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この記事の著者:中川 瞬 >>
勤めていた病院の利権争いと行政処分により給与が滞る事態から自らビジネスを開始。Amazon米国、カナダ、メキシコ、イギリス、インド、メルカリ、ヤフショ、ヤフオク、BUYMA、ebay米国、豪州、インド、Mercadolibre、ozon、etsy、BONANZA、ネットショップと一通り販売。現在は物販のシステム開発中心に活動。個人で稼ぐ力が必要であることを提唱し、忙しい会社員や、主婦がインターネットを使用して、安定した収入を得る支援をしている。 ▷中川瞬プロフィール |
こんにちは。中川瞬(@buppan_system)です。
この記事を読むことで、
- ヤフオクで遭う可能性がある詐欺の手口について知ることができる
- ヤフオクで詐欺に遭ってしまった際の対応方法について知ることができる
- ヤフオクで詐欺を回避するための対策について知ることができる
この記事を書かせて頂いている私は、現在、輸出・輸入・国内の転売のノウハウをお伝えしています。
時間がない会社員の方や子育てをしている主婦の方に、指導や転売システムの提供をして、忙しくても副業で収入を得てもらっています。
それではヤフオク詐欺について解説していきます。
欲しい商品を安く手に入れたり、希少な商品を見つけたりするには最適なヤフオク。善良な出品者がほとんどを占める中、残念ながら悪質な出品者の詐欺に遭ってしまうおそれもあります。
ヤフオクで詐欺に遭わないためにも、手口を知り、不審な商品には入札を控えましょう。
ヤフオク詐欺の被害に遭ってしまった場合や、もしもに備え、被害に遭ったときの対応方法も解説しています。
被害に遭わないための詐欺商品の見抜き方も紹介しているので、最後まで目を通してみてください。
ヤフオクで遭う可能性がある詐欺の手口
ほとんどの出品者は問題ありませんが、なかには詐欺を働く出品者がおり損をする可能性があります。
ヤフオクを利用したときに遭う可能性のある詐欺の手口を8つ紹介するので、注意点を知り被害を避けましょう。
商品が届かない
出品者が意図的に商品を発送せず、購入者のもとに商品が届かない手口で、発送連絡はあったものの商品が届かないケースがあります。
配送トラブルの可能性があるため、詐欺だと発覚するまでに時間がかかります。
商品が届かない詐欺を防ぐには、追跡サービスのある配送方法を選びましょう。
商品が到着する前に受取連絡はせず、待っても届かなければ支払いキャンセルをします。
ヤフオクで選べる発送方法や落札後のキャンセル方法は、こちらの2記事で詳しく説明しているので目を通してみてください。
商品の中身が違う
出品ページに掲載の商品説明と、実際手元に届いた商品が異なる詐欺です。
商品説明では本物と記載があったにもかかわらず、届いた商品は偽物のケースで、画像は本物らしく巧妙に撮ってあると見抜きにくくなります。
箱は画像と同じ本物でも、中身は偽物に差し替えられている場合もあります。
また外箱のみで中身が入っていない商品の場合もあり、画像ではあたかも中身ありのように紹介し、商品説明で「外箱のみ」と書かれているケースです。
商品説明は隅々まで読みましょう。
なりすましによるフィッシング詐欺
あたかもヤフオクからの連絡かのようになりすまし、偽サイトへ誘導して個人情報を盗むフィッシング詐欺があります。
メールやSMSを通して偽の連絡が入り、落札した商品に関する連絡だと思ってURLをクリックすると詐欺被害に遭うケースです。
ヤフオクだけでなくヤマト運輸や佐川急便など、商品の配送に関わる業者になりすまして偽の連絡が届くこともあります。
業者がヤフオクのログイン情報を尋ねることはなく、その旨の連絡があっても対応せず無視しましょう。
送料詐欺
商品価格を安く設定して出品し、送料を高額に設定する手口が送料詐欺です。
人気商品があまりに安く出品されている場合、すぐに落札せず商品説明を注意深く読みましょう。
