2022.01.28 投稿
2024.05.25 更新
転売にかかる手数料の種類とは?コストを考えて販売サイトを選ぼう
本記事では、転売の手数料について解説をします。
転売の手数料について詳しく解説していきますのでぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください!
物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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目次
転売先は手数料の安さで選ぶ?
転売で稼ぐためには、売上にかかる経費にも注意が必要です。
手数料も転売にかかる経費の一つですが、転売先プラットフォームを選ぶ際などには手数料が安いところを選ぶのが最善なのでしょうか。
転売先選びでどれくらい手数料に気を配ったら良いか、考えてみます。
手数料の安さで選ぼう
転売では安く仕入れて高く売ることが重要ですが、さらに売る時にかかる手数料も抑えなければいけません。
せっかく安く仕入れ高く売っても、高い手数料がかかるとその分利益が減ってしまうため、手数料は安ければ安いだけ良いのです。
手数料は主に、転売先のECサイトを利用する際にかかります。
手数料の中には売上が出なくても発生する固定費もあるため、商品が売れない期間は手数料のせいで赤字になる可能性もあります。
手数料は大切な経費の一部
転売で利益を上げるためにはさまざまな経費がかかります。
経費には送料や梱包資材の費用、ネットを使うための通信費などがありますが、手数料もその一つです。
1件ごとの売上に対する手数料は小さくても、時間が経つうちにボディブローのように利益に影響を与えてくることがあります。
1件あたりの手数料が100円だった場合でも、100件の売上があれば手数料は10,000円です。
稼げば稼ぐほど手数料もかさみ、知らないうちに大きな負担額になることもあるのです。
手数料はサイトごとに違う
転売で手数料を重視すべきなのは、経費としての負担が重いためだけではありません。
手数料のルールは販売サイトごとに異なり、販売サイトを選ぶことで手数料を増やすことも減らすこともできるためです。
たとえば配送料は商品の重さや発送先など、自分でコントロールしにくい条件で決まりますが、手数料は自分の選択次第で変えられるものなのです。
販売サイトごとにどんな手数料がかかり、手数料率は何パーセントなのか、比較して選ぶことで手数料を抑えましょう。
売りやすさも重視して選ぼう
転売先のサイトを選ぶ際には、経費としてかかる手数料も重要ですが、それと同時に売りやすさも重要です。
手数料が安くても使いにくいサイトでは売上自体が減ってしまう可能性があります。
そのため、コストと使い勝手のバランスが良いサイトを選びましょう。また、転売作業の効率化のために必要であれば、手数料のかかるサービスを取り入れることもあります。
自分の扱う商品に合う販売サイトや自分の欲しいサービスのあるサイトを使うことで、効率よく販売できます。
早く売れることも大事
転売では、仕入れた商品を早く売ることも大切です。
売れない商品は在庫として残り、在庫は売れなければ価値がありません。
早く売れないとそのまま不良在庫として残り続ける可能性もあります。
そのため、多少手数料が高くても、早く売り切れる方がメリットは高くなります。
手数料が安いからといっても、回転率が悪かったり商品ジャンルと合わなかったりして在庫リスクが高くなっては無意味なのです。
サービス内容もサイトごとに違う
販売サイトはそれぞれに手数料などの料金形態が異なるだけでなく、サービス内容も違います。
たとえば商品の在庫を管理して配送を代行してくれるのはAmazon特有のサービス(FBA)です。また、匿名配送や追跡サービスの有無なども販売サイトごとに違います。
自分の商品ジャンルや経営環境によって、手数料はかかっても必要なサービスを持つ販売サイトを選ぶことで転売にかける手間や時間などを減らし、売上アップを目指しやすくなります。
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転売サイトにかかる主な手数料の種類
転売サイトで出品者にかかる主な手数料の種類を紹介します。
AmazonやメルカリなどのECプラットフォームでは、さまざまな手数料を設定しており、それらが売上を圧迫します。
それぞれの手数料は発生の仕方や取る目的などが違うため、一般的な手数料システムや手数料の意味などを知っておきましょう。
