この記事では、転売ヤーは儲かるか？の疑問に対し解説をしていきます。

年収や儲け方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

当メディア(物販ラボ)では1000名以上の方に転売・物販の指導実績があり、こちらの記事はネット販売の経験が8年の経験と知見による内容になっています。

記事の最後では「ネット販売スタートマニュアル」を配布しています。ぜひ最後まで読んでいただき、活用してください！

転売ヤーは儲かるの？

イントロダクション

何かビジネスをやってみたいと思っていて、「転売ヤー」が目に付いたという方もいるかもしれません。最近は転売ヤーは儲かるという話を聞くようになりましたが、実際はどうなのでしょうか。

弊社では「転売ヤー＝悪質な転売で儲ける個人・事業者」と定義しているので、その問題点を紹介すると共に、正しい転売ビジネスでも儲かるのかどうかを解説します。

転売ヤーは儲かるの？

収入の面で考えると、儲けている転売ヤーは多くいます。
実際に1,000万円を超える年収を得ている人もいます。

ただし、転売ヤーとは「悪質な転売で儲けている個人・事業者に対する俗称」です。主に、転売を目的としてトレンド商品を大量購入し、多額の利益を得ている人を差します。

転売自体は違法な行為ではないものの、商品の不当な買い占めを行ったり、常識外の価格で転売を行ったりといった一部の悪質な転売ヤーによって、転売を用いたビジネス自体のイメージが大きく低下しているといえるでしょう。

・（関連）転売ヤーとは？その悪質性と、転売ヤーと言われない物販・転売の方法を解説

適正な方法で仕入れを行い、相場に基づいた価格で商品を販売する真っ当な転売ビジネスを行っている人でも、上級者になれば、年収1,000万円を達成することができます。

早い人なら1～2年で上級者になれます。ただし、人によっては間違ったやり方や判断ミスで赤字になる可能性もあるため注意しましょう。

当然のことですが、個人で転売をやる場合では、その人が転売にかけられる時間、獲得したスキルによって収入が変わってきます。時間をかければ年収がアップしやすくなり、さらに組織化して青天井の年収にもっていくことも可能です。

また、時間だけでなく、売れる商品が見つかるのか、資金力があるのかでも影響します。年収1,000万円クラスの上級者になりたいと考えるなら、少しずつスキルを高めていって、転売の総合力を高めるようにしなければなりません。

転売の儲け方とは？

真っ当な転売方法でも儲けられると分かったら、次は儲け方を確認しましょう。
儲け方といっても人によってやり方が違うため、いろいろなパターンを知っておくようにしてください。

中古品からお宝を見つける

転売での儲け方には、中古品を取り扱うやり方があります。リサイクルショップ・フリマアプリなどを利用して中古品を仕入れて転売するやり方です。

中古品は、実は高価なものが見つかることがあります。

リサイクルショップに売られたものすべてで市場価値を調査しているわけではなく、なかには値段付けの甘いものがあるからです。1日に大量の品が持ち込まれているお店では、掘り出し物は平然と並んでいます。

たとえば、以下の中古品を仕入れてみるといいでしょう。

リサイクルショップの店員は幅広い商品の知識はありますが、特定商品の専門家ではありません。そのため、専門性の高いレコード・食器類・絵画などは価値を見抜けません。

また、古いおもちゃ・電化製品・アパレルは迷わずジャンク行きでしょう。古かろうがマニアにとって価値がある商品は、本来なら価格が上がるのですが、毎日大量に仕入れるショップだと見逃しやすいため、意外とお宝が眠っています。

マニアックな商品を攻める

リサイクルショップ・フリマアプリ・店舗では、マニア向け商品があります。

マニア向け商品とは、市場に数が出回っておらず希少価値が高いためプレミアム価格になっている商品のことです。商品によっては、1個10,000円の価格がつくこともある狙い目ジャンルです。

