本記事では、転売の値段設定について解説をします。

• 値段設定の仕方
• ポイント
• 注意点

転売の値段設定について詳しく解説していきますのでぜひ続きを読み進めてみてください。

当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

転売商品の値段設定の基本

転売で値段設定は非常に重要です。

値段設定が売れ行きを左右し、どれだけ利益が出るかを決めます。

転売で成功するためには、まずは商品の値段設定の基本を理解し、適切な価格を付けられるようになることが必要です。

値段設定で利益額が決まる

転売をはじめとするものの売買では、値段設定によって利益額が左右します。

利益は販売価格から原価を引いたものであり、利益をしっかり出すためには原価を割り出した上で販売価格を付けることが重要です。

原価の下回る値段設定をすれば、商品を売っても赤字になってしまいます。また、どれだけ利益を乗せるかによっても値段設定は変わります。

値段設定では、原価を上回るだけでなく、十分な儲けを出せる金額を付けることも重要です。

販売者も消費者も納得できる値段設定が必要

転売で成功するためには、販売する側が自由に値段を付けるだけでなく、消費者も納得できる適正な価格を付けることも大切になります。

販売する側が好きな値段をつけても、消費者が「高すぎる」と感じたら購入してもらえません。

そのため、販売者側も消費者側も納得できるちょうどいい価格帯を知ることも値段設定には重要なのです。

転売では、商品の元の価格や市場の相場、中古商品であればコンディションなども参考になります。

こうした情報から自分たちの利益もしっかりと出せて、購買意欲も削がないバランスの良い価格を見つけましょう。

転売商品の値段設定の方法

転売商品の値段設定の方法にはいくつかの種類があります。

どの点を基準として価格を定めるかによって金額が変わるだけでなく、その影響で売れ行きが変わることもあります。

そのため、値段設定の方法選びは慎重にしなければいけません。

どの方法が向いているか、自分のスキルや商品の人気度合によって選びましょう。

値段設定できる金額の範囲を見極める

値段設定でまず考えておきたいのは、現実的に値段設定が可能な金額の範囲です。

前述の通り、転売では商品を仕入れるために資金を使っているため、商品の金額として最安値の限界値は仕入れ原価の金額となります。

そして、上限となるのは消費者が適切と考える商品価格です。

それ以上の価格を付けてしまうと、消費者の購買意欲が損なわれ、売れなくなります。

消費者が妥当であると考える金額は、商品の需要や価値、流行などに影響を受け、常に同じではありません。また、中古であれば1つ1つの商品のコンディションによっても異なります。

市場に出ている商品価格と比較し、実際に売れた商品の価格帯なども目安として客観的に決めることが必要です。

原価を元にして決める

転売で、商品の値段設定をする方法として基本的なのが、原価を元にする方法です。

原価を元にして価格を決定すれば、少なくとも計算上は赤字になることがありません。

転売初心者もまずは原価を元に計算すれば、赤字を防ぎ利益を出すことができるでしょう。

原価を元に値段設定する際には、原価率を利用するのがおすすめです。

仕入れ金額の違う商品でも、原価率を決めれば全て同じ計算式に当てはめて価格を出せます。

原価率での価格の計算式は、「原価÷原価率」です。

販売価格の中の原価の割合を決めることで、仕入れ原価に応じて常に一定の割合の利益を得ることができます。

需要を考慮して決める

消費者側の考え方を汲んで、買ってもらえそうな価格を決める方法もあります。

転売では、販売サイトや中古市場の相場を見て、需要を確認するのがおすすめです。また、販売サイトごとに需要に差が出ることもあるため、自分が使えるサイトでの需要を知ることも必要です。

在庫の有無で決める

値段設定を在庫の有無で決める方法も、需要で決める方法と似ています。

在庫が切れている商品は基本的には需要が高く、在庫が余っている商品は需要が低いことが予想できます。

そのため、在庫がある商品よりも、在庫がない商品の方が比較的強気の値段設定ができるでしょう。

売り切れていて買いたい人が多い商品は過去の価格より値上げしても売れる可能性があります。

転売初心者でも売れる値段設定のポイント

転売での値段設定は難しそうですが、初心者でもポイントを押さえれば売れる価格を付けられます。

情報を収集したりちょっとしたコツを使ったりして、売れる値段を付けましょう。

ライバルの価格を参考にする

転売初心者が売れる値段設定をするのに参考になるのがライバルの価格相場です。

ただし、右へならえというように全く同じ価格にするのではありません。

実際に過去に売れている価格相場を調べて、それを元に価格を決めます。

自分の商品のコンディションが良い場合には平均よりやや高値に設定することも可能です。

価格をリサーチする際にはせどりツールなども活用して効率よく行いましょう。

価格に送料を上乗せして送料無料にする

転売でうまく稼ぐには、価格にあらかじめ送料を上乗せして送料無料で売り出すこともおすすめです。

実際には送料も含まれた価格であっても、送料無料の表記に注目するユーザーは多くなります。また、複数購入した人に対して送料の割引などをするのも効果的です。

多くの人は送料が安くなることで割安感を覚え、自然と購買意欲を掻き立てられます。

値段設定用のツールを使いこなす

転売で速やかに商品をさばいていくためには、細やかな価格の調整も必要です。また、転売初心者のうちは、値段設定を独りよがりにならず合理的かつ客観的に行うことが大切です。