海外発送の設定で出品されるケースが多く、気づかずに落札する可能性があります。
現在では減りつつある詐欺の手口ですが、存在はします。
送料詐欺を防ぐには、発送元エリアや商品サイズから適切な送料を確認し、妥当な場合のみ落札すると安心でしょう。
気をつけていても送料詐欺に遭ったときに備えて、こちらの記事もチェックしておきましょう。
メールによる振込詐欺
出品者を装って偽の振込先をメールで送り、代金や送料を直接振り込むよう指示する詐欺です。
落札者のメールアドレスは出品者に通知されず、直接のやりとりはできません。
そのため出品者らしき相手からメールが届いたとしても、詐欺の可能性が高いのです。
出品者とのやりとりを直接行わず、ヤフオク内の取引ナビを通して行うとトラブルを回避できるでしょう。
吊り上げ行為による落札自演詐欺
出品者が複数アカウントを持ち、出品者とあたかも無関係の入札者を装って入札し、入札額を吊り上げる手口が落札自演詐欺です。
複数のアカウントの所持はヤフオクの規約違反にあたらないものの、自分で出品した商品へ自ら入札することは禁じられています。
規約違反とわかりながら吊り上げ行為をする出品者はいるため、注意深く入札しましょう。
自動入札設定を使うと、直前の入札者へ最高入札額が通知されるため、吊り上げ行為をしやすくなっています。
ヤフオクの自動入札機能を詳しく知ると、吊り上げ行為による詐欺被害の防止に役立ちます。
こちらの記事も目を通してみましょう。
関連する記事>>ヤフオクの自動入札とは?やり方を解説
Paidyを利用した二重請求詐欺
画像引用:フリマアプリの不正使用について – Paidyカスタマーサポート
後払い決済サービス「Paidy」の仕組みを利用し、オークションの落札金額と商品の購入代金を落札者が二重で請求される詐欺です。
出品者が商品を持たない状態で出品し、落札者が決まったあとで落札者の情報を使ってPaidyで通販で購入して、そのまま落札者へ発送します。
すると商品と一緒に後払い用の請求書が届き、落札者は再び代金の支払うことになります。
Paidyの不正利用による二重請求を受けた場合は、問い合わせフォームから連絡しましょう。
返品商品の入れ替え詐欺
出品者に対する落札者からの詐欺の手口を、ひとつ紹介しましょう。
落札者が出品者へクレームを入れ、商品の中身を別のものとすり替えて返送し、取引のキャンセルや返金を求める手口です。
商品の種類は同じでも、状態の悪いものにすり替わって返送されたケースもあります。
すり替えを見抜くには、シリアルナンバーや製造番号を写真に残しておくと証拠になります。
商品の返品による返金は、現物が返品されて商品を確認したあとで行うと、トラブルになりにくいです。
ヤフオクで詐欺に遭ってしまった際の対応方法
巧妙な手口により、注意していてもヤフオクで詐欺に遭ってしまった場合は、以下の方法を取りましょう。
もしもに備えて、あらかじめ対応方法を知っておくこともおすすめです。
出品者に連絡
ヤフオクでは落札時にトラブルが起きても、当事者同士で解決することが基本的なスタンスです。
詐欺のおそれがある場合は、取引ナビから出品者へ連絡をしましょう。
上の画像のように、取引ナビの下の方にある「お問い合わせ、返金申請をする」をタップすると、問い合わせ画面が開きます。
内容証明郵便を送る
内容証明郵便を使って、出品者に対して落札キャンセルや返金請求を促す方法です。
内容証明郵便とは、だれがだれへ・いつ・どのような文書を送ったかを日本郵便が証明するものです。
法的強制力はありませんが、電話やメールでの督促と比べて出品者へ対応の必要性を認識させられます。
警察へ被害届を提出する
あまりにも悪質な詐欺の場合、警察へ被害届を出すことも検討しましょう。
被害届の提出に必要な資料を下の一覧で確認し、漏れのないよう準備します。
被害届が受理され捜査が始まると、Yahoo! JAPANも登録情報を開示するなど協力が得られます。
最寄りの警察署で被害届を出せるうえ、各都道府県の警察本部のサイバー部門でも相談が可能です。
【被害届の提出に必要な資料】
