ラクマで利用制限となる理由と解除方法について解説をします。

ラクマの利用制限の種類は何があるのか、解除方法はあるのか、なぜ利用制限になったのか原因を紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

当メディア（物販ラボ）では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「ラクマスタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

ラクマの利用制限の種類

ラクマの利用制限は、機能制限・アカウント停止・強制退会の3種類があります。

機能制限

ラクマで機能制限を受けると、一部の機能が使えなくなります。メールでの通知や、アカウント上で「●●の機能が制限されています」といったポップが表示されていれば機能制限中です。

実際に制限させる機能の種類は、人によって異なります。購入ができない、出品に制限がかかる、コメントできないなどの機能制限です。

ただし、取引中の場合は、そのまま取引を続けることができます。

機能制限は、ラクマのペナルティのなかでは、軽いものです。数時間程度で制限が解除される場合もあれば、数日で解除される場合もあります。何らかの規約に違反したことが機能制限になった理由のため、利用規約を確認しましょう。

・（関連）ラクマの商品を出品停止する方法を徹底解説！

アカウント停止

ラクマでアカウント停止になると、機能制限同様にメールやポップアップ通知がきます。

機能制限よりもアカウント停止のほうが、重いペナルティです。そのため、ラクマのほとんどの機能が使えなくなります。

出品中の商品があるときは、すべての商品の出品が取り下げられてしまいます。取引中の商品の閲覧もできなくなる重いペナルティです。

一定期間で解除される場合はありますが、永久的にそのままの場合もあるため注意が必要です。

強制退会

強制退会は、ラクマのペナルティのなかで最も重いペナルティです。悪質な行為や重大な規約違反をしてしまうと、アカウント自体が強制的に削除されます。

アカウント自体がなくなってしまうため、すべての操作はできません。出品中に売り上げがあったとしても、没収されるリスクがあります。

アカウントにログインすることもできずに、解除依頼を運営側に出すことはできません。また、同一人物でのアカウント作成はもちろんできませんが、最悪の場合は楽天に紐づいている別のアカウントにも影響を及ぼす場合があります。

ラクマで利用制限をされた際の解除方法

ラクマで利用制限を受けたら、機能制限なのかアカウント停止なのかによって、解除方法が異なっています。

機能制限の場合

軽いペナルティであれば、一定期間が経過すると自然と解除されます。そのため、通常は解除されるまで待つことになります。

ただし、解除されるまでの期間はペナルティによって異なっており、あなたが受けたペナルティの内容や解除されるまでの期間は教えてもらうことができません。

また、解除期間を早めてもらうよう、こちら側から働きかけることもできません。もし、制限される心当たりがないなら、運営側にメールで問い合わせましょう。

運営側が間違って偽物の商品だと判断するなどミスすることはあります。お問い合わせフォームで問い合わせをして運営側のミスを確認できれば、すぐに機能制限を解除してもらえます。

フリマアプリラクマガイド|お問い合わせは、マイページの「ヘルプ・その他」から「お問い合わせ」を選択します。「機能制限について」を選択して、内容を記載のうえ送信しましょう。

アカウント停止の場合

アカウント停止の場合も、基本は解除されるまで待つことになります。機能制限と同じように、アカウント制限になった理由は教えてもらうことはできず、こちら側から解除を早めるよう促すことはできません。

アカウント停止の場合は、利用制限が長期的になる恐れがあります。一時的な利用制限なのか、無期限のアカウント停止なのかは通知されないため、身に覚えがないなら運営側に問い合わせてみましょう。

また、他人の名前を借りてラクマに出品する行為は、規約違反です。規約違反になっていることが運営側に知られれば、そのアカウント自体もアカウント停止になる恐れがあります。

明らかに規約違反をしていた場合は、解除になるまで別のフリマアプリを使うしか方法はありません。

強制退会の場合

強制退会になったら、基本的に解除する方法はありません。重大な規約違反で強制退会になったため、悪質な利用者だと認識されてしまったことになります。

強制退会の場合でも、利用規約違反に心当たりがなければ、運営に問い合わせましょう。自分のアカウントにログインできないので、以下のアドレス宛にメールを送信してください。

ラクマで利用制限をされるのはなぜ？

ラクマで利用制限になったら、何か利用規約に違反しています。うっかり間違ってしまう場合もあるため、自分に落ち度がないか次に紹介する内容を確認してみてください。

直接取引

購入者と直接取引する方法は、ラクマの規約違反です。コメント欄でメールアドレスの交換をして、メールで銀行振込先を教える方法などが挙げられます。

直接取引すると、ラクマに販売手数料が入らないため禁止されています。購入代金のやり取りは、必ずラクマを通すようにしてください。

専用出品

ラクマでは、特定の人だけに向けた「専用出品」は禁止されています。不特定多数の人に商品を購入してもらう場所で、たとえばTwitterで成立した取引に対しラクマを通して特定の人に出品することはできません。

偽物の販売

偽物の販売は犯罪のため、ラクマの規約違反になるだけでなく、刑事処罰の対象となる恐れがあります。たとえば、ブランド品やキャラクターのコピー品などの出品です。

本人が偽物だと知らずに出品した場合も同様のため、ブランド品に慣れていないなら扱わないのが一番です。

禁止されている商品の出品

ラクマでは出品が禁止されているものがあります。禁止されているものを出品したら、ラクマの規約に違反したことになります。

参考：ラクマルール｜禁止商品リスト

ラクマでは、使用が禁止されているキーワードを含めた出品をすると、出品制限になります。出品した商品が自動的に削除されるので、ラクマから出品削除のメールが届いていないか確認しておきましょう。

