この記事では、ヤフオクの送料詐欺の対処法や詐欺に遭わないためのポイントについて解説をします。

• ヤフオクの送料詐欺について分かる
• 送料詐欺に遭った場合の対処法が分かる
• 送料詐欺やぼったくりに遭わないためにできることが分かる

もしヤフオクで送料詐欺にあっても困らないために、ぜひ続きを読み進めてみてください。

当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「ヤフオク!スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

ヤフオクの送料詐欺とは？

ヤフオクは人気商品を安く落札できるなど、掘り出し物が見つかる場所ですが、中には送料詐欺の商品へ入札してしまうことがあります。

ヤフオクの送料詐欺とは、出品した商品価格を安くし送料を高額にすることをいいます。ヤフオクには1円スタートの商品もありますが、送料が不当に高い場合があるため注意が必要です。

高額な送料は商品説明の中に巧妙にわかりにくく書かれており、知らずに落札したあとで判明するケースがあります。他にも複数の商品を同じ人が落札した場合、わざと個別に発送して送料を重複請求するパターンもあります。

激安価格や一律価格の商品を落札したつもりが、高額の送料で逆に総額が高くなる送料詐欺にあったときは適切な対処をしましょう。

・（関連）ヤフオクにおける詐欺の手口はこちら

ヤフオクで送料詐欺に遭った場合の対処法

ヤフオクで落札した商品が送料詐欺だと気づいた場合、すぐにとるべき対処法を、出品者と連絡が取れる場合・取れない場合に分けて詳しく説明します。

行動に移す前に証拠を残すためにも、商品ぺージ・相手との取引内容・相手のプロフィールなどを画面キャプチャするなどして保存しておいてください。
できるだけ証拠を集めて保存したあとで、対処法を始めましょう。

出品者と連絡がとれる場合の対処法

送料詐欺が疑わしい出品者と連絡が取れる場合は、取引メッセージから本人へ問い合わせましょう。
ヤフオク!ガイドラインをもとに、返金を求める方法を紹介します。

出品者に取引メッセージで返金を依頼する

出品者のアカウントが残っており商品ページもある場合は、取引メッセージを通して返金を依頼してください。

連絡する内容は、ヤフオクのガイドライン細則によると実際にかかる送料以上に請求できないことを伝え、返金を促します。参考にヤフオクガイドライン細則の禁止行為の22項を抜き出しておきます。

22. 名目を問わず、落札者に以下の料金以外を請求すること
なお、下記（2）から（4）を請求する場合は、その旨に併せてその料金の名目やその内容、利用運送業者名や利用配送サービス名等、実費額であることが分かるようあらかじめ商品説明に明記してください。

（1） 落札代金
（2） 送料等
（3） 返品・交換する際の送料および振込み手数料など送金手数料
（4） 不動産および二輪を含む自動車車体のみ、取得にかかる諸費用および税などの法定費用

抜粋元：Yahoo!オークションガイドライン細則

あわせて、高額な送料が実費額であると商品説明に明記するよう求めてください。それらの対応ができない旨の返信があれば、あきらかな規約違反になるので返金してもらいましょう。

出品者と連絡がとれない・話し合いができない場合の対処法

送料詐欺の可能性が高いものの、出品者へ取引メッセージを送っても反応がないときは、以下の4つの対処法を検討します。
状況に応じた対処法で、返金を求めましょう。

問い合わせフォームからヤフオク事務局に問い合わせる

Yahoo!JAPANヘルプセンターのヤフオク!お問い合わせフォームのページから、「お問い合わせ」をクリックしてログイン、同意して進みます。

送料詐欺のおそれがある出品者と連絡が取れない旨を、問い合わせフォームから運営へ連絡すると、何かしら対応される可能性があります。

→Yahoo! JAPANヘルプセンター｜Yahoo!オークション – お問い合わせフォーム

ヤフオクでトラブルがあった場合の問い合わせについて、詳しく書いた記事があるのでこちらも参考にしてください。

・（関連）ヤフオクの問い合わせは電話非対応｜チャットとメールでの問い合わせ方法を詳しく解説

商品満足サポートを利用する

画像引用元：商品満足サポートで安心取引 – Yahoo!フリマ・Yahoo!オークション

出品者と連絡が取れず返金の対応がない場合は、「商品満足サポート」を利用する方法があります。

トラブルがあった場合に落札額の100％を、PayPayポイントで返還される方法で、送料詐欺のおそれがある出品者とかかわらず補償を受けられる方法です。

上限1万円、1年に一度のみなど制限はあり、運営が審査して対象になると判断すれば利用できます。しかし1万円を超える金額を支払った場合、全額返還にはならないので注意が必要です。