そこで便利なのが値段を自動で設定や変更できるツール。

他のライバルたちの出品に合わせて客観的に価格の変更などを行い、価格を設定し直す手間や考える時間を省きます。

ただし、自動でどんどん値段を下げてしまい、価格競争に巻き込まれるリスクには注意が必要です。

あらかじめ最低価格などを登録して、自分が望まない金額では売らないようにしておきましょう。

転売の値段設定の注意点

転売で値段設定をする際には、陥りがちなミスやトラブルがあります。

値段設定で失敗しないように、あらかじめ注意すべきポイントを押さえておきましょう。

売上に悪影響を及ぼすこともあるため、慎重な対応が必要です。

安くすれば売れるとは限らない

転売での値段設定で重要なのはあくまでも適正な価格であり、安くすれば良いわけではありません。

安くしたからといって売れるとは限らず、安易な値下げは余計な価格競争を生み出すだけです。

商品には商品ごとの価値と売れる価格があり、価値が高いものは値段が高くても売れます。

それを安易に安い方がいいと判断してはいけません。特に中古品はコンディションの違いがあるため、同じものでも価格が違って当たり前です。

最安値の商品は自分の商品よりも状態が悪いかもしれないため、売りたいからといってやみくもに最安値の商品に価格を合わせる必要はありません。

適当な値段設定はトラブルの原因に

安売りしすぎるのも良いことではありませんが、適切な範囲を超えて高値を付けるのも危険です。

適当な価格設定は、後々トラブルの原因になることもあるため、注意しましょう。

根拠のない高値での転売は、クレームや最低評価を受けるリスクになりますし、返金の対象となることもあります。

また、こうしたおかしな値段設定を続けると出品者として信用を失い、それ以降の出品物が売れなくなるかもしれません。

評価や口コミなどを見て出品者を選ぶ人は多いため、あこぎな商売は避けて、まじめに信用を得られる出品者を目指しましょう。

中古品を高く売るには信頼と実績が必要

転売では、新品よりも中古品を売る方が初心者にはハードルが高くなります。

中古品を高値で売るためには、信頼と実績が必要となり、評価や口コミ数の少ない初めのうちはなかなか高値で買ってもらえないかもしれません。

そのため、初心者はまず信頼してもらえるように実績を築きましょう。

販売数をこなし、良い評価をもらうことで少しずつ信頼してもらえるようになります。

うまく値段設定できるようになるには

初心者の頃は、転売商品の値段設定で迷うことが多いものです。

自信をもって値段設定できるようになるためには、以下のような点を意識しましょう。

合理的な計算式を持つ

転売の商品価格は、自分で自由に決めることもできるため、かえって判断に困ることがあります。

そんな時には、客観的で合理的な計算式と決め方のルールを決めておくことをおすすめします。

利益率や原価など、自分が値段設定する基準を決めて、使う計算式も決めておきましょう。

あらかじめ計算式が決まっていれば、迷いなく常に一定の利益が出るように価格を決められます。

自分の感覚で値段設定しがちな人も、決まった計算式を持つことで相場を逸脱した値段設定を避けられそうです。

経験を積むことも大切

転売初心者が値段設定に悩むのは当たり前のことであり、その悩みは経験を積むことでしか解消されません。

いくつかのやり方に沿って客観的に値段設定することもできますが、それらも効果が実証されているわけではなく、売れないこともあります。

転売の値段設定がうまくできるようになるには、こうしたやり方を模倣しつつも自分で試行錯誤して、自分なりにベターな法則や方法を確立していくことが必要です。

やっていくうちには思ったように売れないこともありますが、工夫や努力の経験を重ねることで価格設定は自然とうまくなるでしょう。

転売は適切な値段設定で成功できる

転売では値段設定が売れ行きや利益を決めます。

そのため、転売で成功するためには、正しい値段設定の方法を学ぶことが必要です。

ライバルの出品価格や過去の商品相場など、参考にできる情報はいくつもあります。

値段設定では、これらの情報を客観的に見て、合理的て適切な価格帯を見つけることが求められます。

すぐにうまく価格を付けられるようにはなりませんが、トラブルに合わないようにポイントを押さえて値段設定をしましょう。

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