本記事では、Amazon利用規約を元に無在庫転売について解説をします。

この記事を読むことで、安全にAmazonで無在庫転売をすることができますのでぜひ続きを読み進めてみて参考にしてみてください。

当メディア（物販ラボ）では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「無在庫販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

Amazon無在庫転売は違法ではない

まず”無在庫転売そのものが違法なのではないか？”、と言われることがありますが無在庫転売そのものには違法性はありません。

無在庫での販売はあらゆるビジネスや店舗でもされています。

発売前の商品を予約で販売することや、オーダーメイドの家具やスーツなどは、先に料金をいただきその後に材料などを用意をします。

住宅や車の販売でも同じことがあり、当然のことながら法律で認められています。

これは、インターネット上での小売販売でも同じ考え方なので、無在庫転売も違法ではありません。

Amazon無在庫転売は規約で禁止ではない

Amazonの規約で公式に認められている

Amazonでの無在庫転売が規約で禁止されているのかどうか、これはネット上でも情報が錯綜しており、意見が分かれているように見える問題です。

これは経験談なのですが、Amazonのスタッフに確認をしてもセラーサポートの担当スタッフの知識や理解が十分でなく、自社の規約を知らないこともあります。

下記がAmazonの無在庫転売の規約でもあるドロップシッピングポリシーに記載があります。

先に結論をお伝えしますが、Amazonでは無在庫転売を禁止はしておらず公式に認めています。

出品者が、在庫を持たずに卸売業者やメーカーなどから直接購入者に商品を出荷・配送する形態であるドロップシッピングは、原則として認められています

無在庫転売の禁止はAmazonでなくフリマアプリなど

Amazonでは無在庫転売が規約で禁止されていませんが、実際に無在庫転売を禁止している販売サイトもあります。

実際、メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、無在庫転売は規約によって明確に禁止されています。

そういったことから、「Amazonでも無在庫転売は禁止である」というイメージが先行しているようですが、そのようなことはないので安心してください。

無在庫転売が禁止されているサイトは下記でまとめているので参照してみてください。

・(関連)無在庫転売を規約で禁止のプラットフォーム

Amazonの無在庫転売には条件がある

ただしAmazonで無在庫転売をするには条件があります。

Amazon利用規約からドロップシッピングポリシーのの内容をそのまま引用は下記になります。

・商品の記録上の販売者であること。
・商品に同梱または付随する納品書などのすべての情報に、自身を商品の販売者として明記すること。
・購入者からの商品の返品受付・実施の責任を負うこと。
・Amazonの定める出品者規約およびポリシーのすべての条項を遵守すること。

つまりAmazonの一般的な利用規約を守ったうえで自分の名前を明示して取引をし、返品などの対応も販売者自身がすることを条件に無在庫転売をすることが可能です。

ただし、Amazonで無在庫転売をする場合の禁止事項の例示もあります。

規約に記載されているのはこちらになります。

・別のオンライン小売業者から商品を購入し、その小売業者から購入者に直接出荷すること。
・納品書や請求書などに自身以外の販売者名や連絡先情報を記載して、注文商品を出荷すること。

