2022.11.07 投稿
2024.06.02 更新
海外転売とは?仕組みやおすすめの販売先、メリット・デメリットを紹介
本記事では、海外転売について解説します。
- 海外転売とはなにか?
- メリット・デメリット
- やり方やおすすめの販売先
海外転売のビジネスの仕組み、メリットややり方、注意点などについて解説するのでぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。
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物販ラボ運営責任者、アマラボ(物販ツール)の共同開発者、Amazon、ebay、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、BUYMA、メルカリ、ラクマ、ヤフオクフリマ、Mercadolibre、etsy、BONANZA、ネットショップとあらゆる販路で販売。
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中川 瞬のプロフィール
海外転売とは?ビジネスの仕組みを解説
海外転売とは、日本で仕入れた商品を海外在住の人へ販売するビジネスです。
海外のECサイトで日本製品を販売すれば、日本にいながら海外の人々へ輸出販売ができます。
国内で日本の商品を転売するより海外の方がマーケットは広いため、利益を稼ぐチャンスも広くあります。
海外転売は海外の人を相手にするのでやりとりは日本語ではありません。
どうしても英語力や税金などの知識が必要ですが、準備を十分ととのえて海外向け配送サービスを利用すれば、誰でもチャレンジが可能です。
海外転売を選ぶメリットとは?
国内転売ではなく海外転売を選ぶと多くのメリットがありますが、その中から代表的なメリットを5つ紹介します。
メリットを知って、海外転売へのモチベーションを高めましょう。
消費税が還付される
海外へ日本製品を転売した場合、日本の消費税は免除となるため還付されるメリットがあります。
仕入れだけでなく販売にかかわるあらゆる費用の消費税がかからないので、国内転売よりも利益が大きくなるでしょう。
ただし配送料は別のため、計算を間違えないようにしましょう。
仕入れ控除を受けて消費税の還付を受けるには、取引についての帳簿・請求書・領収書・納品書が必要です。
取引があった事実を証明するものをそろえて保管しましょう。
日本製品の人気が高い
海外の人が海外の商品を買おうとしたとき、日本の製品なら大丈夫という信頼を持つ人が多く、日本製品の海外転売は人気が高い傾向にあります。
しかも日本人が売っている商品なら、安心して取引できると考える人も多く売れやすいため、国内で日本人へ転売するより大きな売上が期待できるでしょう。
日本人の認識以上に日本を愛する海外の人は存在するので、思った以上の利益を得られる可能性があります。
競合相手が少ない
海外転売は国内転売よりも参入数が少なく競争相手が少ないため、稼げるチャンスが広がります。
国内転売の場合は同じ商品がいくつも売られ、より安いライバルから先に売れてしまいますが、海外転売は同じ商品が出るケースが少なく売れやすい状態です。
独占状態になるといくらでも商品は売れていき、大きな儲けを出せます。
多少高くても日本製品が欲しい海外の人がECサイトを見ているので、やや高めの価格設定でも注文が殺到することを期待できます。
販売の幅を広げられる
海外転売はターゲットが世界中になるため、国内だけの転売より販売チャンスが広がります。
人の数が増えるだけでなく、季節や趣向などもそれぞれ違うので、いつでも商品を売る機会ができます。
たとえば日本は冬で夏物はあまり売れなくても、南半球は夏で夏のアイテムが売れるなどです。
また英語を使うビジネスのため、国内転売はしても海外までは手を出さない人も多く、販売先を海外にした方がより多くの人へ売る機会を持てます。
円安は海外転売にとってメリットになる
円安は海外転売において、利益を増やすチャンスです。
30ドルで売っている商品は、1ドル100円のときは日本円で3,000円ですが、1ドル150円の円安になると日本円で4,500円になるからです。
輸入はじこの逆になるため利益が下がりますが、輸出は多くの円を得られるので儲かることを期待できます。
海外転売の注意点
大きな利益を期待できる海外転売ですが、メリットだけでなくデメリットもあり、どちらもあわせて把握しましょう。
この章であげるデメリットは解決不可能なものばかりではないため、対処方法を知ると海外転売のハードルは高くないと思えるはずです。
発送コストが高い
日本国内へのよりも遠くへ送るため配送料は高くなり、大きな荷物で配達先が遠いほど高額です。
