅速で、時間がかかりません。
キャンセル時の返送料が無料
査定額に満足できない場合の、キャンセル料や返送料金もかかりません。なかには返送する場合は着払いなど、費用がかることもありますが、返送料はAmazonが負担してくれます。
安心して、査定に出せるでしょう。
買取価格が判断しやすい
本の買取店などは、店舗に行かないといくらで買い取ってくれるのかわかりません。しかし、Amazonの場合は、ホームページで買取値を確認することができます。
買取価格の目安がわかれば、判断をしやすいでしょう。
Amazonの買取サービスの利用方法
Amazonの古本買取サービスは、本を1冊から売ることができます。
利用手順は次の通りです。
- アマゾンアカウントで申し込み
- 売りたい本を箱に詰める
- 配送業者が集荷
- 査定終了後、代金の支払い
箱がない場合は、段ボール箱を無料で提供してくれます。買取代金に承認すれば、すぐにAmazonギフト券で代金を支払ってくれます。
自宅まで、無料で集荷に来てくれるのも便利です。漫画やコミック、小説、医学書、歴史本、写真集、児童書など買取ジャンルも幅広く、売りたい本を売れる可能性が高いでしょう。
ただし、買取できない商品もあるので注意が必要です。
• 取り扱いできない商品には、
• バーコードやISBNコードがない
• 週刊誌や漫画雑誌
• コンビニ専売コミック
• パンフレット
• カタログ
• ファンクラブの会報
• 教科書
などがあります。また、過度の日焼けがある、水濡れやシミカビがある、表紙カバーがないなど状態の悪い本も売れないので注意しましょう。
Amazonなら簡単な手順で本が売れる
Amazonでの本の出品は手間もかからず、手順も簡単です。商品ページを一から作成する必要もないので、Webサイト制作の知識やスキルがなくても簡単に出品できます。
ただし、価格競争が激しいので、価格設定には注意が必要です。薄利多売になってしまう可能性があるので、本を売ることで利益を得たい場合は、売れる本やこまめな価格の見直しなどをしましょう。
売れない場合は、Amazonの古本買取サービスを利用するのも一つの方法です。
物販ラボでは「ネット販売スタートマニュアル」も無料配布しています。
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