・対象となったオークションID
・相手方のYahoo! JAPAN ID
・送金先の銀行名、口座番号、あて先(商品送付の場合には送付先住所、あて名)
・送金(または商品の送付)を証明する書類の写し
・相手とのメールの交換記録(メールの記録は、ヘッダー情報を全部表示して印刷する)
・具体的な状況を説明するメモ
引用:ヤフオク! – 知っておきたいトラブル対応 警察への被害届け
弁護士などの専門家に相談する
自力での対応が難しい場合は、弁護士などトラブル解決のプロに相談する方法もあります。
弁護士へ相談した上で被害届を提出すると手続きがスムーズで、中にはヤフオクでのトラブルに強い弁護士もおり、無料相談できる場合があります。
ただし被害額が小さいと弁護士への依頼費用の方が高くつき、赤字になりやすいため、依頼は十分検討してからにしましょう。
ヤフオクで詐欺を回避するための対策
ヤフオクを利用中に詐欺被害に遭わないためにも、回避する対策を身につけておきましょう。
ヤフオク初心者や利用経験の少ない人だけでなく、上級者も改めて確認をおすすめします。
商品をチェック
詐欺を防ぐには商品説明や画像をくまなくチェックして、疑問を感じた場合は入札を控えましょう。
詐欺被害に遭わないための商品のチェックポイントを3つ紹介します。
商品の説明文
商品説明を読んで違和感があるときは、入札を控えましょう。
違和感のある説明文の例をあげると、「NCNR(ノークレームノーリターン)」「販売許可を得ている」をくり返し強調したものや、正当性を強調しすぎたものです。
出品者に後ろめたい部分があり、隠そうとするあまり違和感が出るほどの商品説明になるからです。
商品の種類
大量出品や複数出品が難しい商品があります。
それにも関わらず、多数の商品を出品していれば入札を避けましょう。
非売品の商品や企業ノベルティは個人で手に入る数が限られており、大量出品されている場合は詐欺や偽物の可能性が高いです。
トレーディングカードの限定品が複数出品されていると、偽物や詐欺の可能性があります。
並行輸入品は入手ルートが不明で、全てが偽物とは限らないものの、リスクはあるため入札時は商品説明を注意して読みましょう。
商品の金額
商品価格が非常に安い場合、詐欺などトラブルの発生するリスクは高いでしょう。
1円スタートで入札金額が適正なところまで上がっていく場合はまだ良く、商品価格1円で落札できる場合は注意が必要です。
送料が高額で到着までが1か月以上と以上に長く、キャンセルしたいと申し出ると代金の何割かを要求される場合があります。
なぜ1円で出品しているか、商品説明などをしっかり読んで見抜くようにしましょう。
予約商品ではないか
予約商品も出品者が所持していない商品にあたるため、ヤフオクの規約にある現物のない商品の出品禁止に違反します。
中には規約を守らず発売前の予約商品を出品しているケースがあり、発売前に入金させておいて発売後に発送せず、購入者のもとへ商品が届かない場合があります。
発売日まで期間が長いほど詐欺発覚まで時間がかかるので、予約商品への入札は避けましょう。
出品者の評価をチェック
出品者の評価で「非常に悪い・悪い」が多い場合は悪質な出品者の可能性があり、理由に「連絡が付かない」「商品が違う、届かない」などがあればトラブルが生じるリスクが高いでしょう。
評価を確認するには「出品者の情報」の欄を参照します。
良い評価が多い出品者でも短期間に異常に増えている場合は、自作自演・好評価稼ぎの可能性があり、過去の評価までさかのぼって確認しましょう。
入札者のIDをチェック
入札する前に履歴から入札者のIDと評価をチェックしましょう。
くり返し同じIDから入札がありその入札者が低評価の場合、吊り上げ行為のおそれがあります。
入札履歴にはIDの一部だけ表示されますが、総合評価は確認できます。
ヤフオクでの詐欺についてよくある疑問
ヤフオクを詐欺に遭わず利用したいとき、浮かびがちな疑問にひとつずつ解答します。
不安を解消してヤフオクを気持ちよく活用しましょう。
ヤフオクは詐欺が多いの?