月額手数料
月額手数料は固定費としてかかる手数料です。
販売サイトによって呼び方や手数料の種類は違いますが、毎月一定の金額を支払うことでサービスを使う権利を得られます。
一般的に多いのは、そのサイトで出品と販売をするための権利を得るというものです。
中には月額手数料を取らない販売サイトもあります。
転売を始めたばかりで売上の少ない人は、固定費がかかると赤字リスクが高まるため月額手数料の安いサイトや月額手数料がかからないサイトを選びましょう。
また、販売サイトによってはサイト内で複数のコースがあり、月額手数料の金額を選べることもあります。
その場合には、金額を抑えつつも自分の商品ジャンルなどにもっとも合うコースを選部ことも大切です。
販売手数料
販売手数料は、転売で商品が売れた時にかかる手数料です。
売上が上がるごとにかかり、主に金額は商品の販売価格に一定の割合をかけて計算します。
販売手数料のパーセンテージは、販売サイトごとに設定されており、商品ジャンルなどでも区分けされていることが多いものです。また、それ以外にも販売した際には成約料という手数料が発生するサイトもあります。
振込手数料
転売で出品者にかかる振込手数料とは、商品が売れた代金を販売サイトから引き出すためにかかる手数料です。
売上ごとにかかるものではなく、代金を引き出すごとにかかります。
そのため、振込手数料を減らすには販売サイトを選ぶだけでなく、ある程度金額をまとめて引き出し、回数を減らすことも大切です。
ちなみに、商品が売れた時に購入者が支払う代金にかかる振込手数料は、原則購入者負担となります。
外注手数料
転売では、販売サイトや仲介業者に運用代行などを依頼することがあります。
その場合には、業者に自分の代わりに作業をしてもらうための手数料がかかります。
主なサービスはAmazonのFBA倉庫です。
FBAはAmazonが仕入れた商品を倉庫で管理し、発送まで代行するサービスです。また、その他にも専門業者として仕入れた商品を保管する倉庫やラベル張りなどを代行するサービスもあり、それに対する手数料を払う場合もあります。
余分な費用はかかりますが、雑務にかかる手間と時間を省き、自分がリサーチに専念できるため手広く転売をしている場合には便利なサービスです。
転売サイトごとの手数料率と金額
転売サイトをより安く便利に使いたい人のために、サイトごとにかかる手数料率や金額を紹介します。
各サイトのサービス内容と手数料を比較することで、もっとも自分に合うサイトを探しましょう。
Amazon
Amazonでは、転売にかかる手数料がプランによって異なります。
大口出品者は毎月59点以上販売する人が対象、小口出品者はそれ以下が対象です。
種類 | 名称 | 大口出品者 | 小口出品者 |
月額手数料 | 月額利用料 | 4,900円 | なし |
販売手数料 | 販売手数料 | 商品カテゴリーごとにパーセンテージが決定 | 商品カテゴリーごとにパーセンテージが決定 +100円(販売件数ごと) |
振込手数料 | – | – | – |
その他手数料 | カテゴリー別成約料 | メディア商品のみ 本:80円 音楽CD・ビデオ・DVDなど:140円 |
メディア商品のみ 本:80円 音楽CD・ビデオ・DVDなど:140円 |
大口出品者は月額費用がかかりますが、その分販売ごとにかかる費用は小口出品者よりも安くなります。また、大口出品者は使えるツールやオプションなども増えるため、小口出品者よりも便利です。
販売手数料率は商品のカテゴリーごとに違い、最低金額が設定されているものもあります。
商品カテゴリー | 販売手数料率 | 最低金額 |
本 | 15% | なし |
CD・レコード・DVD | 15% | なし |
TVゲーム | 15% | なし |
文房具・オフィス用品 | 15% | 30円 |
AV機器&携帯電話・パソコン・カメラ | 8% | 30円 |
上記付属品 | 10% | 30円 |
おもちゃ・ホビー | 10% | 30円 |
楽器 | 10% | 30円 |
スポーツ&アウトドア | 10% | 30円 |
カー&バイク用品 | 10% | 30円 |
Amazonではカテゴリーが非常に多く、上記はその中の一例となります。
FBA基本手数料
AmazonではFBAサービスを利用するとその手数料もかかります。
使わない選択肢もあるため必要不可欠な手数料ではありませんが、使うと便利なので手数料も知っておきましょう。
FBAを使うと発送の手間も削減できますし、出品した商品がすべてプライム対象となり、売れやすくなります。