日本から海外へ輸出するため、関税や輸出不可商品について学ぶ必要があります。
初めは小さく軽い商品を近くの国の人へ売るところから始め、慣れてきたら利益の大きな大型商品を遠い海外の人へ売ると、ビジネスチャンスが拡大します。
サイト管理・顧客対応が主に英語である
海外向けに商品を販売するため、基本的にサイト管理や顧客対応は英語が中心です。
英語力に自信のない人は不安があるかもしれませんが、英会話をする機会はまずありません。
問い合わせがあったとしてもメールのため、Google翻訳などを使いながら読み、時間をかけて返信できます。
こちらから顧客へ問い合わせする場合も翻訳機能を使って行いましょう。
あらかじめよくある質問の回答集を英文でつくっておき、必要に応じて使うとスムーズです。
質問内容は国内転売の場合とそれほど変わらず、新品か中古品か・サイズ・電化製品の場合現地で使えるかなどです。
販売不可・申請が必要な商品がある
日本国外へ商品を送るため、国によっては販売不可または申請が必要な商品があります。
たとえば、麻薬・覚せい剤・児童ポルノ・特許権を侵害するおそれのあるものです。
国だけでなく商品を扱うサイトで販売を禁止する場合があり、汚れた衣類・下着や靴下・偽のブランド品・著作権侵害のおそれがあるものなどは扱えません。
利益率の高い商品を見つけたときは、購入する前に販売したいプラットフォームのルールや税関の決まりを確認しましょう。
意外な商品で事前申請が必要なケースがあり、知らずに発送してペナルティを受けないよう注意が必要です。
海外転売のやり方
海外転売のメリットとデメリットを把握したあとは、実際のやり方を学びましょう。
手順ごとに解説するので、ひととおり目を通したあとは実際に方法に取り組みつつ、何度も読んでください。
ステップ1.海外で売れる商品を調べる
膨大な商品の中からどの商品を売るか、海外で売れる商品を調べて扱うものを絞り込みます。
売れる商品の調べ方は、セラーリサーチや関連品リサーチが基本で、初心者にもおすすめです。
セラーリサーチ
売りたい商品のジャンルを決めると、既にたくさんの商品を売っているライバルセラーがいます。
ライバルセラーが扱う商品はその人が売れると思って販売しているため、まねして扱うと売れる可能性があるからです。
Amazonのライバルセラーのストアフロントにある「製品」タブから、扱う商品の一覧を順番に調べます。
関連商品リサーチ
セラーサーチで利益の大きい商品が見つかったら、その商品の関連商品までチェックします。
商品ページ真ん中辺りに並んでおり、ひとつずつリサーチをし、儲かりそうな商品を探します。
関連商品もあわせて扱うと儲かる可能性が高く、売りたい商品を見つけたときはかならず関連商品まで見ることもおすすめです。
ステップ2.価格相場をチェックする
売りたい商品を見つけたらいくらで販売しているか、複数のプラットフォームで価格を確認します。
国によって商品の価格相場が違うため、あらゆるサイトで価格を比較すると同じ商品でも高く売れる可能性があります。
価格差が把握できていないと商品が売れず、赤字になるおそれがあり、相場チェックのひと手間を惜しまずしっかりと行いましょう。
ステップ3.商品の仕入れをおこなう
仕入れる商品の候補を見つけたら、実際に仕入れを行います。
仕入れ先は実店舗やネットショップなどさまざまで、実店舗のなかでは家電量販店・リサイクルショップ・100円ショップが安い商品を見つけやすくおすすめです。
ネットショップは国内の店舗を選び、ほかにもフリマアプリやオークションサイト、海外モールなどからできるだけ安く仕入れましょう。
利益を考えるときは売価と仕入れ値だけでなく、発送にかかる送料や関税などの経費も含めて計算します。
ステップ4.販売サイトに出品・発送する
仕入れた商品は販売するサイトに出品しますが、ポイントは商品画像を鮮明に撮影し詳しい商品説明をつけることです。
通販は実物を見て購入できないため、海外の顧客は画像と説明で買うかどうか判断するしかありません。
興味を持った人が買いたくなるように、画像を複数枚載せて顧客が見たい部分を全て見せる、商品説明はよくある質問をもとにできるだけ詳しく書き込みます。
情報は正しく丁寧かつ親切な内容を心がけ、納得して買ってもらえる説明文にします。
出品の流れは使うプラットフォームにより異なるので、それぞれの使い方ガイドを見ながら行いましょう。
発送は国内の発送代行業者に頼むと関税や輸出禁止品のミスを避けられ、ペナルティの心配がありません。
代行業者により対応するサービスがさまざまなため、欲しいサービスのある会社を比較して選びましょう。
海外転売におすすめの販売先
