2021.11.30 投稿
2024.05.12 更新
Amazonの副業物販で失敗?どうすれば成功するのか注意点を紹介します
Amazonの副業で失敗する理由について解説をします。
- どんな失敗が起こるのか、失敗しやすいタイプ
- Amazonで副業をスタートするために確認すべきこと
- 失敗しないための対策
- リスク対策をしたうえでAmazonの副業を始めることができる
などAmazon副業で失敗する理由について紹介しているので、Amazon副業を行うか迷っている方は、ぜひ続きを読み進めてみてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください!
Amazon・Yahooショッピング!でのネット物販の専門家。前職はトラックドライバーで40代半ばから副業でネット物販を開始。4ヶ月で本業の収入越える。200名以上のネット物販のサポート、在宅で出来るネット物販の指導にてストアカアワード受賞の講師。SNS:Twitter・LINE
松下 隆史のプロフィール
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
SNS:Twitter・LINE
中川 瞬のプロフィール
目次
Amazonの副業で起きる失敗とは
インターネットを使えば、個人でも簡単にショップを開設できます。
ネットショップ開設プラットフォームを使ったり、フリマアプリを利用したりとさまざまな方法から自分に合ったショップを開設可能。
中でも、Amazonのセラーとして出品する方法は、世界中のAmazonユーザーを顧客にできるため、大きな利益も期待できる副業です。
ただし、Amazonで副業する人がみな成功しているわけではありません。
ネットオークションやフリマアプリで利益が出たからと、さらに利益を上げるためにAmazonに出店したものの、結局失敗して撤退する例もあります。
では、Amazonでの副業にはどのような失敗があるのでしょうか。
よく起こる失敗をまとめて紹介します。
利益が出ない
Amazonでの失敗としてシンプルですが、よく起こるのが利益が出ないというものです。
せどりや転売の利益の算出は難しいものではありません。
単純に粗利を計算するだけであれば、転売価格から仕入れ値を差し引いた残りが利益になります。
しかし、Amazonに支払う販売手数料、発送料や梱包費用まで計算に入れておかないと、思わぬ赤字が出てしまいます。
安く仕入れれば仕入れるほど利益は出しやすくなるものの、利益が出るほど価格差がある商品を探すことも大変です。
不良在庫を抱えてしまう
Amazonに限らず、転売やせどりをするときに問題になるのが不良在庫です。
商品を仕入れる段階では売れることを前提に仕入れるもの。
しかし、どうしても売れ残る商品が出てしまいます。
売れ残った商品は、経費として計上しただけで売れるまで利益になりません。
転売ビジネスは仕入れが先に来るため、利益が安定するまでは資金面で苦しくなってしまうことがあります。
仕入れは実店舗で仕入れる方法のほか、インターネットで仕入れるのであればクレジットカードを使う場合が多いでしょう。
売れると見込んで仕入れた商品が全く売れずに、クレジットカードの引き落としになってしまう可能性もあります。
転売やせどりは比較的小さな資金投資からスタートできるビジネスではありますが、資金面で苦しいときに持ちこたえられるように、できるだけ資金を多く準備しておくようにおすすめします。
仕入れが上手くできない
転売は「何を売るか」が重要です。
せどりや転売をスタートしようと考えたものの、何をどこで仕入れるかに悩んでしまう人は多くいます。
自分が趣味にしているものであれば、商品知識もあり、目利きもできると考えてスタートする人もいますが、知識があるがためにこだわりすぎて失敗するパターンもあります。
逆に売れれば何でもよいと考えて商品をリサーチしていたら、いろいろな商品がありすぎて何を仕入れればいいのかと混乱してしまうかもしれません。
偽物を仕入れてしまう
Amazonでしてしまう失敗として絶対に避けたいのが、偽物やコピー品を仕入れてしまうことです。
海外からの輸入品の中には、ブランドやキャラクターを模したものも多数存在していますが、偽物やコピー品は商標権の侵害となり、刑事罰の対象です。
ブランドメーカーから訴訟を起こされてしまえば、莫大な賠償責任を負うかもしれません。
商標権や著作権侵害については、Amazonでも厳しく取り締まっています。
偽物やコピー品を取り扱っていることがわかったセラーは、すぐにアカウントが停止もしくは閉鎖されてしまうこともあります。
アカウントが復活できない場合には、Amazonでの副業はもうできません。
偽物だと知らずに販売してしまった場合にも責任は問われるので、仕入れるときにも注意が必要です。
偽物やコピー品の中には精巧に作られていて、専門家でないと本家と見分けがつかないものもあります。