2021年12月時点でヤフオクの利用者数は5,400万人を超えており、安心して取引ができたという意見は同年11月時点で98%を占めています。
詐欺が多ければこの結果にはならないので、ヤフオクでは詐欺が多いとは言えないでしょう。
またヤフオク側も不正投稿を機械学習し、詐欺を減らす取り組みを行っており、その結果通報件数が大幅に減るという成果につながっています。
手渡しで受け取ることで詐欺を防ぐことは可能?
ヤフオクで落札した商品は手渡しで受け取れ、商品を直接確認するため届かないトラブルは避けられます。
受け渡し時に中身を確認できるので、中身が違うトラブルの回避にも役立ちます。
ただし素性を知らない相手と直接会うと、ストーカー被害や勧誘などのトラブルにあうリスクがあるでしょう。
ヤフオクで落札すると出品者の住所がわかりますが、自分の住所も相手に伝わります。
住所を教えたくないときは、こちらの記事を参考にしてください。
詐欺に対しては受け取り連絡をしなければ大丈夫?
落札後商品代金を支払い、出品者から発送済みの連絡があったにもかかわらず商品が届かないときは、受け取り連絡はせず出品者へ連絡しましょう。
ただしヤフオクの仕組みでは、発送連絡後15日経過すると自動的に出品者へ代金が支払われます。
もし発送済み連絡を受けてから8日経っても届かなければ、取引ナビから出品者へ返金申請をしましょう。
発送済み連絡後12日を超えると返金申請ができないため、注意が必要です。
出品者へ支払ったあと、発送連絡がない場合の対処法はこちらの記事でわかります。
詐欺にあったり騙されたりした場合に返金や補償はある?
支払い済みの取引をキャンセル・返金してもらうには、ヤフオクのシステム上、出品者を通さなくてはなりません。
しかし出品者の対応がなくても、ヤフオク側で保証やサポートがあります。
2種類のサポートと補償を知り、もしものときには活用しましょう。
商品満足サポート
商品説明と異なる商品・サイズ違いの商品・商品に傷がある場合、1万円を上限に落札金額と同額のPayPayポイントを落札者へ付与して補償するサービスです。
出品者の対応がなく返金されない場合に利用できますが、本人確認や申請が必要です。
利用する前に対象条件を確認しましょう。
お買いものあんしん補償
届いた商品がすぐに壊れたとき、落札金額または修理費用の9割を補償する制度です。
落札した日から120日以内が期限で、新品の場合は全てのカテゴリの商品が補償の対象です。
会員限定のサービスなので、利用したい場合はYahoo!プレミアム会員になる必要があります。
プレミアム会員の補償制度が利用できる以外のメリットは、こちらの記事で紹介しています。
ヤフオク 詐欺:まとめ
ヤフオクで詐欺被害に遭わないためには、ありがちな詐欺の手口を知っておき、商品説明を隅々まで読んで商品画像も十分確認しましょう。
注意を払ったにもかかわらず詐欺に遭った場合は、出品者へ連絡することから始めます。
しかし対応されなかった場合は、内容証明郵便を送る・警察へ被害届を出すなどの方法を取りましょう。
出品者が悪質で自力で対応しづらい場合は、弁護士などプロの専門家に依頼し、代わりに対処してもらうと安心です。
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