海外転売を始めたい人のために、おすすめの販売サイトを4つ紹介します。
サイトごとの特徴を比較して、売りやすい・使いやすいと感じた販売サイトに登録し、海外転売を始めましょう。
①eBay
eBay(イーベイ)はアメリカに本社を持つオークションサイトで、世界的に有名です。
中古品や希少価値の高い商品が売れやすく、プレミア価格も期待できます。
大衆受けする一般的な商品よりもニッチなジャンルの商品の方が売れやすく、他の誰も売っていないジャンルを扱えば、大きな利益があげられます。
eBayを使い始めたばかりの頃は登録点数10点までと制限があり、時間をかけて実績を積み、アカウントを育てることが売上アップにつながります。
より詳しくeBay輸出について知りたいときは、以下の記事も参考にしてください。
・(関連)【ebay輸出2020年最新版】初心者でも稼げるebay輸出の始め方 スタートマニュアル
②アメリカのAmazon
Amazonは世界的に利用者が多く、海外で手に入りにくい日本製品を買えるサイトとして注目を集めています。
主にアメリカの人々が購入するので、アメリカのトレンドと需要の動きに注目して商品を売ると、大きな利益を見込めます。
Amazonは顧客と直接やりとりせず、カスタマーセンターが間に入るため、クレームなどは販売者に代わって対応してくれます。
Amazonを使った海外転売をさらに詳しく知りたい場合、こちらの記事も参考になります。
・(関連)【Amazon輸出】2020年にAmazon輸出で稼ぐために売ることよりも重要なこと
③Shopee(ショッピー)
2015年にシンガポールで誕生したプラットフォームです。
東南アジアや台湾を中心に人気が高まりつつあり、現在では14ヵ国においてモールが展開されています。
日本を拠点とする場合には、シンガポールや台湾、タイ、マレーシア、フィリピンなどへの越境ECが可能です。
初期費用が無料となっているため、できるだけコストを抑えて越境ECをスタートさせたい、といった方に適しています。
サポート体制が整っているのも魅力です。
日本語に対応できるスタッフが在籍しているため、サービスの利用や運営に関する質問、相談ができます。
また、さまざまな広告を運用できる体制も整っているため、積極的なプロモーションが可能です。
④Lazada(ラサダ)
Lazadaは、タイでもっとも高い知名度を誇るECサイトです。
東南アジアで最大規模を誇るECサイトであり、さまざまな国々にECサイトを展開しています。
幅広い商品を扱っている点が、Lazadaの特徴です。
美容や生活用品、ファッション雑貨、家電といったものから不動産まで、実にさまざまなアイテムを扱っています。
決済方法が多彩な点も見逃せません。
クレジットカード決済をはじめ、代引きやウェブマネー、コンビニ決済などが可能であるため、あらゆる顧客のニーズに対応可能です。
自社で物流を手掛けているほか、地元の物流企業や郵便局とも提携しており、スピーディーな配送も実現しています。
⑤Etsy
EtsyはアメリカのECモールで、ハンドメイドに特化しています。
自分で作ったハンドメイド品を、アメリカに限らず世界中の人へ販売するチャンスがあり、取り扱い商品がハンドメイドの場合は、eBayやAmazonよりもおすすめです。
手づくりの商品ならではの特性を理解して購入する人がほとんどで、トラブルの可能性が低く品物の価値を理解した人の手に渡りやすく安心です。
⑥タオバオ
タオバオは中国最大規模のECモールで、個人間取引が特徴です。
日本の個人間取引のプラットフォームはメルカリやヤフオクなどがありますが、規模が比べものにならないほど大きく、販売チャンスは広がります。
中国でも日本製品の需要が高まっており、中国転売を考えるときはタオバオがおすすめです。
タオバオで自分で売るには中国で銀行口座と住所証明を取る必要があり、知識やノウハウがないと難しいでしょう。
その場合、出品代行サービスの利用やビジネスパートナーを現地で見つけるとスムーズです。
海外転売に関する基礎知識まとめ
海外転売は世界の人々が顧客になるため、日本国内で売るよりもビジネスチャンスが広がります。
英語力や輸出に関する知識が必要なことから、儲かるとわかっていてもチャレンジしない人も多く、行動できれば大きな利益を期待できます。
海外転売する商品はひとつずつリサーチすれば、初心者でも売上を期待できる商品が見つかるはずです。
ここで紹介したプラットフォームから、扱いたい商品の特徴にあうところを選び、販売しましょう。
物販ラボでは「ネット販売スタートマニュアル」も無料配布しています。
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