必ず信頼がおける仕入れ先を利用して、写真だけ見て仕入れたり、オークションで相場より極端に安いものを仕入れたりすることは避けましょう。
出品できない商品を仕入れてしまう
Amazonでは、多種多様な商品を出品できます。
しかし、中には出品できないもの、規制されているものもあるので注意してください。
例えば酒類を販売する場合には、酒税法に基づいて販売業免許を取得しなければいけません。
インターネットで転売する場合であっても事業としておこなう場合には、酒類販売業の免許は必要です。
また、免許の問題でなくてもAmazonでは出品できない商品もあります。
初めてAmazonで出品する商品は、Amazonのセラーセントラルで一度商品登録できるか試してみてください。
仕入れてから出品できないと気付いてしまうと後の祭りです。
似たような商品が出品されていても、特定の商品だけ出品できないケースもあるので注意してください。
また、FBAに納品しようとした商品が、FBA倉庫に納品できないサイズの場合もあります。
その場合は倉庫から戻されてしまいます。
Amazonのアカウントが停止になる
Amazonで転売する場合には、出品用のアカウントを作成して出品をおこないます。
しかし、このアカウントが停止や閉鎖になってしまえば、出品や販売ができなくなったり、入金が停止されたりする場合があります。
アカウントが停止になるのは、Amazonの規約に違反してしまった場合や、アカウントの健全性が下がってしまった場合です。
Amazonでは、注文不良率と出荷遅延率、出荷前キャンセル率でアカウントが健全かどうか、正しく取引しているかをチェックしています。
万が一Amazonのアカウントが停止になったとしても、改善計画を立てて復活を申請できます。
しかし、復活するまでの間は副業できません。
また、改善計画を出したとしても、復活が認められずにアカウントが閉鎖になる可能性もあります。
こんな人は注意!Amazonを使った副業で失敗しやすいタイプ
Amazonを使った副業は成功者も多い一方で、失敗している人もたくさんいます。
成功者だけを見て、自分でもできそうと感じるかもしれませんが、失敗者もいることは肝に銘じておきましょう。
どういったタイプがAmazonの副業で失敗しやすいのかまとめました。
Amazonのルールや特徴を理解していない
Amazon以外のプラットフォームで転売やせどりを経験した人でも、Amazonの特徴を理解しきれていないと失敗することがあります。
Amazonは楽天と同様にモール型のECサイトに分類されることもあります。
しかし、楽天ではモールにお店を出すイメージなのに対して、Amazonは巨大な店舗に自分の商品を置くイメージで、同じ商品を数多くのセラーが出品しているのです。
そのため、数多くのセラーの中でどうやって自分が出品しているものを売るかという戦略が重要です。
転売やせどりの知識が少ない
Amazonでの転売で失敗する人の中には、そもそも転売やせどりの知識が少ないケースもあります。
転売ビジネスは、安く仕入れて高く売る簡単なビジネスモデルなので、知識や経験が乏しくても成功しそうに感じるかもしれません。
しかし、誰でもできそうなビジネスはライバルも多くなります。
ライバルに勝とうとして安く販売すれば、その分利益も少なくなっていくでしょう。
現在成功しているAmazonのセラーの多くは、他にはない強みがあったり、OEMやオリジナル商品を販売しています。
転売ビジネスからスタートしても、長く続けるためにはどうすればいいのか、ビジネスを発展させるための戦略を考えて動くことが重要です。
目的や目標を立てずに、簡単そうだからとビジョンがあいまいなままAmazonで転売をスタートすると、思ったように利益が上がらずに撤退してしまう可能性が高くなってしまいます。
Amazonの副業で失敗しないためにできること
Amazonを使った副業で失敗するケースは多いものの、事前に対策しておくことで避けられる失敗もたくさんあります。
Amazonの副業で失敗しないためにできることをまとめました。
Amazonの規約やルールは熟知しておく
Amazonで出店するうえで、最低限規約やルールについては知っておくようにしてください。
規約やポリシーは公開されているものの、しっかり読みこんでない人もいるでしょう。
Amazonでは、商品画像でも商品画像基準ポリシーがあり、違反している商品は検索で表示されなくなったり、Amazon側から削除されたりすることがあります。
また、自分のセラーのがどのように評価されているのか知るために、アカウントの健全性も定期的にチェックしましょう。
セラーセントラルのページにあるパフォーマンスから、アカウントの健全性をクリックしてください。
すると、出品用アカウントパフォーマンス目標の達成や、ポリシーの遵守についての概要が表示されます。
Amazonでは、購入者からの評価、注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率について基準を設けて指標を追跡しています。