特定のキーワードを含んだ商品を出品しなければ、機能制限は解除されるはずです。ただし、何度も出品を繰り返してしまうと、利用制限になる場合があります。

虚偽の情報の記載

偽の情報で商品を出品する行為も、ラクマの規約違反になります。商品タイトルや詳細ページに、商品とは関係ない情報を含める行為のことです。

中古なのに新品と偽る場合や、ダメージがあるのに美品とする場合、偽物を本物だと偽る行為に注意してください。単純に間違っただけなら、一時的な機能制限で済むかもしれません。

しかし、故意に何度も繰り返す場合や、偽物を出品するケースは悪質だと判断され法律違反になる場合があります。

無在庫販売

ラクマでは、無在庫販売を禁止しています。無在庫販売とは、商品が売れてから仕入れる方法で、在庫が確保できる保証がなくトラブルになる恐れがあることから禁止されています。

出品する側としては、無在庫販売は仕入れリスクがありません。しかし、発送まで時間がかかりやすく、売り切れで販売できないリスクもあります。

また、ショッピングサイトの画像をそのまま使うと、仕入れて在庫のある商品でも、無在庫販売だと判断される場合があるため注意してください。

商品の交換

ラクマでは、商品を交換する取引は規約違反です。商品交換とは、代金を著しく下げて、商品交換目的で出品する行為です。トラブルの元となるため、ラクマでは交換目的の出品はできません。

未着商品の受取評価依頼

ラクマでは、購入者側に商品が到着してから、受取評価をする仕組みとなっています。購入者側が評価をすると、購入者に代金が支払われるようにするためです。

しかし、出品者の都合で、購入者に未着商品の受取評価を依頼することはできません。未着商品を評価させようとする出品者は、代金だけを受け取って商品を発送しない恐れがあるため、トラブルを防ぐ目的があります。

複数アカウントの運用

ラクマでは、1人が複数のアカウントを運営することはできません。複数アカウントがあると管理が楽になるかもしれませんが、購入者とのトラブルを避ける意味でラクマでは禁止されています。

ユーザー情報を元に同一人物なのか判断しているため、注意するようにしましょう。

個人情報だけでなく、同じ商品を出品していることで同一人物とみなされることがあります。

・（関連）ラクマで複数のアカウントを作成したらどうなるかはこちら

キャンセル料・取り置き料の請求

ラクマにはキャンセル料の仕組みはないため、購入後に取引を止めたいと連絡があっても、キャンセル料を請求することはできません。また、商品を取り置きしてもらうための、取り置き料の請求も規約違反です。

ラクマでは、商品の代金や送料といった、正規の金額のみを請求できます。取り置き自体は問題ありませんが、別料金を請求すると機能制限やアカウント停止につながります。

住所未記載での発送

ラクマでは、出品者の住所を記入せずに発送することはできません。出品者の住所がわからないと、荷物を届けられなかった際に、返送先がわからないからです。

購入者に住所を知られたくないときは、匿名で発送できる「かんたんラクマパック」を利用してください。配送業者に住所は通知されますが、購入者に住所を知られる心配がありません。

その他の禁止行為や迷惑行為

ラクマでは禁止行為・禁止商品、マナーリストが細かく決められています。

参考：ラクマルール｜禁止行為リスト

また、他人に迷惑をかける行為を繰り返した場合や、第三者の知的財産を侵害するような出品も規約違反です。ほかにも、生き物、レーザーポインタ、ロックのかかった携帯電話、使い捨てライター、たばこ類、ゲーム通貨なども出品できません。

ラクマの利用制限を受けないためには、規約に沿った正しい運用をしていくことが大切です。もし、気になることがあれば以下よりLINEを活用して相談も可能ですのでお気軽にご連絡ください。

・（関連）ラクマにおける詐欺の手口はこちら

ラクマの利用制限でよくある疑問

ラクマの出品に慣れていないと、うっかり利用制限になることがあります。ちょっとした疑問をまとめましたので、事前に確認しておいてください。

利用制限期間はいつまで続く？

ラクマで利用制限になるといつまで続くかはラクマ運営側しかわかりません。しかし、軽いペナルティであれば数日程度で解除される場合があります。

内容によっては、1か月以上の出品での取引や購入制限がかかるかもしれません。

売上金はどうなる？

機能制限とアカウント停止の場合は、売上金の振込申請ができます。どちらも機能が制限されていますが、売上金の振込申請自体はできるため、忘れずに申請しておきましょう。

ただし、売上金の振込期限は180日間のため、約半年以内に手続きしないと受け取れません。また、振込先の銀行口座に誤りがある場合も、売上金は受け取れないでしょう。

強制退会になると、売上金の振込依頼はできなくなります。アカウント自体がなくなるので、申請する方法がありません。

取引中に利用制限を受けた場合はどうなる？

取引中に利用制限を受けても、取引を続けることができます。購入者の場合はそのまま出品者が発送するまで待つことになり、出品者側なら商品を発送して売上金を受け取ることは可能です。

ただし、取引中であっても強制的に取引が中止になることがあります。アカウント停止または削除されるような悪質な行為でなければ、通常は取引中の商品はそのまま取引できるため、責任をもって取引を終了させてください。

まとめ ラクマでアカウント制限をされたときの対応

ラクマの利用規約は細かい設定があるため、誰でも見逃してしまうことがあります。軽いペナルティであれば一時的な利用制限だけで済むので、問題はないでしょう。

ただし、軽いペナルティであっても何度も繰り返すとアカウント停止になり使えなくなる期間が長くなる恐れがあるため、出品の前に利用規約は確認しておいてください。

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