2022.01.24 投稿
2024.05.24 更新
転売と卸売の違いとは?転売の嫌われる特徴を理解して正しくやろう
この記事では、転売と卸売のそれぞれの特徴と違いについて解説します。
- 転売と卸売の違い
- 転売の何が問題なのか
- 転売する際の注意点
ぜひ、続きを読み進めてみて参考にしてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
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転売と卸売の違いとは?
似たような物販に、転売と卸売があります。
もしかしたら初心者は、同じことだと思うかもしれません。転売と卸売は似た部分もありますが、多少意味が違うため注意が必要です。
どちらが自分に向いているか分からないなら、それぞれの特徴と違いを理解しておいてください。
仕入先が違う
転売と卸売の大きな違いは、仕入先の違いです。
簡単にいうと、転売は小売店や消費者から仕入れますが、卸売はメーカーから仕入れます。一般的な市場流通は、メーカーと消費者の間に卸売業者があります。なかにはメーカーが消費者に直接販売する方法もありますが、それだとメーカーは在庫を抱えるリスクがあるでしょう。
しかし、卸売を通して小売店で販売すれば、メーカーは在庫を抱えるリスクを減らせます。結果的にメーカーは、商品開発や製造に力を入れられることになるのです。
一方で転売は、メーカーを通さず小売店などから直接仕入れます。在庫を抱えるリスクがあるのは転売をする人も同様です。立ち位置は消費者と同じで、小売店で安くなっている商品を仕入れて販売しています。
消費者が欲しい商品を届けるのは同じ
では、小売店から仕入れる転売は悪いものなのでしょうか。
実は、昔から転売という商売はあったのです。日本で仕入れて転売する方法は、江戸時代からありました。
ある地域で、作物がとれ過ぎて価格が下がっているところを仕入れ、転売していたのです。昔は今のように交通機関も発達しておらず、天候悪化で作物が届かないことがありました。そこに目をつけた商売人は、安い地域で仕入れて高値で売り、儲けていたといいます。
またアメリカでも、農村部に住む人は買い物に困っていたようです。かつては馬車を使って何時間もかけて移動したうえで、小さな商店で買い物ができる程度でした。
そこでカタログを使って商品を購入できる方法が開発され、それが今ある通販の形となったといわれています。
このように、買い物が困難な人に商品を届けるという意味では、転売も価値ある商売だといえるでしょう。
転売の何が悪いのか?
転売にも価値があるとわかっても、何となく転売のイメージが悪い人は少なくありません。では、なぜ転売は悪いものだと認識されているのでしょうか。
消費者に嫌われる転売にしないために、転売の悪い面を確認していきます。
入手困難な商品を大量に仕入れること
転売で問題となりやすいのは、買い占めしてしまう行為です。
たとえば、1人1個まで購入できる商品でも、転売ヤーは人を雇って大量に仕入れることがあります。すると、並んだのに買えなかった人が出てきてしまいます。
こうなると得するのは商品を仕入れられた転売ヤーだけで、消費者もメーカーも得をしません。このように、入手困難な状況でもどうしても手に入れたい人が出てきます。
人によっては、たくさんのお店をまわっても入手できないかもしれません。一般の消費者にとって、大量に買い占めをする行為が迷惑だと感じるのは当然のことです。
また特定の人だけが買い占めた状況で、メーカーが製造を増やしたとします。製造数を増やし市場に行き渡ったときには、消費者の熱が冷めていて在庫を抱える結果となる場合があるのです。
価格を引き上げてしまう
転売ヤーが買い占めることで、市場の価格を引き上げることも問題のひとつといえます。たとえば、品薄のゲーム機の大量仕入れや、限定品のアニメグッズ仕入れなどです。
すると市場から商品が消えてしまうのですが、ネットオークションなどをのぞくと高額で大量に出品されている状況を目にすることがあります。
何が問題なのかというと、大量買い占めは価格を高騰させるということです。
通常とは、卸業者や小売店が安く市場にものを流通させる点に違いがあります。安くなるのは、卸業者同士が価格競争をしているためです。転売ヤー同士にも価格競争はありますが、儲けを出すため需要と供給のバランスが崩れている商品を選ぶため、適正価格でものが流通しにくくなる問題があります。
現に、このような問題からチケットの転売は違法行為となったため、あまりにも高額で転売する方法は避けるようにしましょう。
転売行為が行き過ぎると、規制されることがあるため注意してください。
転売と卸売の違いを知ってビジネスをやろう
転売と卸売の違いを理解すると、転売が嫌われる理由が分かったのではないでしょうか。人に嫌がられる商売を避けたいなら、嫌われる要素を避けるのもひとつの方法です。
転売自体は人に価値を感じてもらえる商売には変わりがないため、やり方さえ間違えなければ、人に喜んでもらえるビジネスになるでしょう。
転売と卸売は流通経路が違うだけで、欲しい商品を人に届ける意味では変わりがありません。転売の価値を実感したら、ぜひ始めてみてください。
物販ラボでは「ネット販売スタートマニュアル」も無料配布しています。
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