アカウント停止といった措置にならないためにも、Amazonの求めているパフォーマンスを達成できているのか確認してください。
利益を優先する
商品を仕入れるときには、必ず仕入れ値だけでなく手数料と送料といった必要経費を差し引いて利益を計算してください。
Amazonでは、カテゴリーによって販売手数料が違います。
また、FBAに出店する場合には、配送代行手数料と在庫保管手数料がかかります。
またそれ以外の手数料として、FBA倉庫に送るときにも送料はかかっているでしょう。
細かい費用までシビアに計算して、利益が出る商品を探すようにしてください。
Amazonでかかる各種手数料についても紹介します。
各種手数料を知る
Amazonで転売をする場合には、以下の手数料がかかります。
・販売手数料
Amazonで商品を販売すると、カテゴリーごとに販売手数料がかかります。
例えば、2021年現在だと本であれば販売手数料は15%、パソコンや周辺機器、カメラは8%の販売手数料です。
自分が扱おうとしている商品の販売手数料がいくらなのか知っておきましょう。
・出品プラン
Amazonでは、小口出品と大口出品でプランを分けていて、どちらかを選択することになります。
小口出品の場合は、商品販売1点ごとに100円かかる仕組み。
毎月49点以上商品を販売する場合には、月額4,900円の大口出品をおすすめします。
・FBA利用手数料
FBAを利用する場合には、利用手数料がかかります。
配送代行手数料と保管手数料があり、商品のサイズによってそれぞれ料金が違います。
自分で保管して配送する方法もありますが、それでも倉庫代や配送料、梱包資材の費用がかかるのです。
AmazonにはFBA料金シミュレーターもあるので、FBA利用と自分で発送するのとどちらがメリットが大きいのか計算しておきましょう。
Amazonでかかる販売のコストは、商品の内容や配送方法、オプション利用の有無によって変わります。
Amazonにはコストシミュレーターもあるので、販売商品1点当たりの粗利益を概算する場合には利用してください。
安定した利益を確保する
Amazonの副業で、一度成功するのはそこまで難しくないかもしれません。
大切なのは収益のばらつきを減らして、安定した利益を確保することです。
その利益を安定させるためにおすすめの商材が消耗品です。
使って減るものは次の購入につなげやすく、安定して売れ続けます。
商品のラインナップの中に消耗品を入れておくことで、収益の安定化につながるでしょう。
また、トレンドを追いかけるよりも扱う商品数を増やしていくことも、安定した利益につながる戦略です。
Amazon以外にも進出する
Amazonでの転売は、Amazonというプラットフォームに依存する仕組みです。
もしも、Amazonのアカウントが閉鎖されてしまったり、規約の変更で取り扱っている商品が販売できなくなってしまえば、ビジネスに与える影響は甚大です。
Amazonに依存した状態は、Amazonのルールや規約の影響を受けるリスクも高くなってしまいます。
Amazonで成功したら、他のプラットフォーム、ECコマースの利用も検討してください。
ヤフーショッピングや楽天市場にも進出して、リスクを分散させることを考えましょう。
外注化する
Amazonで安定した利益は出るようになったが、それ以上に伸びないといった場合には外注も考えてください。
配送や問い合わせ、リサーチといった作業を外注化できれば、自分はショップの運営や事業展開に集中して取り組めます。
また、他のショップにはない商品を扱うために、オリジナル商品やOEM製造をスタートする戦略もあります。
ライバルとの差別化やジャンルの選定、海外進出に集中して、次のステップに進みましょう。
儲かる商品のジャンルを知っておく
Amazonでは多くのジャンルの商品がありますが、中でも売れやすい、利益を出しやすいジャンルはたくさんあります。
例えば、コンパクトで保管に困らないスマホ関連のアクセサリー類や、安定して売れるアパレル類等が人気です。
薄利多売のものが良いのか、単価が高いものを売りたいのか、ビジョンによっても違うはずです。
自分が得意とするやり方や、儲かる商品のジャンルを知っておくことで、商材の選定もやりやすくなるでしょう。
事前の勉強と準備でAmazonを使った副業の失敗は避けられる
Amazonの副業は失敗している人も多いものの、事前の準備や勉強で避けられる失敗もたくさんあります。
どんなビジネスであっても、「何をどう売ってどれだけの利益を出すか」は考えておかなければいけません。
転売の市場は変化も大きいため、商品の選定やマーケットの潮流を読み続けることで大きな成功も期待できるでしょう。
物販ラボでは「ネット販売スタートマニュアル」も無料配布しています。
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