基本的にかかる手数料は、在庫保管手数料と配送代行手数料です。
手数料の種類 | 内容 | 価格設定 |
在庫保管手数料 | 保管する商品すべてにかかる手数料 | 1日平均の在庫容量(立方メートル)に基づいて計算 |
配送代行手数料 | 商品のピッキングと梱包、配送などのサービス料 | 寸法と重量で決定 |
FBA関連のその他の手数料
FBAの手数料にはさまざまなものがあります。
以下の手数料は例外的にかかる可能性のあるもので、ほとんどが基本的な使い方をしていればかかりません。
手数料の種類 | 内容 | 価格設定 |
長期在庫保管手数料 | 365日を超えてセンターに保管されるすべての商品にかかる手数料 | 在庫容量(立方メートル)に基づいて計算 |
納品不備受領作業手数料 | 適切な準備やラベル貼付なしに納品された場合にかかる手数料 | サイズごとに設定 |
返送/所有権の放棄手数料 | 在庫を返送・廃棄する際にかかる手数料 | サイズごとに設定 |
商品ラベル貼付サービス | 商品のラベル貼付を依頼する場合にかかる手数料 | サイズごとに設定 ラベル1枚あたり:10~51円 |
メルカリ
メルカリは、若い世代を中心に人気のフリマアプリです。
気軽に出品できる点が受けています。
手数料も比較的リーズナブルな価格設定で、初心者でも安心して使えそうです。
種類 | 名称 | 価格設定 |
月額手数料 | – | なし |
販売手数料 | 販売手数料 | 商品代金の10% |
振込手数料 | 振込申請手数料 | 一律200円 |
その他手数料 | お急ぎ振込手数料 | 上記に+200円 |
月額手数料もかからず、販売手数料も振込手数料も一律と、非常にシンプルな手数料設定です。
ただし、商品カテゴリーによっては販売手数料以外にライセンス料がかかる場合があります。
ヤフオク!
ヤフオク!は、原則月額手数料がかかりませんが、プレミアム会員になると月額有料となります。
その分プレミアム会員の特典で他の手数料が割安になります。
種類 | 名称 | 基本の価格設定 | Yahoo!プレミアム会員 |
月額手数料 | 会員費 | なし | 508円 |
販売手数料 | 落札システム利用料 | 落札価格の 10.0% | 落札価格の 8.8% |
振込手数料 | 振込手数料 | 1回100円(PayPay銀行口座は無料) | 1回100円(PayPay銀行口座は無料) |
その他手数料 | 出品取消システム利用料 | 1出品あたり550円 | 1出品あたり550円 |
出品取り消しシステム手数料は、入札のあった出品を取り消す場合のみにかかります。
入札ゼロの時には手数料はかかりません。
PayPayフリマ
PayPayフリマは、ヤフオク!同様にYahoo! JAPANが運営するフリマサービスです。
手数料もヤフオク!の設定に似ているものがあります。
種類 | 名称 | 価格設定 |
月額手数料 | – | – |
販売手数料 | 販売手数料 | 商品価格の5% |
振込手数料 | 振込手数料 | 1回100円(PayPay銀行は無料) |
その他手数料 | – | – |
商品が売れた時にかかるのは、
販売手数料のみとシンプルな価格設定でコストを抑えた転売ができます。
振込手数料も銀行によっては抑えられます。
ラクマ
ラクマは、楽天グループのフリマサービスです。
ラクマもPayPayフリマ同様に、銀行によって振込手数料を抑えることができます。
その他の手数料も比較的安価でコスパが良さそうです。
種類 | 名称 | 価格設定 |
月額手数料 | – | – |
販売手数料 | 販売手数料 | 商品価格の4.5~10% |
振込手数料 | 振込手数料 | 210円(楽天銀行宛・かつ10,000円以上は無料) |
その他手数料 | – | – |
販売手数料については2023年8月に値上がりして現在の4.5~10%になりました。
転売先は手数料を比較して選ぼう
転売には数種類の手数料がかかります。
月額手数料のように毎月固定費としてかかるものもありますし、少額でも売上ごとにかかる手数料は徐々に負担が重くなります。
そのため、転売先を選ぶ時には手数料を比較し、できるだけ安いところを選びましょう。
ただし、手数料が安くても使いにくいサイトでは売れなくて困るため、手数料と転売しやすさのバランスも見ておくことをおすすめします。
物販ラボでは「ネット販売スタートマニュアル」も無料配布しています。
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