転売でマニアックな商品を攻めるなら、ホビーがおすすめ。大人がコレクションするようなフィギュア、販売数が限られているおもちゃなどです。

マニア向け商品は価値がわからないと難しいため、ホビー系の趣味がある人に向いています。

トレンドものは早め仕入れて早めに売りぬく

短期集中でいっきに稼ぎたいなら、トレンドせどりがおすすめです。
話題となっている新商品やクリスマス商戦などスピード勝負で転売をやります。

たとえば、限定品やコラボ商品が発売されたときに仕入れて転売する方法です。

SNSなどで話題になっている商品なら回転率が高く在庫を抱える心配がありません。欲しい人が多いのに在庫が不足していれば、プレミアム価格となりやすいでしょう。

トレンドせどりの狙い目商品は、流行っているアニメ商品のフィギュアなどです。ただし、トレンドが過ぎると売れなくなり、価格も下がってしまうため注意が必要です。

どれだけ早く情報をキャッチできるか、ライバルより早く行動できるかが儲けるポイントになります。

小さな利益をコツコツ積み重ねることも大切

転売で大きく稼ぎたいなら、最初から大きな利益を求めないことです。
なぜなら、転売で大きく稼げるようになった人も、最初は1個300円の利益のようにコツコツと利益を積み上げていくことが多いからです。

いっきにドカンと利益を上げる方法は、大企業が得意としています。しかし大量に販売するからこそ小回りが利かず、小さな利益を取りこぼしています。

個人の転売では、そういった企業が逃した商品を狙うほうがおすすめです。最初は利益が小さくて大きな儲けを想像できませんが、小さな利益もばかにしないで積み上げていって年収1,000万円を達成することができます。

小さな利益を積み上げるためには、消耗品や固定費を節約することです。最初から転売で大きな利益を出せる商品が見つかることはほとんどないため、一歩ずつ進んでいくことを意識しましょう。

勝ちパターンを作って取引規模を拡大していく

転売をコツコツ続けていくと、次第に勝ちパターンが見つかってきます。勝ちパターンがわかったら、作業効率を高めるため組織化や外注化をしていきましょう。

外注化する際には、「どこまで作業を任せるか？」が重要になってきます。しかし、最初からすべての作業を外注化することは難しいため、最初は自分で指示を出しながら改善していき、作業マニュアルを作成していく方法がおすすめです。

また、スタッフを過度に信頼しすぎないことです。「半分くらいやってくれればOK」というスタンスでいると気が楽になります。

次第に業務を任せられるリーダー的な存在が出てくるので、自分が指示しなくても作業ができるようになるでしょう。

マニュアル化やフォーマットは急いで作成するのではなく、改善しながら作業します。一度できてしまえば外部に委託して取引規模の拡大も可能で、そうなれば自分の作業が楽になり年収アップしやすいでしょう。

転売での収入について

転売で収入を得るためには、経験を重ねステップアップしていく必要があります。

初めて転売をする人

初めの頃は、Amazon転売で利益率10%前後、ヤフオク転売で20%台と控えめの収入になります。この段階では売れ残り在庫が発生するリスクがあり、売れ行きの良い人気商品を選ぶ力が何より大切です。

各転売サイトの特性である手数料や送料設定なども把握しておかねばなりません。決して高収入は望めませんが、次のステップへの足がかりとなる大切な期間です。

転売の経験がある人

転売に慣れてくると、投資できる資金が増え、より多くの商品を扱えるようになります。その分、売上の上限が高まります。
さらに回転率が上がれば収入アップにつながるでしょう。月収50万円前後で転売を専業化できる目安ともなり、転売で生計を立てられる現実味が出てくるはずです。

転売の上級者

上級者は、情報収集力と売れ筋商品の見極めを確立しており、ほぼ全ての仕入れ商品を転売できるようになります。

その結果、月収900万円以上、年収1億円超という高収入を得る人も現れます。この水準に達することができる人は稀ですが、海外仕入れや法人化、消費税対策といった高度な手法の活用も視野に入ってきます。

長年の経験とスキルの蓄積がもたらす高収入なのです。

このように、転売での収入は経験値によって大きく変わってきます。しかし、それぞれのレベルで確実に利益を上げられる方法があり、着実にステップアップできるビジネスと言えるでしょう。