内容証明郵便を送る

出品者の住所と氏名がわかる場合は、内容証明郵便を送ります。

内容証明郵便とは、どのような文書をだれからだれ宛にいつ送ったかを証明する制度です。送料詐欺にあった落札者が、出品者に対して返金を請求した証明になります。

ただしすべての郵便局で対応があるわけではないため、差し出したい郵便局で扱っているか確認してから出かけましょう。

警察へ被害届けを出す

ヤフオクで送金詐欺にあった場合、警察へ被害届を出す方法もあります。

以下の必要書類をそろえて、事件があった場所の管轄の警察署へ出かけましょう。被害届の書式は警察署にあり、交番では対応が難しいため初めから警察署へ出向きます。

被害届を出すと警察が送金詐欺に対して動く、また手口が複雑な場合は、サイバー課が対応する可能性があります。

少額訴訟制度を利用する

少額訴訟制度とは、60万円以下の金銭トラブルを請求できる民事訴訟制度です。簡易裁判所へ訴えを提起しますが手続きが比較的簡単なため、裁判が初めてでも利用しやすい方法です。

詐欺に遭った場合はいずれのケースもヤフオク事務局に通報を！

送料詐欺にあった場合は、出品者と連絡が取れる取れないにかかわらず、対処法へ進む前に必ずヤフオク事務局へ通報してください。

→Yahoo!オークションガイドライン違反申告フォーム

このフォームは、ヤフオクのガイドラインに違反するオークションを見つけたときに通報するためのフォームです。

事務局がガイドライン違反と判断した場合、該当するオークションの削除など措置を取ります。送料詐欺の被害を広げないためにも報告しましょう。

落札した商品の送料があまりにも高いと思ったときや、違反申告の方法を詳しく知りたいときは、以下の2つの記事も参考になります。

・（関連）ヤフオクの商品の送料が異常に高い場合の対処法はこちら

・（関連）ヤフオクの違反申告とは？申告された場合の対処法を解説

ヤフオクで送料詐欺やぼったくりに遭わないためにできること

ヤフオクで送料詐欺の被害を避けるために、以下の4つに注意して入札しましょう。善良な出品者がほとんどですが、トラブルに巻き込まれないためにも知っておきたいことです。

1円もしくは一律〇〇円で出品されている商品に注意する

1円で出品された商品は、あとから高額な送料で調整する可能性があります。
一律価格の商品は、オプション代をプラスして送料を高額にするケースです。

1円出品の商品は安い価格で注目を集め入札者も増えますが、商品説明をよく読み送料詐欺の危険性があれば入札を控えましょう。

商品到着までに時間がかかる商品は避ける

商品到着まで2週間程度かかる商品への入札は控えましょう。

海外から発送するためと商品説明に記載してあっても、それは送料詐欺の特徴です。これは、商品到着までの時間をかせぎ、落札者に返金申請をさせないための手段です。

ヤフオクのガイドラインには商品到着まで7日を超える発送は禁止されており、規約違反にあたります。ガイドライン違反の取引は、はじめから関わらないことをおすすめします。

商品説明を隅々まで確認する

入札する前に、送料や発送方法についての説明がはっきり書かれているか確認してください。配送方法が選べない場合や、重量やサイズにより個別配送になる可能性を記載した場合は、送料詐欺のおそれがあります。

商品説明の中に販売許可をとっているなど正当性をやたらとアピールする文があったり、ノークレームノーリターンなど注意事項が異様に多かったりする場合も、避けた方が無難です。

ヤフオクの商品説明を読んで違和感があれば入札せず、別の商品を選びましょう。

出品者の評価をチェックする

出品者の評価欄で過去の取引をチェックすると、どのような人物かが見えてきます。悪い評価が多い、または悪い評価は多くないものの気になる評価がある出品者の商品は避けましょう。

悪い評価への対応の仕方を見ても出品者の人柄がわかるので、評価をひととおり見て納得してから入札します。中には良い評価を量産するために、1円で落札し相互評価をする商品ばかり購入する人がいます。

評価数だけではわかりにくいので、必ずコメントなどもチェックし確かな出品者へ入札しましょう。

どうすれば安全に安く商品を落札できるか、知りたい人はこちらの2記事もチェックしてみてください。

ヤフオクの送料詐欺：まとめ

ヤフオクで1円出品などあまりに安い商品は、商品説明をすみずみまで読み、出品者のプロフィールや評価の内容もチェックしてから入札するようにしてください。違和感があれば入札せず、かかわらないことです。

もし送料詐欺にあってしまった場合は、さらなる被害者を増やさないためにも、ヤフオク事務局への通報は必ず行いましょう。

出品者と連絡が取れなければ、ヤフオクの商品満足サポートの申請や、悪質な場合は警察への被害届の提出などを検討しましょう。

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