禁止事項の1つ目は仕入れ先からの直接送付、2つ目は自分以外の請求書で商品を送ること。

この2つについては規約で禁止となっているので、注意しましょう。

Amazon無在庫転売の種類

Amazonの無在庫転売は下記の3種類があります。

①国内での無在庫転売
②輸入での無在庫転売
③輸出での無在庫転売

国内での無在庫転売は楽天・Qoo10などを仕入れ先として、日本のAmazonで販売をします。

輸入での無在庫転売は中国のタオバオ、Amazo米国と海外から仕入れて、日本のAmazonで販売をします。

輸出での無在庫販売は日本のAmazonや楽天など日本の商品を仕入れて、米国のAmazonで販売をします。

Amazon無在庫転売の始め方

Amazon無在庫転売の準備

Amazonの無在庫転売をする場合は下記が必要になります。

①Amazonのアカウント
②クレジットカード
③銀行口座
④身分証明書

Amazonのアカウントについては仕入れとして使用する場合は購入アカウント。

販売をする場合は販売アカウントが必要です。

Amazon無在庫転売の費用

Amazonでの無在庫転売の費用はAmazonのアカウントの月額の料金くらいになります。

小口出品と大口出品の販売のプランがあります。

小口出品は無料からスタートすることができますが大口出品は4,900円(税別)がかかります。

大口出品とは商品が売れた時に発生する手数料が優遇されるので、売れる商品の個数が増えてくると大口出品の方が手数料が安くなりますので、大口出品に変更しましょう。

Amazon無在庫転売のリサーチ

アカウントを作成でき、出品プランが決まりましたら商品を販売することができます。

有在庫転売のリサーチでは回転率を重視してリサーチをしますが、無在庫の場合は有在庫ほど回転率を重視しません。

在庫を仕入れないのでリスクを抑えることができるので、有在庫では取り扱わない商品も販売することができます。

仕入れると不良在庫になってしまうが需要がある商品や、需要がそこまでないニッチな商品を狙って出品をします。

Amazonに商品を出品する

リサーチした商品をAmazonに出品しましょう。

Amazonではすでに自分が出品したい商品の商品ページが用意されていることがあります。

この場合はその商品ページを使用できるので、自分で商品の写真や説明文を用意する必要はありません。簡単に出品をすることができます。

Amazonに自分が商品がない場合は、自分で商品ページを作成する必要があります。

その場合は写真や商品説明を自分で用意する必要がでてきます。

Amazonに出品した商品を評価

出品することができましたら、出品した商品を評価しましょう。

無在庫販売では事前のリサーチの回転率だけで出品をしないので、出品後の評価が大事です。

正解は商品が売れたか？売れなかったのか？を一定期間を決めて、定期的に評価をしていきましょう。

アクセス数が高くでも売れない場合は価格を検討するなど、評価を元に微調整をしていきます。

Amazon無在庫転売の注意点

Amazonで無在庫転売をする際には注意をすることがあります。

この注意点を知らずに実践してしまうと、最悪アカウントの停止となってしまうので注意しましょう。

出品数を一気に増やしすぎない

無在庫転売の特徴をして在庫を仕入れずに出品をすることができるので、多くの商品を出品することができます。

ですが、一度に大量の商品を出品すると、不正アカウントを疑われてしまう場合があります。

ツールを使用することで、一回に数万品の商品を出品することも可能ですが、アカウント作成から期間が短い場合は避けた方がよいです。

実際に1日何品まで出品なら大丈夫ですか？という質問をよく受けますが、運営が数字を公表していないので明確な数は不明です。

ただ以前、新規のアカウントには出品数制限というものがあり、1日で500〜1000品ほどの目安が合ったので、これを基準とすると良いでしょう。

出荷予定日に余裕をもたせる

無在庫転売では受注後に商品を仕入れ発送をします。

なので事前に販売ページにお届けまでの期間を記載をしておきます。

あらかじめ出荷予定日にゆとりをもたせて、設定をしておくことをおすすめします。

遅れてしまうとAmazonが定められている発送遅延率が規定の数字を超えてしまう可能性がでてきます。

納品を迅速にする

配送スピードの話にも関わってくることですが、注文を受けたらできるだけスムーズに仕入れて購入者の手元に届くよう、すみやかに仕入れをしましょう。

仕入れ先もすぐに発送してくれる所を選ぶようにして、なるべく時間がかからない方法を選んでください。

こちらもお届けが遅れてしまうと、Amazonが定められている発送遅延率が規定の数字を超えてしまう可能性がでてきます。

Amazon無在庫転売で起こるトラブルと対策

無在庫転売は在庫を持つことがなく、お客様から注文を受けてから商品を仕入れます。

在庫を持つことがないため資金の負担や不良在庫のリスクが最小ですが、起こりやすいトラブルやクレームもあるので対策と一緒に解説をします。

注文後に仕入れた商品が届かない

注文がきたあとに仕入れをする無在庫転売ですが、その受注した商品を仕入れることができないこともゼロではありません。

仕入れ先の在庫がなくなる、ということもあるので仕入れ先の在庫の管理をしていきましょう。

在庫が多くある商品しか取り扱わない、ツールなどで仕入れ先の在庫を定期的に確認しておくなど、商品を手に入れることができる体制にしておきましょう。

万が一商品を仕入れることができなかった場合は、お客様に連絡をして対応をしましょう。

赤字になってしまう場合

在庫と同じように仕入れ価格も変化します。

仕入れ値がが急に高騰して赤字になってしまう場合もありますので、注意が必要です。

価格の変動が緩やかなもの、利益を十分に踏まえた金額で設定をするなど、商品の選定や余裕をもっ販売価格にして対策をしましょう。

在庫と同じようにツールで最新の価格を把握してチェックして、販売価格を常に更新することで、防ぐことができます。

注文後に仕入れた商品が不良品

無在庫転売に限ったことではありませんが、仕入れた商品が不良品であることもあります。

有在庫転売であれば先に検品をすることができますが、無在庫転売の場合はそれができません。

また取り寄せて、すぐに商品を発送するため不良に気づかないままお届けしてしまうこともあります。

商品が不良品だった場合はお客様に連絡をして商品の返品交換をします。

商品到着時には検品をしっかりすることと、もし不良品の場合はお客様とコミュニケーションを撮り迅速に対応をしましょう。

他業者の段ボールで届いてしまう

Amazon無在庫転売では仕入れ先から規約で直送をすることは禁止です。

仕入れ先から直接送ることで配送や梱包の手間がなくなり送料も安くなることから、実施している方もいるのが現実です。

その際に仕入れ先の納品書や段ボールの箱でお客様に届き、不信感を持つお客様もいます。

規約で禁止になっていることなので、推奨はしませんが段ボールを無地のもの、納品書はギフト発送などで抜いてもらうといった対応をしてもらうこともできます。

まとめ

Amazonの無在庫転売は違法ではなく、規約でも規約で条件付きで認められています。

インターネット上には不確かな情報が多くあるので、その情報に振り回されずに正しい情報を得ましょう。

Amazonの無在庫転売は在庫を仕入れずに出品をすることができるので、最小の資金とリスクで実践ができますが、注意点を踏まえた上で実践をしていきましょう。

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