・（関連）転売の年収はどのくらい？1000万円稼ぐためにやるべきこととは

転売ビジネスで儲かっている人（≠転売ヤー）が辞めていくケースも

紹介したように、転売はちゃんとやれば儲かります。しかし、儲かっている人でも、途中で辞めていく場合があるようです。

肉体的・精神的に辛いビジネスであるため、始めるならそこを理解しておきましょう。一人で継続していくことは難しいので、出口を考えておいてください。

または、儲かったら組織化や外注化をしていく想定で始めることをおすすめします。

なぜ転売ビジネスで儲かっているのにも関わらず辞めていく人が多いのかは、次に紹介する理由からです。事前にビジネスのリスクも確認しておくといいでしょう。

作業時間が長時間化しやすい

楽して儲かっているイメージの転売ですが、実は長時間労働のことがほとんどです。

たとえば、転売で利益を得られる商品についてリサーチしたり、仕入れ先を確保したりと、一つの商品を扱うのに頭も手も動かす必要があります。

また、在庫確保のためには、オークションやフリマサイトのチェックをルーチンとすることも必要になります。

人によっては、1日に8時間以上働くこともあります。サラリーマンやバイトの感覚で転売ビジネスをやると、体力的にキツイと感じてしまうかもしれません。

やりがいや将来性を感じにくい

転売ビジネスで一番辛いのは、人から嫌がられる存在になることでしょう。SNSを見ても、「転売ヤーのせいで欲しい商品が買えなかった」という愚痴がたくさんあります。

前述の通り、正しい転売ビジネスと、悪質な転売行為で人に迷惑をかけている転売ヤーはまったく異なります。しかし、世間のイメージ的には「転売＝悪質な転売ヤー」と見られてしまうことも少なくありません。

家族や友人に堂々と「転売で稼いでいます」と言えないことも、転売ビジネスの仕事を続けられない理由のひとつとなっています。また実際に、転売に対しての世の中の規制は厳しくなってきているといえるでしょう。

これからも転売を続けていくつもりなら、新たな戦略を考えたり、より先鋭的なノウハウが必要になるかもしれません。

世間体が悪い

そもそも、転売ビジネスは人から嫌われる要素がつまっています。ひとつは誰でも買える商品を転売しているため嫉妬されやすいこと、また楽して稼いでいるイメージがもたれやすいことです。

実情を知ると、転売は汗水流して稼いでいることがわかります。しかし、世間からは、商品を右から左に流しただけで儲けている印象が強いようです。

本当は毎日長時間にわたって頭と手を動かしていたり、仕入れた商品が売れないリスクを負ったりしているため決して楽ではありません。それでも、世間からの目は冷たいため、精神的な辛さから辞めてしまう場合があります。

転売を経験することでもっと儲かるビジネスが見える

世間体が悪く将来の不安がある転売ですが、転売を入り口にして別のビジネスにつなげる考え方をしてみてはどうでしょうか。

転売は、商品を仕入れて売るだけのシンプルなビジネスです。しかし、商品の目利きが育っていき、ビジネスの初歩を学ぶにはちょうどいいでしょう。

将来も続けられるビジネスにしたいなら、中国でのオリジナル製品開発もおすすめです。オリジナル製品といっても、中国大手卸売サイトを利用する方法のため、転売をやったことがある人なら挑戦しやすいでしょう。

このように、転売の経験を別のビジネスに活かす考え方で取り組んでみてください。

転売ヤーの収入と儲け方まとめ

紹介した内容から、転売ヤーは儲かる仕事だと分かったのではないでしょうか。しかし、楽して稼げるビジネスではありません。

地道にコツコツと作業を続けた人だけが儲けられるビジネスのため、最初にリスクの部分にも目を向けるようにしてください。

また、やりがいや将来性に不安を感じる場合では、別のビジネスのベースを固める意味で転売ヤーにチャレンジする考え方がおすすめです。

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